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第4章「シコツコオシャマンベ」


飯土井事件から3時間後の早朝5時。目覚ましが鳴り響く。
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昨日は予定よりも遅くホテル到着しており2日目となる今日はフェリー搭乗時間があるので遅れるわけにはいかないのだ。
また、天気予報では15時頃から天気が怪しくなるので、1時間ほど早くチェックアウトして前倒ししたスケジュールにする。

6時00分出発準備。
6時30分朝食
7時00分御土産購入
7時30分輪行袋から組み立て
8時00分出発
10時50分3階滝公園
13時00分たらこ屋
15時20分苫小牧フェリー乗り場

上記の予定なのに何故5時に起きたかって?
そりゃ~朝風呂だよ、朝風呂。
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今日も山頂近くまで登るのだから寒いにきまっている。
体の芯から温まっておけば大抵は耐えられる。しかも温泉ならば完璧である。
よく温泉入って湯冷めが心配という人が見られるが

温泉の語源を紐解けば
古代中国、極寒の冬の時期に行商人が凍傷寸前の所で山間で暖かい池を発見に一命を取り止め、
温かさが千里の間保たれた事で人々から温千と呼ばれたことに由来する。日本に伝わる際には〔温千〕が〔温泉〕として伝わったことは余りにも有名か。
民明書房刊「世界の温泉百選」

同じ部屋の荒武さん、飯土井さん、大垣さんを無理やり起こして連れ風呂。1人は寂しいんだもん。

40分近くも温泉を堪能したら、いよいよ宿泊時の御約束「ドキドキっ、寝起きドッキリ」で、オジサン達の汚い寝起きをカメラに収めるべく部屋に突入する。
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店長「オハヨーゴザイマァースゥ・・・あれっ?もう起きてました?」

菊地さん「おはよ~。店長、そっちにまだいるよ」

店長「うぉっ、強烈っすね。」
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予定通りの時間で全員の準備を確認し、朝食へ。
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自分の家でやると怒られる食べ方を一通り。
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左側の一列タマゴがそろってビンゴ。今日は良いことがありそう。


ホテル内の御土産屋で御土産購入。
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北海道に来てやっとゆっくり御土産を見ることができ予定よりも10分遅く御土産購入に時間を取られる。

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でも当初の予定より1時間早い行動なので何も心配は無いのだ。

昨日買った木刀は緩衝材をグルグル巻きにしてフレームに取り付ける。
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ホテル前で輪行袋から自転車の組上げ準備。
昨日の北海道到着時は何も出来なかった人達がいつの間にか自分で出来るようになっている!!

ホテル前だけでは寂しいので洞爺湖前でもワカメノポーズ。
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ホテルを出て約17kmは緩い登り坂。温泉の効果もあるのか脚が軽く、高ケイデンスでグイグイ進んでいく。
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本格的な登り区間前に小休憩。

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何故か伊藤さんと荒武さんが支笏湖の新しい可能性を模索している。

伊藤さん「支笏湖!」

荒武さん「オシャまんべっ!」

伊藤さん「支笏湖!」

荒武さん「おしゃっ、まんべっ!」

ダダ滑りだ。あまりのダダ滑りにメンバーが絶句。
≪拾ってやら無くては、、どこかで拾ってやらなくては、、≫

店長「あっ、ああ。こ、これからが登りきつくなるからワラガイキャッツで円陣組みましょう」

店長「ワラガイぃぃぃ~」

店長「キャッツ」

メンバー「ニャァー」

店長「キャッツ」

メンバー「ニャァァ~」

店長「キャッツ」

全員「にゃぁぁぁぁぁ!」
≪よしっ、さっきの支笏湖のくだりは無かったことになった≫
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昨日は結構急な下りだったように感じていたが、登り出すと以外にも緩やかでスピードがグイグイ乗り出す。
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途中、北湯沢という温泉街もあり道の隣を流れる川と建物から上がる湯気が情緒あふれる。
昨日とうって変わって交通量はそれ程でもなく(考えてみれば昨日は平日金曜日か。みんな仕事だよね)快適にサイクリングができている。

店長「なんか北海道から帰るの寂しいですね~。ここの坂道も楽ですし、一歩一歩距離が短くなるのが勿体無い。」

大垣先生「そうですね~。思ってたより平気そうですし、でも白老から苫小牧まで何あるかわからないから気を抜けないです。」

休憩地点と予定してた三階滝近くになると歩道で大勢の人が垂れ幕をもっている。

あぁ~、なんかイベントか?ニセコクラシックって今日か?でも交通規制されてないし、ここニセコじゃないし。それとも奉仕作業かなぁ~


と近づいていくと、見慣れたオジサン達が手を振っている。
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泣いた。
10年間自転車屋をやっていて本当に良かった。
メンバー達「店長、10周年おめでと~」
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嬉しすぎて感謝の言葉を出そうとすると涙が込上げてくるので、ハニカンダまま何度も頷く。
後10年は頑張れそうな気がしてきた。

泣き崩れそうな気持ちを抑えつつ、
店長「ありがとうございます。木刀を買いについてきて貰っただけじゃなく、こんな凄いことを。ありがとう。ありがとう。とりあえず三階滝公園でハスカップソフトでも食べましょう」

お金持ちになる人生じゃなくても良い、「ありがとう」をどれだけ言ったか、どれだけ言われたか、それだけを大切に生きていこう。



つづく。

10周年イベントに対する優しい眼差しに包まれた時間は短く、
いつの間にか誰も口をきかない凍てつく時間が訪れるのであった。
ワラガイ御一行様に訪れた困難とは。
最終章「ペガサスふぁんたじー」をお楽しみに!



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