===ここから最終章です=====
==第3章は読みおわりましたか?===
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最終章「アブダクション」
銀河を抜けると現れて来るのが、宇宙人たちの標本(剥製)である。
中には宇宙人のホルマリン漬けのようなものまで。
このままでは脳ミソがおかしくなる、ということで回復カプセルへ。
すでに回復カプセルまでは正気を保てなくなった隊員が暴れ始めている。
定員6名の回復カプセル内に押し込むと正気を取り戻す。
待機組みの人達をあまり待たせると怒られるのでMIB職員にお礼をいって退出。
TENCHO「オマタセシマシタ。僕達カエッテキマシタ」
1時間前の人達の顔が懐かしく感じる。
TENCHO「ソロソロ食堂も開くジカンなので向いマショウ」
ここの食堂はダブル地鶏スープが美味しいということなのでラーメンに決めている。
しかもピンカラ石という不思議な石器で食べることもできるそう。
人数が多いことで慌てているのか、先ほどのUFO内部調査後だから慌てているのかわからないが、女性型食堂職員2名と男性型職員がアイコンタクトを取りつつ準備している。
TNCHO「アノ~、ピンカラ石ラーメンをオネガイシタイノデスガ・・・」
食堂職員「中身のラーメンは他のと同じだから普通のラーメン頼んだほうがいいよ」
!!
なんと普通のラーメンより300円高い注文をしているのに安い注文に誘導してくるということは!!
やはりピンカラ石には何かがあるのだ。
これ以上深入りすることに身の危険を感じたので職員の指示にしたがってダブル地鶏醤油ラーメン、煮タマゴトッピング、ホダホダボール、ノンアルコールビールを注文。
漫画でもよくある事だが我を通してピンカラ石ラーメンにしていたら、きっと死亡フラグが立ったことであろう。
ノンアルコールビールで喉を潤していると、注文品が到着。
ノンアルコールビールが美味い!
ホダホダボールのカレー風味のライスコロッケが食欲のそそる事!中にはチーズが潜んであり口の中で恒星爆発現象が引き起こされる。
しかもこれだけ美味しくて100円という価格なので驚きである。
そしていよいよダブル地鶏スープを使った醤油ラーメンである。
まずは、
香りである。
鼻腔の奥に曼荼羅の広がりを感じることだろう。
次に一口。
一口分のスープをレンゲにいれてすするのだ。
会津地鶏と川俣軍鶏の羽ばたきを体感することになる。
フェニックスは炎の中から生まれ変わるというが会津地鶏と川俣軍鶏はスープの中から甦るというのか!!
間髪をいれず麺を口に頬張る。具材なんて後回しだ。
するとどうだろう。
今まで羽ばたいてた会津地鶏と川俣軍鶏が口の中で共同生活が始まるではないか。
これは恋なのか!?川俣軍鶏の逞しさに会津地鶏が恋をして雛鳥が生まれる。
そんな生命の息吹を感じているといつの間にか完食!
としてる内にメンバー達も食べ終わり食後の休憩タイム。
10分程まったりとした空気を味わいUFOふれあい館をあとにする。
12時近くとなった114号線は交通量が増えており、おとなしく歩道をゆっくりと走行し269号線へ。
269号線もちょっとだけ登ればあとは数kmにわたる長い長い下り坂。
田んぼ仕事してる人などを横目にのどかな道をペダルを漕ぐことなくフワァッ~とした空気の中進んでいくも、アッという間の399号線に到着。
ここからは399号線→316号線→115号線で霊山を登りゴールとなる。
大変な登り坂は115号線のみだろうと399号線を進んでいく。
TENCHO「nnnN~~~。ココ見たことない道デスネ。グーグルマップのナビだとドウデスカ?」
菊地さん「行けなくはないのかな~」
荒武さん「いやいや、すぐ戻る感じじゃない?これって」
TENCHO「う~~ん。大丈夫なハズナンデスヨ。」
小野さん「この道通ったことあるから大丈夫だよ。いくの?いかないの?」
TENCHO「そうっすね^^ボクタチに通れないミチなんてあるワケナイ」
今思うとこの選択は間違いであったのだ。
