サイクルショップ ワラガイ

~福島県の片隅の小さな自転車屋~

2023年GUSTOの紙資料が届きました。

昨今の状況は御存知かと思いますが、
注文いただいても長~くお待たせすることになりますが御注文おまちしております!
なんと2022年継続モデルも価格据え置き(今のところ)という神対応の日本代理店様です。

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最新在庫 リムブレーキモデルの Rangerに在庫有ります!!
無題

のんびりしてると、2023年生産分がまた終わっちゃいますよ!

と言ってる間に下記連絡入りました。
GUSTOはこの度、下記の2モデルの受注を終了することが決まりました。
・RANGER DISC SPORT
・RANGER DISC SPORT ULTRA

この2モデルはGUSTOが想定していた以上の注文を受けており今後の受注を止める事が決まりました。
こちらのモデルの受注再開予定は今の所ないようです
 

シマノ製変速機 RD-TY21Bの一部において、走行中ブラケット軸が脱落してしまう事例が複数発生していることが判明致したと連絡がありました。
※一般自転車の外装ギアタイプやスポーツタイプの自転車にも搭載されて事が多いです。

走行中にブラケット軸が脱落するって、結構大ごとな事象ですので仕様されてる自転車を大至急確認されることをお勧めします。


■対象シマノ製品
RD-TY21B(製造ロット TF/TG/TH/TI/TJ/TK/TL)


他店購入自転車であっても、
本件の無償点検・修理をしますので安心ください

※当店では一般車両では内装ギアしか販売してないので、本件は対象外となりますので御安心ください。

2022年6月1日より一般自転車(ブリヂストン・マルイシ)で20~30%の値上がりとなります。

今までは高品質であるブリヂストンをメインで販売しておりましたが、生活の脚となる自転車が高すぎて購入できないという事態を解消すべく当店でも格安ブランド自転車の取扱いを開始します。

2万円代からの自転車も販売しますので、予算に合わせて御相談ください。

※格安ブランド車種に関して、カゴや泥除けの多少の歪み、スレ傷でも交換不可となります。
値段なりの商品(安くて高品質はありえない)であることを理解の上、御購入いただけますようお願いいたします。

昨年末に実験してチェーン内部に浸透する事を確認していたスクワート。
私も3月から使用してきて実体験を重ねてきました。
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デメリット
・一番最初だけだがチェーンの脱脂作業が必要となる。
→対策:メーカーが勧めるクリーナーを準備した。
・余分なワックスのカスがスプロケの隙間に溜まる。
→対策:細いマイナスドライバーで簡単に取れる。
・480-640km使用可能とあるが、これは嘘っぽい。
→対策:私は200km毎にワックスを塗布して使用して、チェーンを労わって使用している。

メリット
・走行時に滑らかにチェーンが動いている。
・オイルのように真っ黒な汚れになりづらい(全く汚れない訳ではない)


先日の雨天での蔵王ヒルクライムレースでも非常に調子よく回すこともでき、チェーンにダメージも無さそうでワックス系チェーン潤滑剤として非常に良い物であると判断しましたので大量に入荷しました。使用するにあたり半信半疑の方も多いかとおもったので、小さいタイプも多く仕入れてます。

チェーンルブ
500ml・・・5500円(税込)
120ml・・・1540円(税込)

BIKEクリーナー(有機溶剤を含まずフレーム洗浄にも使用可能)
60ml(濃縮タイプ)・・・330円(税込)



 次回の入荷時期は未定なので、興味あれば是非ご利用ください

===ここから後編です=====
==中編は読みおわりましたか?===


2017蔵王ヒルクライム 後編~たった一つの言葉~


23時00分、、くっ、起きてしまった。
22時の消灯と同時に眠りについたと思ったが、夢と現実の狭間でウトウトが続いていた。
温泉の効果なのか、体の芯も暑くて熱がこもってる気がする。

気分転換にトイレに行って、天気予報を見るも何もかわらず雨予報のままだ。
一緒の部屋の中川さんからは時折「ふぅ~、はぁぁ~」と溜息がこぼれてるので、中川さんも寝付けないでいるのだろう。声をかけて話をしだすともっと寝れなくなるので、こういう時は静かに眠くなるのを待つのがいい。

00時30分、、ふぅ、また目が覚めた。
どれだけ天気が気になってるのだろう。自然とスマホで天気予報を検索しはじめている自分に苦笑いをしてしまう。

01時50分、、頼む、頼むから寝てくれ。

02時30分、、もう起床時間まで1時間30分しかない。頑張って寝よう。

04時00分 PIPIPIPIPI 朝だ!起きた!
細切れながらも少しづつ寝れたので、ダルさは無い。
すぐに天気予報を確認すると「天気が変わってる!!7時~9時までが曇りになった」

