サイクルショップ ワラガイ

~福島県の片隅の小さな自転車屋~

===ここから第四章です=====
==第三章は読みおわりましたか?===


















第四章『ドリフメモリーズ』



今回のロングライドでは食事後になんと40分も休憩を取るという贅沢なタイムスケジュール!
去年のように胃袋ギリギリでカツ丼が踊ってる状態ではないので
帰路も余裕の表情をみせる一行。
 

昨年とどうようの勾配約20%の坂も体験してもらう。

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※どうしても写真でとると 大したこと無いように見えちゃいますね

一部往路と同じ道を辿りながら国道113号線にぬけ阿武隈川沿いの土手に到着。

 

ここで明星マスクの脚に不調が見られてしまう。
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明星マスク『君達。私に構わず先に進んでくれたまえ。』
店長『明星マスク!僕達はいつも一緒なんです!』


と寸劇をしながらも30分の休憩を取り、土手沿いの芝生で横になったり、
地べたに座り込んだりとしてしばし談笑をして過ごす。
 

明星マスクの脚の攣りも回復し再出発するも
土手沿いでは朝の比ではない強風が吹き荒れている。


通常なら先頭をゆずって土手沿いサイクリングを堪能してもらうとこだが、
強風の中ではリスク管理に問題があるため超慎重派の店長がそのまま先頭を突っ走る。

丸森に近づくにつれ風の勢いは強くなる。
店長『もう限界ですね!土手ではなく下を走りましょう!』
メンバー『あ~い』
 

土手沿いの道は最近新しくなったのか素晴らしく綺麗なのだが、その分油分が含んでるのか若干すべる。
その上 土手沿いから下の道路への道が急勾配となっており起こるべくして起きるアクシデントが発生。
 

そう。
みんなのマスコットキャラであり、沈着冷静な小野キュンがベッコンバッタンしてるではないか!!

片方はクリートが嵌っている。
前方は人がゆっくり下りてるので勢いつけてくだれない。

そう、その姿はまさに〔8時だよ!全員集合〕の1場面の様。

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※結婚前提の彼女募集中! まずはワラガイまでお問い合わせください。

劇レア映像となります。
本人からNGが出たら消しますので、目に焼き付けてください。


そんな中、
急遽新しいコースを模索することになりパニックとなった店長。
店長『アワワ。アワワワワ。アァーーーォ』
ヤマさん『店長。こっちをポンポンポンと行けば鹿狼市場近くに抜けれるよ』
!!!
今日のヤマさん輝いている。
 

店長『じゃ、ここからポンポンポンコースでいっちゃいま~す』
他のメンバーA『はっ?』
他のメンバーB『ポンポンポン?』
他のメンバーC『やっぱり またか』
他のメンバーD『大丈夫なの?』
他のメンバーE『ま、いってみましょ』

店長『大丈夫ですって^^ ポンポンポンです』



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すると、どうだろう。
本当にポンポンポンという間に鹿狼市場についてしまう。


ここまでくれば、我々の庭の様なもの。


タイムスケジュールもピッタリに進んでいる。
ということで、ここでも大目に休憩時間を30分とって一時談笑が始まる。

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そして最後の峠〈鈴宇峠〉。
ただ登るのでは面白くないので
小野さん、スギハチさん、ザワザワさんの坂馬鹿三兄弟は2回(一度登ったらスタート位置まで戻り再度頂上へ)
それ以外の正常なメンバーは一回のみでゴールという競争を提案。

店長『さ、さ、スタート位置につきましょ』
坂馬鹿三兄弟『え~~。無理だよ~』
といいつつも、
いち早くスタート位置で待機してる3名。
(すげ~。この人達すげ~。本当にやってくれるんだ!)


店長『よ~い。。スタート!!』

全員が勢いよく峠に向かう。
ヒルクライムだといくら全力だしたとしても時速30kmなんてだせないだろうから
安心して遊べる。


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結果については、
想像にお任せをするとして本日最後の峠を満喫したメンバー達。

残りのワラガイまでの約7kmはノンビリと無事に帰還できることを
全員で喜びを噛み締めながら走行。


今回も誰一人怪我も事故もなく
楽しいロングライドイベントとなりました。
一緒に参加したメンバー、サポートカーの皆さん、御愛読いただいた貴方に感謝します!

