===ここから第三章です=====
==第二章は読みおわりましたか?===

























《第三章~異世界突入》

ここからは阿武隈川を左手にサイクリングとなる予定。
昨日まで毎晩夜遅くまでグーグル地図、YAHOOドライブ地図の標高差で調査もばっちり^^

ほとんど一本道で細かな登りと下りが続く川沿いの道のはず。
念のため、メンバーが所持してるナビを起動し指示に従い進むも早くも迷子^^;

右往左往しつつもなんとか一本道となる道路にたどり着き安堵の溜息をもらす一行。
細かく登りと下りが織成す道のはずが、なぜか勾配のきつい長い登り坂となってきた。

店長「???あれ・・・・」
メンバー「ん!ここは店長のいってる道とは違うよ。隣の道にでちゃってる」
店長「でも一本道だったし、間違えようがないですよね?」
メンバー「ですよね。分岐する箇所なかったし・・・・」
店長「インターネットが100%正しいこともないし、誤差ですかね」
と言いつつも背中に寒いものを感じる。


今後のルートについて軽いミーティングを挟み
「古い道だから更新されてないんだよ、きっと」と、いうことにして
方向音痴の店長を後方・STさんを先頭という隊列に変更し、携帯地図を確認しながら再度出発。

今度はほぼ下り坂。分かれ道を左へ左へと下りていく。
(これで道が間違いだったらキツイなと思いつつも下る)
 

 

あれ!
阿武隈川が右側に見えてきた!本当なら左側になければいけない。
携帯地図・ナビを駆使してても、また迷子だ!

「ショウガナイよ~」と戻ろうして、
ふとSTさんの顔を見ると黒い笑みが!!
(ちくしょ~ 迷子を楽しんでやがる)
と半べそをかきながら道を戻る
 

 

なんとか当初の予定通りの阿武隈急行線の阿武隈駅に到着。
ここからは平坦な道で阿武隈川沿いを進めば丸森町内のはずだ!
今度こそ大丈夫だと思った。本当に大丈夫だと思っていた。

しかし、
今までの道は異世界への入り口にしかすぎず、
ここからが異世界であることは知る芳もなかった。

 


 

阿武隈駅を通り過ぎると、あっという間に道は細く(軽自動車一台がやっと)道の両側は木や草がうっそうとしている。
人の気配は全くなく、かなり寂しい道である。
しかも急勾配な登り坂。
 

さらに登り続けると、
『阿武隈川沿いを走る』というノンビリイメージとは、真逆の『崖ふちを走る』という過酷なサバイバルコース
になっていた。


道幅は2mくらいで、左側を見ると深い崖となってて底が見えないほどで右側は樹木が道の方まで枝を伸ばし、そこを通る物を全て絡めとろうとしている。

店長はここがすでに人外魔境であることを感じていた。
メンバーの顔をみると全員がそれを察知しているのか、無口になっている。
全員が、もう後戻りはできないということを覚悟していたのだ。
 

 

いつ、どのような生物と遭遇することになるのか、
はたまたこの異世界で一晩過ごすことになるのか、
ポケットの「スニッカーズ」を強く握り締めた。
 

 

不安の色を隠せない一行は《生き残る》という唯一つの目的の為、ただひたすらに山を登り続けた。
するとまたしても別の空間に入ったようだ!


空気が突然痛いほどの冷気をまといだし、前方に黄金色の竹林が広がりだした。
わずか10m程の短い距離ではあったがリンと張り詰めた空気と何故か黄金色に包まれてるという
不思議な空間が待っていた。あまりにも静かで神々しい風景で感動と恐怖が同居する不思議な感覚になっていた。




竹林地帯を抜け、登り下りを何度も繰り返し森をぬけると、壮大な景色が飛び込んできた。
20161745



全員が脚を止め、異世界から戻ってこれたことを肩を叩き合って喜んだ。


つづく。