店長「中川さん、おはようございます。朝です。レースできるかもしれないっすよ」
中川さん「あっ、おはようございます。本当ですか!?」
店長「ギリギリまで雨降るっぽいですけど、7時から曇り予報に変わったんです。信じましょう」
中川さん「よ~し、がんばりましょう」
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早速、他メンバー達を起こしに行く。
店長「ほらほら、朝だよ~。レース出来そうだよ~」

ここからは、自分の事だけで精いっぱいとなる時間帯だ。
サロンパス湿布をアキレス腱、脛、脹脛、膝、太もも前後、腸腰筋、腰に貼り、スポーツバルムを塗りたくって寒さ対策を行う。
500mlのOS-1でサプリメントを一通り飲んで、カルニチンとβアラニン、EAAのスペシャルドリンクを作成して、朝食を済ませる。
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ここで悩むのがウェア選びとなるが、どう考えてもこの後に晴天になることは無さそうなので10℃対応のロングパンツと、長袖ジャージを着て廊下を行ったり来たりしてると、

荒武さん「なんだ店長、ワラガイジャージ着ね~の?店長なのに?」
店長「えっ、えっ、そうですよね、僕、店長なんですよね。ワラガイジャージ重ね着します。」

・自然の家の鉄則である、布団は綺麗に畳んで元の状態に戻す。
・部屋は掃除してから退出する。
無理言って早朝から対応いただいた自然の家の職員さんにメンバー全員で御礼を言って退所する。

自然の家をでると路面は乾いていて、雨なんか降っていない。
天気予報では4時頃から降ってたはずだから大きく変わったのかもしれない!

店長「これって、大丈夫なパターンじゃないですか!よ~し、レースだ!私はコンビニ寄ってから選手駐車場に向かいますね。駐車場ついたらウォームアップしましょ」

空を見上げれば、真っ白な雲が辺り一面を覆っているが、真っ黒な雲という訳では無いので雨は降らないのかもしれない!やっほ~~~~いと、声を上げながら車で移動して行くと遠刈田の街中に到着と同時に雨粒が落ちてきた。

店長「何、何、なんなの!そんなに俺達を拒絶するのかよ~蔵王様~」

セブンイレブンに入り、レギュラーコーヒーを買って保温ボトルに詰め替えていると荒武さんもやってきた。

荒武さん「駄目だ、駄目。雨粒がこ~んなに大きいだもん。本降りだよ」
店長「え~~~。とにかく駐車場に向かいますね」

駐車場に着くころには雨の勢いはドンドン強くなっていくばかり。
すでに到着してる他の選手達はハッチバッグを開けて、その下でローラー台でウォームアップしていたが、余りの雨の強さに片付けして車に避難しはじめている始末。

急いで雨雲レーダーを見てみると、東側から蔵王山頂方面へ雨雲が流れていく。しかも今から真っ赤なレーダーになったのが迫ってる。
バケツをひっくり返したような雨が続く中、時間はドンドン過ぎていく。
6時を過ぎても雨脚は弱くならず、絶望的な空気が流れている。
駐車場といっても広いので他のメンバーと相談するわけにもいかず、近くに止めている荒武さんとネリオ、高橋ペアの車の様子を伺うくらいしかできない。

予定では30分くらいの強めのウォームアップをして、暖機運転が完了している時間帯だろうか。
もう大会中止もあるのだろうか、と大会HPを見ても何も情報は出ていない。

6時20分 雨が弱くなってきた!雨雲レーダーでも東からの雨雲はかなり薄く表示されている。もしかするとカッパを着て出場できるかもしれない。車を出ると荒武さんも降りてきた。

荒武さん「すげ~雨だったね。店長どうすんの?カッパ着てるけど」
店長「とりあえず大会会場に行ってみます。あわよくば出場しようかなと」

と話をしてると、
上下に完全雨合羽状態のネリオさんと、上だけ雨合羽の高橋さんも降りてきた。

高橋さん「おっ、店長も走るんですか?」
ネリオさん「店長がっかりして、DNSかなと思ったけどヤル気ですね」
高橋さん「店長が出なければ、不戦勝で私の3連勝になっちゃうね」


何が正解かはわからないけど、僕は6か月前からこの日の為だけにトレーニングを積んできた。
最悪の条件の中、雨合羽で目標達成すればカッコいいじゃないか。
雨合羽きて1時間30分を切れるほど蔵王は甘くないけど、今の自分がどれだけのものか知りたい。

