言葉には魂が宿る。
「勝ちたい」では駄目なのだ。
「勝つ!」でなくては!
それが他人の力を借りることになったとしても「勝つ!」と発した言葉に魂が宿るのである。
昨年の覇者「旧ジオンチーム」、新に入賞する覚悟を決めた「新ジオンチーム」、た~んと御飯を食べようとした「連邦チーム」彼らの戦いは幕を開けるのであった!
旧ジオンチーム
北畑
杉目
青木
山田
小野
花澤
新ジオン
加藤
佐藤
高橋
店長
荒武
洋史
連邦
鈴木貴
館内
鎌田Jr
木村
鎌田パパ
伊藤
村上
前編【本当のママチャリレース】
レース前日というのは何度繰り返しても慣れないものである。
軽く焼酎を飲んで21時は床につくも、レース機材の状況、タイムスケジュール不備、拠点設営の段取り、工具に忘れ物がないか、如何なるメカトラブルでも5~6分で復帰できるようイメージトレーニングの状況が頭の中をグルグルしてる内に朝3時起床。
相馬アリーナに集合し、寝坊してそうな人にモーニングコールをかけつつ出発しんこ~う
まだ6時30分でも日差しが強く、今日一日が熱くなるだろうと物語っている。
エビスサーキット入り口は東北サファリパークと同じ入場口になっており、ママチャリレースだけではなく、他のコースでバイクや車でレース?をする人達で賑わっている。
04時45分 相馬アリーナ集合 途中:朝食、昼食購入
07時00分 エビスサーキット入り口到着(ゲートオープン)
07時05分 ピット前駐車(許可証を渡します。高橋、鈴木貴之、荒武)
07時05分 他メンバークルクルランド駐車
07時15分 ピット6に到着。全ての作業を中断して全員集合し、作業内容確認。
07時20分 車検準備(店長)
07時30分 受付(店長、小野、鎌田)
07時30分 拠点設営開始(全員)
07時40分 車検(山田、店長、木村)
08時00分 集合写真+ワラガイ円陣
08時05分 歩きながらコース下見
08時40分 ブリーフィング(花澤、店長、伊藤)
09時20分 練習走行(全員)
10時20分 早乗り競争(山田、洋史、鈴木貴)
10時50分 コースイン
11時00分 スタート
15時00分 ゴール
15時30分 表彰式
16時00分 帰宅開始
命を預かる側としてネジ1本の緩みなど許される事ではないのだ。
もし書類漏れや整備不良で参加できないとなるとメンバー達に申し訳が立たないので、ここまでが非常に気の張る時間で、車検通過まで済めば私もただの参加者の1人となる。
※ワラガイ円陣は、木更津キャッツアイのアレをパクッたやつなので、恥ずかしくなる人も多いのであるがやってみると実は気持ちがいいのである。
店長「今日は優勝じゃなくても大丈夫です。。でもさっき山田さんの娘さんから(オイタン、、アタチ、優勝賞品のヌイグルミがホチイノ)って言ってました。小さな子供の願いを叶えてあげましょう。目指すは優勝です。わらがい~~~キャッツ」
メンバー「ニャー」
店長「キャッツ」
メンバー「ニャー」
店長「キャッツ」
全員「にゃー======」
店長「んじゃ、皆で歩いてコースの下見してきましょ~」
ピットに戻ってからは、炊き出しタイム。
他チームの人達もバーベキュー準備やらで各ピット近くからは美味しそうな匂いがただよっている。
去年までの当チームでは、バーベキューなど以ての外!補給食もしくはオニギリ! カップラーメンなど食う暇あるかっ!という空気であったが今回は違う。
一升炊きの炊飯器、
焼肉用ガスプレート、
湯沸かし器、
ドリップコーヒーと機材の準備は万端。
早速、生米をすすいで炊飯準備にはいる鈴木貴さん。
豆からこだわったという本格コーヒーを入れ始める鈴木洋さん。
ラーメンを作り出す村上さん。
佐藤さんからは消化の良さそうな美味しい差し入れと葛に包まれた洋菓子を食べつつ、
ピット内の雰囲気はまさにピクニックに来たオジサン達。
伊藤さん「これだよ、これ!俺の求めてたママチャリレースはこれなんだよ」
福島FMの加藤漢太さんもピットに回っていただき「カブトムシが好きな芸能人に似てるね~っと弄られつつ」マッタリとした楽しい時間を過ぎていく。
御飯も炊きあがり、ミルキーエッグを落として炊き立て御飯&生卵の究極の組み合わせで食す。
ミルキーエッグの黄身は若干小さめなのであるが、味が非常に濃い。
メンバー達が「うぉ~、うめぇぇぇ~うめぇぇ~」と騒ぎだす。
エビスではママチャリ耐久レース本選前に150mの早乗りレースというのがあるが、本選前に怪我してられないので適当に済ますよう指示をだし、いよいよ2017年エビスママチャリ耐久レース第3戦がスタートとなるのだ。
レース前の準備体操は小野さんの号令にて行なう。
レース前の準備体操は小野さんの号令にて行なう。
「焼肉を美味しく焼くんだ」とあれほど言ってた旧ジオンチームも顔つきが本気となっており、さっきのティーパーティには混ざらずエナジードリンクを摂取して自分達を鼓舞しだしている。言葉では「優勝は目指さない」と言ってるが目つきは恐ろしい程になっており、冗談など言おうものなら怒鳴られるだろう張り詰めた空気となっている。
ワラガイRCの最高戦力を集めた旧ジオンチーム。
前回や昨年のリザルトからもしかすると入賞できるかも!と盛り上がってる新ジオンチーム。
すでに美味しい御飯に囲まれて盛り上がってる連邦チーム。
いよいよ熱き漢達の戦いの火蓋が切って落とされようとしている。
つづく。
初めて見るチーム名や速いであろうチームは何故かシングルギアクラスに集中している。
角さん達のMHCTさんは3名だから後半ばてるだろうし・・・くくく、勝てる、勝てるぞ~!遊びっていったって優勝したほうが嬉しいに決まってる。と思ってた店長。世の中は甘いのか、甘くないのか!?
次章「俺達はやりとげたっ」をお楽しみに。