 

 


おわり



・・・・そして伝説へ。




 

===ここから第三章です=====
==第二章は読みおわりましたか?===


















第三章『フラッシュバックトウザフューチャー』



県道12号線にたどり着いてタマゴ舎を目指して進むワラガイ一行。
全長6kmの登り坂。3kmは登りきり残り3kmとなったと思ったその時、
左手にタマゴ舎の大きな看板が出現!
 

〔タマゴ舎まで残り7km〕


なんだと!

6km-3km=3kmではないのか?

きっと今日の蔵王は最近の異常気象の影響で磁場が狂いだし時空の歪みが生まれ
6km-3km=7kmとなってしまうのだろう。
 

あとで
メンバーにもこの異常気象のことを話しておこう。


最近の異常気象のせいで、また店長が責められるという図になるではないか。
本当に困ったものだ。





言い訳を考えながらも蔵王ございんホールに到着しトイレ休憩。

店長『ここが3週間後の蔵王ヒルクライムの受付会場です』
メンバー『おお~、なつかし~』



目を閉じれば1年前に焼きソバやアサリ御飯、エクレア、玉こんにゃくを食べてる皆がいる混沌とした風景と、3週間後に焼きソバや玉こんにゃくを食べている皆の風景が思い浮かぶ。


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そしてやっと〔タマゴ舎〕にたどり着く一行。

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3週間後に蔵王の頂へ挑戦する我々へのあてつけなのか、
突如曇りだし、ポツリポツリと水滴が落ちてくる。


参加メンバー誰一人「雨」という言葉は出てこないので幻覚なのだろうか・・・


さすがにこの状況の中、外でソフトクリームを食べる人はほとんどなく、
焼き菓子やメンチを食べてるメンバー。

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折り返し地点までくると後は帰るだけという安心感と、もう終わってしまうのかという寂しい気持ちが入り混じる。

でも、
これからが温泉とカツ丼というメインイベントが残っているもん。寂しくないもん。


ということで
まぁまぁ素敵な道と噂の県道115号線へGO!!

が、
思っていたよりも楽に登頂。

うん。
確実に坂道への感覚が馬鹿になってきてる。

などと、集団ロングライドにおいてもっともリスクが高くなる大嫌いな下り坂を処理してるうちに豚匂がしてきた!


先回りのサポートカー部隊と巨大豚石像に出迎えられて、いい湯へ到着。


今回はサポートカーに自転車の見張りをお願いできたので
17名全員で一気に温泉へ突入!!


サポートカーは本当にありがたい。

前回よりもじっくり温泉につかる。

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そのまま昼食にする予定だが10分程早いので各々テーブルで団欒やマッサージ機にて一息。

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・・・その時は来た!


カツ丼、ソースカツ丼、味噌カツ丼、カツカレー、角煮丼、天丼、ソバ、
みんな半年振りの食事に舌鼓を打ちながら今日のこれまでの工程について話に華を咲かせる。
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そしてサポートカー部隊と食事を交代して いい湯を後にする。


いい湯に自転車で来るのは次はいつになるのか。。
【ロングライドにおいて同じ目的地・休憩場所は2回まで】というワラガイルールがある以上、
当分いい湯に来る事はないだろう。

今にもこぼれ出しそうな涙を蓄え、巨大な御稲荷さんをぶらさげた石像豚に軽い会釈をする。


振り返らない・・・長くロングライドを続けていればきっとまた出会えるだろう。
ありがとう。。

君のロースの味は忘れないだろう。本当にありがとう!



つづく。

===ここから第二章です=====
==第一章は読みおわりましたか?===


















第二章『予定調和』

 

サンマート東根店に辿りついた瞬間、
伊藤さん『あ゛ぉ~~~』
と店の逆側へと駆け出す。
 

何事かとメンバーが伊藤さんを見守っていると
道路を挟んだ向こう側の畑の真ん中に佇む山羊とポニーと見詰め合っているではないか!


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店長『い・・伊藤さん?』

(ちがう!)