店長「俺も出場します」
口に出した瞬間、自分の何かが変わった気がした。覚悟が出来ただけの話なのかもしれないが今までの(ど~しよ~)というウダウダがなくなり、超集中状態というか、ゾーンに入ってるというか、寒さも感じなくなってきた。

歌で宇宙を救ったという熱気バサラという偉人も【たった一つの言葉で 未来はきまるのさ】と歌っていたが、覚悟を決めた言葉には魂がこもるのだろう。

上下に雨合羽を装着して、大会会場に向かう。
大会会場から傘をさして歩いてる人も多く見られるが、DNSで参加賞を受け取って帰るのだろう。

選手受付場所に到着すると、私なんかよりも早く覚悟を決めたワラガイメンバー達も勢ぞろいしていた。
店長「おはよございます~。若松さんも覚悟決まったんですね。おっ、寄木さんは半袖、半パン?死んじゃいますって。あれっ、小野さんはレインウェア無しで行くんですか?」
小野さん「だって邪魔なんだもん」
店長「そうですよね~。雨合羽のパンツはごわついてペダル回せなそうで」

大会スタッフ≪選手荷物預けは残り10分切りました。早めにバスにあずけてくださーい≫

店長「う~、どうしよう。よしっ、下だけは脱いでスタートします。」

バッグに雨合羽のパンツを押し込んで、選手用バスに押し込む。
これでレースに出て、頂上に行くしかない状況になった。
予め伝えておいたワラガイRC集合場所へ向かうと、この雨の中でDNSは2名だけで
ワラガイRCのオジサン方は15名参加すると意気込んでいる。

例年であれば、自分の準備は二の次として写真撮影や蔵王様との集合写真などのサポートをしていたが、今年だけは自分だけに集中させてもらう。
会場入りしたのが遅かったので、もう開会式が始まりだした。
あと30分でスタートじゃないか、、寒さからか仮設トイレも長蛇の列なので焦ってくる。

大会スタッフ≪選手の方はクラス別にお並びください≫

店長「おお、いよいよですね!今日はこの後の天気とか想像できないのでゴール後はバスにするか自走で降りるか、他の人を待つかなどは各自で判断してください。ゴール後も各自解散にしましょう。私は下山したら青根温泉に向かう予定です。よ~~し、頂上にいきましょう!!」
メンバー「おお!!!!」

選手の列に並ぶと、緊張がさらに加速する。
さっきから横で矢吹さんが話しかけてくれてるが、余りの緊張でほとんど右から左にスルーしちゃってる。ごめんね。

列に並んでスタート位置の方へ歩いて行くと、ネリオさんが雨合羽の下を脱ぎ始めている。
他の選手も半分くらいはレインウェア無しでスタートするようだ。
どう考えても僕ごときが雨合羽を着たままで1時間30分を切れるわけがない。
雨もほとんど降ってない状態だ。。。
よしっ、
店長「雨合羽の上着も脱いでいきます。この街路樹に置いて行きます!すいませ~ん、ゴール後に必ず取りに来ますので、雨合羽を脱いで置いててもいいですか?無くなっても文句言わないので。」

選手案内をしている大会スタッフの方に許可をいただいて、身軽になる。
もう何一つ自分に言い訳をさせない状況に追い込んだ。

そして、
大会スタッフ「3,、2,、1,、スタート」

とうとうレースが始まった。
スタートは今まで通りに最後尾から2テンポ遅くする作戦だ。
チップで計測してるのでスタート直後の混雑対策を行う。

が、今までの感覚であれば問題無かったのだが1時間30分を切る目標の今回は平坦区間でいかに時間を稼ぐかにかかっている。
想像以上にスタート後の全体の列がもたついたままで、スピードに乗せられない。

こうなったら滝見台まで抑えて登るという作戦を捨てよう。
今年は予定してた事の9割が出来てないんだ今更怖がることはない。

スタート後に大きく右側に曲がってすぐに強烈な勾配が始まるので、道路の右車線は比較的スペースが空いてるので、旗巻峠をアタックするときのスピードで突入する。
このスピードが持続する訳が無いが、とにかくフラフラしてる人が多い区間を早めに逃げておかないと逆にペースを崩してしまう。

とはいえ、スタート後2kmも経過してないというのに呼吸は酷い状況だ。
滝見台までは辛いのは判ってるのだから我慢の為所。
2016年で足を攣った場所に差し掛かると、何故か脹脛が一瞬ピクっと反応したが、まだまだ大丈夫だ。平均時速を12.6kmを維持できるように我慢しながら登り続けると、ついに第1チェックポイントに到着した!
サイコンを見ると、予定タイム(31分12秒)よりも早く29分58秒くらいで到着できてる。
約1分の保険が出来た。
たしかに疲労具合は酷い物であるが、ここから第2チェックポイントまではこれまでよりは勾配は下がるはず。とにかく時速12.6kmを意識して登ろう。

とはいっても、時速10km台になったりする勾配もまだまだ残っていた。
どこをどうやったら平均勾配7.1%なのか、
さっきからサイコンに表示されてるのは9%以上の勾配しか表示されてないじゃないか!

