===ここから第2章です=====
==第1章は読みおわりましたか?===
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第2章「ゴッドイーター」
ゴールドラインを桧原湖方面へと進むワラガイ御一行
去年は石巻、牡鹿半島と新しい場所でのサイクリングだったので、こっち方面には来ていなかったのだ。
8月と10月の約2ヶ月間、雨降りっぱなしだったしね。
約束より1年遅くなったがクレープ姉さんは待っていてくれてるだろうか・・・
店長「おはようございま~す。久しぶりになっちゃいましたがまた来ました。覚えてますか」
クレープ姉さん「もちろんよ~」
(あっ、目が泳いでる。こりゃ、忘れられたか)
店長「今回もクレープ10人分御願いしたいんです」
荒武さん「全部乗せで!割増料金払うから~」
クレープ姉さん「えええっ、まだクレープの準備してないよ。時間かかるけどいい?」
メンバー「いつまでも待ちますよ。これを食べに来たんだから」
クレープ姉さん「じゃ今から焼くからね~。これでも食べて待ってて」
山田さん「ありがとうございます~!店長これ食べててって」
クレープ焼く間、開店準備を手伝い始める山下さんと荒武さん、杉岡さん。
気付くとノボリ旗を振って客寄せまで始めてる。
ゴールドラインでの戦いを談笑してると出来上がるクレープ「チョコバナナナマクリームアーモンドチョコトッピング」

美味すぎる。
ザクッとした食感と香ばしいアーモンドとともにチョコと生クリームの甘さ、バナナの甘い香りが口いっぱいに広がる。
桧原湖にはこれを食べるためだけに来るだけの価値があるのだ!
ゴールドラインを越えることで体中の細胞は枯渇状態となっており、それぞれの食材が持つ糖分、バナナのカリウム、チョコのポリフェノール、
生クリームの脂質、クレープ生地の炭水化物など細胞レベルで食べ始めてるを感じられる。
まさに細胞レベルで食べるクレープなのである。

クレープだけでは勿体無いと、ウインナーコーヒー、アイスクリームを注文するメンバーも。

一通り食べ終わり、クレープ姉さんにお礼を伝えると。
クレープ姉さん「口直しにこれでも食べな~」
と、チーズカマボコ。
もうこういうチョイスが最高!
一緒に記念撮影してまた来年来るからね~とつたえてサイクリングを再開。


約1時間近くも休憩したものだから足は完全復活。
朝早いから時間がたっぷりある。1時間も休憩したというのにまだ10時なのである。
桧原湖周辺には翌日に桧原湖一周ファミリーサイクリングというイベントが開催されるからいたるところに看板も立てられており
我々のイベントの参考にしようとチェックしながら新緑の緑と桧原湖の青の中を走り続ける。
桧原湖を反時計回りすると南西付近が登りとなるが、あとはほぼ平坦なので「あっ」という間に桧原湖北側に到着。


店長「あれだけ休んだのに今日はペース速いですね。このまま道の駅にいっても11時前には着いちゃいますね。どうします?」
山田さん「店長、どうします?って、もう目の前の白布峠に行く気まんまんじゃないっすか」
店長「あっ、わかっちゃいました?先頭の人がゴールしたらすぐ戻ってきてすれ違ったら足切りとして全員戻るようにしましょ」
鈴木洋「店長、腰の神経痛が・・・」
店長「大丈夫ですって。ここの峠は腰に良いっていうし、行きましょう!」
数分後・・・


店長「ここ、こんなにきつかったんでしたっけ。」
髙橋さん「はっはっは、前来た時はすぐに戻りましたものね」
店長「・・・」
店長「荒武さん、またアレをつかうしか・・」
本日2度目のおっぱいダンシングをしていると携帯がなりだす。
伊藤さん「もしもし、店長?洋史君がパンクしちゃったようなんだ」
店長「了解しました。今からアタックしてスギハチさんを抜かす予定でしたが大好きな洋史君の為なら戻ります」
若干戻り、コンマ2秒でパンク修理をし先頭グループが戻ってくるのを待ち、桧原湖道の駅を目指す。
店長「スギハチさん、頂上まで辿り着いたんですか?」
スギハチさん「さすがに20分では無理でした。まだかかりそうだったので戻ってきたんです。」
などと、談笑しながらサイクリング再開。

白布峠でヒルクライム遊びしてたものだから予定よりも40分も遅れて桧原湖道の駅に到着。


すると今から昼食だというのにソフトクリームを注文する影が。
スギハチさん「御飯前にデザートなんです。」
・・・意味がわからない。
前回来た時は山塩ラーメン、その前はカツ丼だったから今回は気になってた牛スジ定食にしようと食券販売機を探すも無い!
牛スジ定食がない!!!
無い物を欲してもしょうがないので、味噌カツ丼を注文しノンアルコールビールで乾杯!

味が濃いものを欲してたので、味噌カツ丼にソースをブレンド。正直、何食ってるかわかりませんでした><

外の売店でアイスクリームを食べるメンバーや、ゲームを楽しむメンバー達。
メンバー達に流れ出す今日のイベントがほぼ終わった感。
でも私はわかっている。これからレイクラインを登るということを。三湖パラダイスが残っていることを。
白布峠で足を使いきったことを。
いったいどれだけアイス食うのだろうか・・・
実際、この日は気温も高く日差しも強かったので小まめな水分補給は大切なのであるが、
スギハチさんなんかは、中津川渓谷レストハウスの小休憩だけで
イチゴミルク500ml、トマトジュース350ml、天然水500mlを飲み続けている。
ここからは基本下り基調であるが、交通量も増えてくることを考慮して2名もしくは3名1組として下山開始。

数年前はゴール直前で田んぼにダイブするというトラブルがありましたが、今回は最後まで集中!と伝えて無事に
青少年交流の家 駐車場にゴール!


受付手続きを済ませ部屋に。


前回までは、キャンプファイヤーの準備などで沢山の荷物や準備で大変であったが「そろそろ飽きた」ので、今回は何もなし。
17時00分 夕べのつどい


17時30分 お風呂

メニュー
えび風焼きそば
ばんだいオリジナルスープカレー
大判から揚げの会津ソースだれ
水餃子
アスパラとキャベツのソテー
ごぼうサラダ
ミニゼリー
自分の事は自分で行なうの絶対条件の宿。
布団準備していく内に眠くなっていく
18時50分 猪苗代湖のヨークベニマルに馬刺しが売ってるというので買出しに。

が、なんと残り1パックしか無く1人1切れか・・・
19時20分 部屋に戻ると仮眠をとる人達。

20時00分 メインイベントの懇談会!
数年前はトンカツすら食べれなかったスギハチさんが馬刺しを食らう!


店長「いよいよっすね。セカンドインパクト」
スギハチ「ついに神をくらうんですね・・・」
(相馬人にとって馬は神聖なものらしいので)
この日、白布峠など寄り道をしたことで結局距離は104km、獲得標高1700mと我々にとってハードなサイクリングの
思い出話が止まらない。
明日も楽しい1日であるだろうと・・・
まさか最後の最後で判断を誤ることになろうとは・・・
つづく。
人生は判断の連続である。
間違った判断をしてもリカバリーが完璧であれば、それは間違いとはならない。
しかしリカバリー出来ない事態に巻き込まれた私にどんな選択肢が残されているのか・・
最終章「失ったカツオ」をお楽しみに
そうそう、