===ここから最終章です=====
==第三章は読みおわりましたか?===


















最終章『クララ、蔵王に立つ』




お笑い芸人の出川哲郎さんが、
鼻水の事を《ダイヤモンド》と表現している。
 

私はお笑い芸人ではないが、
ヒルクライムが開始された今、同じ気持ちでいっぱいである。
 

そう、
今はレース中なのである!!
 


鼻はすでにダイヤモンド鉱山、
顔中からは砂金(塩)が吹き出ており、
口からはオリハルコン(涎)まで精製されている状況。
 

我はいふ、蔵王の錬金術師なり!

出走前に脚にたっぷり塗った液体サロンパスと足首に巻いたチップが擦れてチリチリとする。
ちらっと足元を見ると赤黒くなってる気がする。
 

これは壊死なのか!!!
俺の脚が壊死を始めているのか!!
 

次の平坦な場所になったらチップの巻きつけを緩めよう。

 

-----そして平坦------

よし今だ! う~~っ、、よいっしょ、あれっ、
平坦が2秒で終わる。
 

・・・よし次の平坦まで我慢しよう。
次の平坦までは壊死しきらないだろう・・・
 


----次の平坦----

よし今度こそ!! よいっと、あららら、、
平坦が3秒で終わる。

 

もう平坦まで待つ時間はない。
勾配が緩くなった時がチャンスだ。

と、
チップに手を伸ばすと
あれ!?
そんなにキツク締め付けてないや。
 

んじゃ、このチリチリ感はなんだ・・・・
日焼けだ!
脚が赤黒く見えたのも日焼けだったんだ。
 

日焼けとサロンパスがケミストリー、
ヒルクライム中にケミストリー、
俺の脚がケミストリー、
スネ毛を剃った為にケミストリー。
 

などと、
ちょっとした音楽が生まれる。

 

そう、
この混沌こそがヒルクライムなのである。
 

ある人はレース中は晩飯を考えるというが私は全く違ったようである。


そして残り5kmの看板が見えてきた。
残り時間を計算すると、
〈このままいけば 1時間30分台でゴールできる!!!〉
 

よしっ!行こう、ピリオドの向こう側へ!


と、
立ち漕ぎ(もはやダンシングとは呼べない)を始めるも、
立った瞬間 太ももの筋肉がブルンブルンと嫌がる。
〈やばい。。鶴~ 脚が蔓~。攣ってしまいます〉
 

攣ったら最後、脚を地面につけてしまうではないか。
すぐにシッティングに戻し、
自己暗示を始める。

店長『いたくなぁ~い。いたくなぁ~い。つらな~い。たいちょ~ぶ。ぜんぜん、たいちょーぶ』

若干のスピードを落としながらもハイライン前までたどり着いた。

よし!
スギハチさん、ザワザワさん以外には追抜かれてない。
伏見さんに勝てる!!!
 

と思った瞬間、
すぅーっと伏見さんが追抜いていく。
 

ちくしょーーーー!
と立ち上がろうとするも、太ももがブルンブルンする。
 

頼む、立て!
立ってくれ。
俺はまだ30代なんだ。立つはずだ!!!!
 


そして残り1kmの看板を目にしたその時。
 

立った!
俺のクララ(太もも)が立った。
クララが立ったよ~~!!
 

ハイジーーーーーー!
 

の喜びも5秒で過ぎ去り、
俺のクララがブルンブルンし始める。
 

もう本当に限界がきたようだ。
子供達の目の前で脚を攣って無様な姿を見せるのだけはやめよう。
 

とにかくゴールするんだ。

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最後は特別スプリントなどで見せ場を作る暇も無くゴールを迎える。


結果:1時間43分

宣言通り去年より20分の短縮を果たすことができました。
クララさえ言うことを聞いてくれれば1時間30分台も・・・・と、
言いたいのですが

これが現実。
これが現時点での私の体力の限界。
 

来年はクララを鍛えぬいて挑もうと思います。

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気温以上に熱い2日間。
18名の戦友とさらなる友情を深めることができ、
心から楽しい蔵王ヒルクライムとなりました。

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来年の挑戦を胸に、
裏メインイベントの打上げパーティが明星鉄工場にて夜遅くまで続いたのでした。


このブログをもって、
相馬ワラガイレーシング2013は解散いたします。

これより相馬ワラガイサイクリングとして、1秒を捨て、軽量化を捨て、
如何に楽しく面白く自転車で遊ぼうか!を追求していきます。

では来年、
相馬ワラガイレーシング2014が復活するその時まで さよーならー

※最後までブログを読んでいただきありがとうございました
 


おしまい。