つづら折りで、時折現れる緩い登坂では重いギアに変えるようにして速度を稼がなくては。
以前までの僕であれば、勾配が緩い区間は息を整える場所であったが、そんな余裕はない。
きっと頂上までは、この苦しい呼吸は続けなくてはならないのだろう。

第2チェックポイントに辿り着くと、辺り一面ガスが濃くなっている。40m先がみえるくらいの濃さなので、まだ危なげなく走る事はできる。ただ、空気が急にヒンヤリしてきた。

ここでは予定タイム(1時間3分58秒)だが、なんとか1時間3分50秒で通過できた。
まずい、貯金が8秒しか無くなってる。
第2チェックポイントからは、1km毎に残り〇kmと看板が出てくるが、残り4kmから残り3kmの看板が出るまでが非常に長く感じる。なんども見落としたのかな、それだったら良いのにな、思いながらも足を回す。
そして残り3kmの看板が見えた。そうだ!ここから料金所まではボーナスゾーンだ。
ほぼ平坦なのでフロントをアウターに変えて全力で回す。
全力といっても今までの疲労で、時速28kmくらいが限界だけど。

そして残り2kmの看板が出て来た。
この時点で1時間18分台で通過できた!予定よりも早く通過できてる。
残り2kmは時速11kmで走行しても大丈夫と計算していたが、もし途中で足が攣ったらタイムロスで時間オーバーもありえる。まだまだ気を抜かずに最後まで全力で行こう。

そしてゴール。
蔵王に参加してかれこれ6回くらいだろうか、遂に1時間27分51秒でゴールすることが出来ました。


蔵王山頂は2014年大会の時と同じくらい寒くて小雨が降っている。
全力を出し切って力が全く入らない状況なので、早々にトラックにロードバイクを預けて選手バスに荷物を取りに行く。
先にゴールしていた杉目さんも着替えを始めていたので
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店長「おつかれさまでした!1時間30分切りましたよ~。きゃっほ~い。でも、もう疲れすぎて駄目なのでバスで下山します。杉目さんはどうするんですか?」
杉目「私は自走で降りようと思います。」
店長「大丈夫ですか?気をつけてくださいね。私は限界なので着替えてバスに乗ってます」

スタッフに聞きまくって、選手が乗っても良いバスを見つけて後部座席に陣取り着替えを始める。
着替えを終えると急に体が動かなくなってきた。
バッグに詰込んでいた菓子パンを食べながらバスの窓を顔をつけてボーっとしてしまう。
自走で下山グループに高橋さんや小野さん、寄木さんが並んでるのを見かける。
声掛けに行こうかと思うもののバスの椅子から立ち上がる事すらできなくなっている。
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熊川さんと荒武さんとはバス内で合流することができて、無事に下山でき、ワラガイRCでは誰一人怪我する事なく大会を無事に終える事ができました。
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そうそう、
今回のレースで使用したパナレーサーの アジリストライトですが、非常に良いタイヤでした。
ハンドルがクイックに感じるくらい軽いのにグリップも良い。今回好成績を出せたのはこのタイヤのお陰かもしれません
悪天候の大会後にタイヤの表面を確認しても、タイヤにめり込んだ石やトゲも無く綺麗な状態だったので、コンパウンドも非常に高レベルです。
ママチャリ屋の店長でも1時間30分を切る事が出来たのは、このタイヤの性能が大きいと思います。


最後に、
4月からゴールデンウィークまでのトレーニング期間に付き合ってくださったワラガイメンバーの皆様には本当に感謝しております。ストイックな時期は終了し、今年の残りは楽しいサイクリングへ切り替えて遊ぼうとおもいます。

蔵王には人生観を変えるだけの何かが待ってくれてます。
まだ自分の力で登頂した事ない方は、一度は参加して完走をめざしてはいかがでしょうか!





ーーー2062年ーーーーーーーーーーーー

病院ベッドの上の店長「という話。おしまい。

ひ孫「ヒージータンのお口臭ーい」



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