口の位置が違う。これは田中邦衛だ。
 

店長『く・・邦衛さん?』
伊藤邦衛さん『る~るるるる、る~るるるる』
 

見詰め合う3匹。北海道での思い出を語り合っているのであろうか。

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というやりとりを横目に
朝食購入の為に店に入っていくドライなメンバー達。

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栄養ドリンクを補充して伊藤さんも通常に戻り、いざ出発。
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ここまでのスケジュールは約10分遅れてるがパンク・トイレ休憩があったのを考えると一切問題ない!
 

県道50号線に入るまではヤマさんにフォローしてもらいながら進む。
そして問題の新規ルートに入った瞬間、違和感を感じるメンバー達。

そう、
目の前が雑草&砂利へと変わりつつあるのだ。

ついに来たか!この瞬間。
恐る恐る振り返るも、嬉々とした視線が痛い。

ヤマさん『ここからは道知らないけど、行けなそうだよね』
荒さん『ま~た、やりやがって♪』
 

ここからは別ルート登録しておいた最新型人型ナビゲーションシステムⅡコードネーム:スギハチを起動。しかし根本的にルートが違うようで
ナビ=スギハチ:[アナタノイッテルイミガワカリマセン]
と表示される。

・・・むむむ、他力本願もここまでのようだ。
 

いいでしょ。今まで何度同じようなことがあったか。
奥の手であるワラガイスーパーコンピュータによる3手先までのシミュレーションを繰り返す。
 

数名からは諦めて、
『トントンの丘経由でタマゴ舎に向かおう』とか、
『いい湯に2時間浸かろう』とか、

様々な意見を貰いながらも〈前回と同じコースを出来る限り避けたい〉という大前提を
覆さないよう導き出した答えが【4号線の歩道を超低速で処理する】
 

この選択は正解だったのか間違いだったのか、
県道や峠道など車通りが無い場所しかしらない僕達を待ち受けてたのは
国道4号線という車道には途切れることなく高速走行中の車と、
春になり成長してきた雑草と、砂利や段差が頻繁につづくという様々危険に満ち溢れた4号線歩道という現実であった。
 

パンクだけは回避する。

これのみを念頭に時速10km以下の超低速でちょっとした段差や砂利には耐えてくれることを祈りつつ進むこと約15分。
 

着いた!

無事に当初予定していた県道12号線に合流ができた。
 

タイムスケジュールではタマゴ舎まで後25分しかないが、
距離も6kmぐらいとこちらも問題無し。
 

荒武さん『店長、後どれくらいの距離なの?』
店長『あと6kmぐらいですよ~』
荒武さん『またまた~。騙してるべ』
店長『いやいや、本当にすぐですよ^^ とりあえず時間がおしてるので予定通り5班に別れて出発しましょう』


県道12号線。
Google地図で見る限り路肩が狭く集団走行したら車に超迷惑かかるだろうと、
3~4人編成で5班に別れ1分置きに出発する。
 

3kmくらい走行し残り3kmで到着かと思われたその時、
左手に大きな看板が出現。

店長ニュータイプに覚醒。

~----キュィーン---~
 

《くる!》


つづく。

桜前線が通過した。
道端の街路樹に視線をおとすとツクシが生えている。
店の窓ガラスから外を眺めると例年通りツバメ達が元気に飛び交い始めた。

 

つ・い・に・春だ~~~!
春なのだ!

寒い冬とじっと耐え抜いた分の反動なのか
何をして遊ぼうか、、
どんな冒険をしようか、、
楽しみすぎて頭がおかしくなりそうだ。

 

蔵王ヒルクライムレース前に体も鍛えなおさなければいけない。
でもシーズン開始直後で冬眠組のメンバーがロングライドに耐えられるのか。
そもそも新しいルートを迷子しないで通過できるのか。
 

不安や葛藤の中、
偉人の言葉が頭を横切る
『この腕と勇気で危険をきりぬけるのだ!!  剛田 武』


そうだよね!
ありがとう武さん。


でも去年みたいに迷子になったときの後ろからの突き刺さる視線には耐えられないよ。
どうしよ、、、
どうしたらいいの?



