===ここから第三章です=====
 ==第二章は読みおわりましたか?===


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第三章『ここは地獄か天国か』


福島県のピレネー山脈こと吾妻小富士。

浄土平と呼ばれる赤茶けた大地は至る所から火山ガスが噴出しており【立ち止まると死ぬよ】的な看板に現実味を持たせている。

植物の特徴である緑色が大地に見えないことも、その土地が生物を受け付けていない場所であることを強烈に主張している。

大地自らが己以外の存在を否定しようとしているのか。

 

そんな中ワラガイ一行はというと、、、
 

店長「レストハウスまで後3kmくらいだから各自全力でやっちゃってくださ~い」

という言葉と同時に、
これ以上上がらないだろうというくらい口角をあげて、

スギハチさん「ひゃっほー」
小野キュン「先にいっちゃうね~」
鬼軍曹「おらおら!&$#%#!!”!」

 

植物がほとんど無い為、視界が開けており約3kmの道のりが全て見えている絶景状態。
ここまでの道程で体力もほとんどなくなっている私でさえ脳内麻薬が出まくっている。
 

噴出す火山ガスに恐怖を感じてスピードを上げようにも、もう体力はなくなってる状態で気持ちだけ空回り。

早くここから逃げ出したい!けど、スピードが上がらないというモドカシサ。。


店長「すこし肺にはいった・・・」

などと、
ナウシカごっこもしつつ、ようやくレストハウスへ

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火山ガスが吹き荒れているすぐ隣では超近代的なレストハウスとその向かいには吾妻小富士、そして今までに追抜かされたライダーやドライブしてた観光客で埋めつかされている巨大な駐車場が顔を覗かせている。
 


登り切った充実感にみたされ写真をとりまくるワラガイ一行。

さすがに頂上は寒くウィンドブレーカーを着て楽しみの一つである昼食!
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レストハウスの2階へあがるとそこには巨大な食事空間が広がっている。
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冷えた体は温かいカツオ出汁を欲しがっている為、
天ぷらソバ・ミニソースカツ丼セットに決定。
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昼食も終わり、
愛車のちかくで食後の休憩をしていると、
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小野キュン「この靴じゃなきゃ、登るんだけどな」
 

と、吾妻小富士を指差す。
 

荒武さん「小野キュン、サンダルあるよ。これ使って登ってきな!」
小野キュン「え、え~~、サイズ合わないじゃん。でかすぎるよ」
一同「だいじょうぶだよ。頑張れ小野キューン。早く~。」

小野キュン「じゃ、行ってくるよ^^」

 

菊地さん「俺も行ってこようかな~」
一同「がんばれ~、小野さんに追いついてください!」


と、
他人事なので吾妻小富士登山を応援する無責任な一同。
 

頂上付近まで歩を進める二人を見つめ、悪戯小僧の笑みを浮かべる風紀委員のカトピリさん。

カトピリさん「自転車に跨って下山するフリしよう」
店長「やりましょう!んでは、お~の~きゅ~ん~、き~く~ち~さ~ん、さ~よ~なら~」

声を張り上げて帰るふりをする。
 

一方、
吾妻小富士の頂上にいる小野キュンと菊地さんはというと、

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小野キュン「見てごらん、あいつらゴミのようだ」
小野キュン「バルス」
小野キュン、菊地さん「バルスバルスバルス」

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と、お互いを褒めたたえあっているとサポートカー部隊も昼食が済んだので
本格的に下山の準備を始める。
 


レストハウスから500mも下ると道路最高地点である1622mの看板を発見。
インターネットでも良くこの場所で写真をとっているということなので我々も一枚。

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この写真撮影をきっかけに、少しづつ靄が立ち込め始める。

このくらいなら大丈夫だろうと500mくらい進むも、に前方3mが見えないくらい濃い霧となってきた為、テールライトと前哨灯をつけ、低速度にて下山を続ける。
 

マタギが言った言葉を思い出す(漫画本でみました)。
〈山の神っつ~のは女性の神様で、気に入った男を帰さない〉
 


やべっ!
気に入られちまった!!どうしよっ!
 

と思いながら進むと今度は、
フラッシュを焚いたかの様な明るいが3m先が見えないという不思議な濃い霧の空間へと入る。

雷と違うのはその明るさが100mも続いているということである。


《もう、ここが黄泉の世界であることは紛れも無い事実であるが16名全員誰一人としてその時のことを語る人はいない》

 

そんな霧の中を5kmも下るとやっと霧がはれてきたのだが、
実は霧は我々を帰さないためのものではなく吾妻小富士の神様が、この後 我々に待ち受ける苦難への忠告警告してくれていたとは知る由も無く進軍をつづけるのであった。





つづく。