今日、我々はどこに行ってきたのだ。UFOの中で小野さんのミイラを見たばかりではなかったか。
そんな記憶操作された我々はいうと、
スギハチさん「じゃ、いきますね~」
登るほどに勾配が急になっていくという見知らぬ山であるにもかかわらず、もう70km走行してるというのに、
脚の回転が見えないほどの超高ケイデンスで登っており、アッというまに見えなくなる。
ザワザワさん「店長、あれ、杉目さん。上空のUFOからひっぱられてるんだよ。この勾配であのケイデンスで回せるはずがないもん。浮いてるんだよ、きっと」
ザワザワさんとの会話に呼吸で返事するのがやっとの勾配の中、なんとなく頂上っぽい場所へ到着。
全員「・・・・」
TENCHO「ま、まちがいですよね。絶対。予定では399号線入ってすぐに316号線ですもん。」
ザワザワさん「店長、辞世の句はそれでいいんですか?他に言い残すことはないですか?」
TENCHO「ま、ま、まだ登りあるみたいですし、行くだけいってみます?戻るってのも芸がないですしワラガイサイクリングでは同じ道戻るのは厳禁ですし・・・」
小野さん「きっともうちょっとだよ。先を見てくるよ。戻ってこないけどね。はははは」
TENCHO「ハハハハ、小野君もそういってますし、レッツゴー!ほれほれ、さっさと行く。」
荒武さん、鈴木貴さん、石井さん、山川さんと苦笑いしつつ先に進んでいった人達の様子を眺めていると、200m程前方を走ってるザワザワさんが チラッとこっちを見て項垂れながら登り出してる。
TENCHO「ハハハ、あそこからキツイみたいですね。アハハハ。」
石井さん「じゃ~、僕たちも行きますか」
TENCHO「いきましょ!僕たちの背中の言葉を思い出して!この峠も漢道の一つです。さぁ、漢道を乗り越えましょう」
そこからも進むごとに勾配が急になっており、相馬市の霊峰 天明山に匹敵するかという坂道である。
なんとか全員攻略すると頂上であるそこには沿道に信じられないくらいのワラビだらけ。
ワラビ畑かというくらいの数が顔をだしており、その勾配ゆえに誰も取りに来てないのだろうと想像がつく。
伊藤さん「つ、辛すぎた。ここをワラビ峠と名づけよう」
頂上からは引き返す事無く下山することができ、そのまま316号線の入り口にたどり着く。
399号線で予定より100m手前で道を間違っただけのようであった。
烈火のごとく怒り出すのかと思いきや全員が満面の笑み。
荒武さん「久しぶりのワラガイサイクリングの真髄がでたね~。やっぱり迷わないとね~」
と、無事に予定通りの道に戻れたことに女子高生なみにワイワイキャピキャピしているのだ。40歳過ぎのオジサンが、、
しかし、その予定外の代償は凄まじく115号線(登り区間)の辛いこと。
まるで蔵王HCの如きであり、霊山パーキングまで残り3kmの看板から終わらない終わらない。
腰は痛くて痛くて、脹脛や太ももなんかもちょっと立ち漕ぎしようとすれば攣る寸前。
それでもなんとか「まきばのジャージー」に到着。
昼に食べたラーメンなど胃のどこにも残っておらず、ロイヤルコーンのソフトクリームをぺろりと。
さっき体験したワラビ峠の凄まじさの話に華を咲かせ30分程休憩して115号線を下山。
先月開通した阿武隈東道路のお陰で交通量は極端に減っており、少しのストレスもなく相馬市街地へたどり着く。
ワラガイロングライドでは店をスタート、ゴールとしているのだがワラビ峠のダメージがでてきたので山上セブンイレブンで挨拶を済ませ解散。
今回も誰一人事故無く、怪我無く、トラブルなくイベントを終えることができました。
参加したメンバー全員が譲り合い・支えあい・ノンビリとサイクリングを楽しむという事を徹底してくれたからであると感謝しております。
また誇張した表現でのブログなのにお付き合いいただいた皆様にも感謝!
次は貴方も見る側ではなく登場人物として参加する側にどうぞ^^
最後に、
ワラガイサイクリングはスポーツ自転車を当店で購入した方だけのスペシャルサービスとなります。
各ロングライドにも耐えられる間違いない技術力とアフターサービスもばっちり。
スポーツ自転車購入は是非とも当店を御利用ください。
おしまい。