助けて ワラえも~ん


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メンバー一覧
・スギハチさん  ・・・坂道が大好き。峠が大好物。俺を峠へ連れてって♪
・カトピリさん  ・・・ワラガイRCの風紀委員。STOPお下品!
・ザワザワさん  ・・・愛を届けるポストマン。高橋さんにだけ猛毒注意。
・鈴木洋さん   ・・・自転車だけではなく空も愛する鳥人間。
・秋山さん    ・・・いかに楽に登坂するのかが重要。脚に電子部品を組み込むのか。
・田村さん    ・・・相馬-南相馬間をロードで通勤中。どこまで速くなるのか!
・小野さん    ・・・店長の宿敵。とても優しい小さいおっさん。
・伊藤さん    ・・・平地であれば300kmくらい余裕の平坦ロッカー。
・橋浦さん    ・・・今年で-26kgとバイク2台分以上の減量に成功!
・荒武さん    ・・・店長に騙されて自転車にハマッチャッタ。ねっ、楽しいでしょ!?
・ヤマさん    ・・・裏道なら俺にまかせろ!魅惑のコースを走りたいならこの方と。
・明星マスク   ・・・困ったときに現れるアイツが参戦。
・村上さん    ・・・RFA5新色が眩しいぜ!
・星さん     ・・・平成生まれのNextジェネレーション。
・菊地さん    ・・・シクロクロスで毎朝20kmトレーニング中!
・伏見さん    ・・・RL8 赤い色で通常の3倍(当社比)
そして店長の総勢17名。





【第一章 出発モーニング】


ロード乗りの大方はスネ毛を剃ってる。
何故 剃るのか?
皆さんはなんと答えているだろうか?
アイドルの脱毛と同じ感覚だったり、落車時の手当て対策、エアロ効果と様々な意見はあるだろう。

しかし実際のところはそんな次元での話ではない。


冬場は剃らず手入れをしていない状態のまま夏場に突入してしまうと
そのまま成長をつづけバッファローマンの様な脚になってしまい、
チェーンに絡まってしまうからなのである。【民明書房刊より】


さて、
そんな理由でロングライド前日の夜、
スネ毛剃りをどうするべきか風呂場で一人たたずむ店長。

明日は天気は良さそうだが強風の恐れがある、
むむむ、もうちょっと暖をとる為に伸ばしておこうと決意。

蔵王ヒルクライムの時には絶対剃らないといけないですよね^^
500gくらいの軽量化は見込めますし。


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そして朝4時50分。
全員が揃い簡単なルート・タイムスケジュールの説明をする。
※そして今回もありがたいことに荒さんの奥さんにサポートカーを出していただくことに!!


さぁ、いくぞ~
しゅっぱ~~~つ。


思ったよりも風はなく颯爽とすすむ17名。
人数が多い分リスクは高くなるが徹底したルール管理をしているので安心して走れる。
 

スタートして30分くらいで後ろから声が
鈴木洋さん『店長~。トイレにいきたい』
急な生理現象は誰も止めることなどできないですもんね!

店長『は~い。止まりま~す』
と後列に指示をだす。

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すると更に後ろから、
菊地さん『てんちょ~、パンクしちゃった~』
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パンクも運なだけに避けようがないですもんね。
それにしても凄いタイミングでトイレとパンクとなったもんだ(笑)

サポートカーが併走してくれたお陰で、フロアポンプを使用でき「あっ」という間に修理完了。

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他の人もトイレがあるかもしれないので小休憩をとり、


いざ最初の峠《小斎峠》へ。
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さすがにロングライドも回数も重ねてるので小斎峠くらいじゃ悲鳴をあげる人は無く
誰も遅れることなくクリア。


今回は分刻みのスケジュールの為、
早々に最新人型ナビゲーションシステムであるヤマさんを起動し角田の陸上競技場から阿武隈川沿いの土手を北上し、最初の休憩ポイントであるサンマート東根店に向かう。


風も思ったよりも弱く暖かい日差しに包まれて17人は優雅な土手沿いライドを進むと
あっという間にサンマート東根店に到着。

その瞬間、17人の間にたい緊張走ったのであった。



つづく。
※今日は具合悪いので文章適当でした。後で直します。


 

杉目 様 購入のKOGA KIMERA UD DURA-ACE9000組み

極太のダウンチューブと
フレーム宿るキメラが吼える!!

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峠の一秒を求める為にパーツ選択した極限の1台

明日を捨て、
今日の一秒を求める男の生き様を見よ

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