===ここから最終章です=====
==第2章は読みおわりましたか?===
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最終章「フェニックスは炎の中から蘇る」
・・・テンチョ-、起きよう。店長~、おい!
店長「う~ん、頭が痛いんですが。・・・ん!?今何時だ」
ありえない!今まで合宿などで目覚ましをかけないで寝てる。しかも誰よりも最後まで寝てるとは、どれだけ気が緩んでいるのか。
店長「おはよーございます。オニギリ食って、スープを急いで飲んできます」
昨晩のスーパーで予め人数分のオニギリを購入していたが、微妙に硬くなっておりモサモサの状態であるが、ワカメスープと共に胃袋に流し込む。
!!なんてことだ!レース前だってのにワカメと海苔を胃袋に入れてるではないか!!
I氏の付き添いという事で相当気が緩んでるのだが、他のメンバーの朝食も同じメニューにしてしまったのは私の痛恨のミス。
ごめんね・・・みんな・・・コースの途中でオニギリのゲロッペがあったら、君たちだね。
と思いながらワカメスープの塩っけが胃袋に心地いい。
「今雨降ってるっぽいよ」とか「SCWではこれから雲が無くなる」とか情報が錯そうしているが、俺は頭痛でどうしようもない。
自転車乗りの人なら共感してもらえると思うが、ウェアを着る前にレッグウォーマー、アームウォーマーを先に装着すると変態仮面を超える変態状態での着替えとなるのだ。
ハートレートを装着してないだけまだマシだが。
そんなこんなでチェックアウトの準備を済ませてメイン会場に向かう。
若干の雨粒が車のフロントガラスに落ちるが、このくらいなら大丈夫と言いつつもリナワールドの駐車場に到着すると、まぁまぁの小雨。
荒武さん「降ってきたな」
店長「最悪はDNSにして、リナワールドで観覧車に乗って帰りましょ」
会場に着くと当日合流予定の秋山さん、千尋さん、北畑さん、佐藤さん、石橋さんの5名と無事に合流。
店長「みなさ~ん、おはようございます。今一瞬雨になったと思ったけど大丈夫そうになりましたね。空もじゃっかん明るくなってるし」
石橋さん「大丈夫でしょう。山頂はわからないけど」
としている内に、開会式が始まる。
年代別のパレードランからスタート。
このスタート前5分くらいがたまらなく良い!
そしてパレードスタート。
若干の下りから始まるパレードラン。
スタート地点までは交通規制はされてない状態での移動なのでチョコチョコ止まることがあるが沿道には応援してくれてる住民の方がびっしり。
三度目の正直プロジェクトがある私達にとってはスタート地点までハッスルすることは許されないが、
それでも相馬復興サイクリングを運営する側として、沿道で応援してくれてる方がいるのに素通りできるわけがない。
店長「いってきま~す。頑張ってくるからねぇ~。もっと頑張れ~って俺に言って~。ほらI氏、前につられてスピードを上げないの!俺たちは完走することが目標だぜ」
荒武さん「店長、いつも通り頭ぶっ飛んでるね~」
店長「だって、レースですもの!」
いよいよパレードラン終了地点で気合入れようとすると前方の参加者が列を作って停車している。
・・・なんだ、俺が速すぎて人が止まって見えるようになったのか?
スタッフ「ちょいミスがあったので10分後にスタートとなります。ご迷惑かけます~」
な~んて参加者だからって上から目線で思いつつも
店長「I氏、10分あるから自転車から降りて足を休めておこう。」

空を見上げるといよいよ青空も見えだしてくる。
そしていよいよ10秒前・・5・4・3・2・1・スタート!
I氏「店長、ガーミンの電源が無くなった。昨日切り忘れてたみたい」
店長「な、な、なにぃぃぃいい!やっちまったな、んじゃガーミンの重さ分、軽量化ということで俺が預かります。今からゴールまでスピードは私が言うから」
・・・
店長「今、9.1。距離長いし前半が勾配あるからこのくらいで後半に脚を貯めときましょう」
~ここからは、公序良俗の事情によりレース終盤まで割愛~
そしてスタート後、約26km地点。
最後の関門である料金所までI氏とともに到着することができたのだ!残りたった2km。
俺頑張った。スタート地点からここまでず~っと応援して来た。
で、でも、、、制限時間が3時間。
現在、2時間59分
くっ、残り1分か、、、
後ろを振り向くも濃い霧で見えないが、大会本部の車らしきのとI氏が会話してるっぽい。
これは回収の相談だろう。
ここまでか・・・どうする。いっしょに回収か、、、否!
抗ってやる。
燃え上れ俺のコスモ
高めるだけ高めろっ、目覚めるんだセブンセンシズに!!
今までインナーローで走ってたので、足に余力は残っている。
今までの蔵王HCではありえない事が俺に起きようとしている。
リアのギアを3枚トップ側へ。綺麗な円運動をイメージするのだ。
前方を走る3名を抜くことができ無事にゴールを通過!
料金所から御釜までの残り2kmを約5分で走行する奇跡が起き、レース終わりを告げる死神から逃げ切ることに成功。
なんとか完走証をゲット。 3時間4分
頂上では若松さん、木村さん、高口さん、荒武さんが待っていてくれてた。
店長「若松さん、将来の遺影の為に良い写真撮っておきましょうよ」
若松さん「んじゃ、眼鏡外すかな」
店長「おっ!いいですね^^その時が来たら使ってくださいね」
頂上付近では3m先が見えないくらいの濃霧。
限りなく霧雨に近い濃霧なので寒い寒い。
店長「バスで下山しましょう。この濃霧で下山するの怖い」
今までヒルクライムレースでバス下山は初めてだったので若干の違和感を覚えつつも無理して事故ると他に迷惑かかるしね。
バスから降りると先にゴールしてたメンバーは美味しそうに飲食ブースで購入したものを食べているではないか!
店長「美味そうなの食ってますね!あれっ?豚汁か芋煮とかってありますか?」
杉岡さん「あっ、それ佐藤さんの所で終わりって言ってたよ。」
なにぃぃぃいいい! 芋煮は終わったって!?
残ってるのは、
パインサイダー 200円
玉コン 100円
牛コロッケ 200円
牛串 500円
手元にある食事券は500円
悔しければ速くなればいいだけだしね^^
でも、そこまでガチガチは嫌だし。僕たちにはチョッピリ敷居が高いレースだったのかもしれない><
それでも2年ぶりのヒルクライムレースは最高に楽しいものでした。
できれば毎年レースかサイクリングイベントで合宿兼ねて旅に出たいですね。
そうそう、今年終わりの12月31日イベントでは美味しい日本酒を持って天照大御神様へ改めて感謝しに行くんだ。レース後半まで雨を降らせないでいただいたお礼をしなくちゃね

でも、その前に第3回相馬復興サイクリングの試走会、走り納めサイクリングと、まだまだイベントが待ってますよ^^気合入れて遊びましょう

えっ!?3度目の正直プロジェクトがどうなったかって?
それは私とI氏だけのひ・み・つ
これを以て3度目の正直プロジェクトは解散です。
ロードバイク購入を考えてる貴方!
どのメーカーにするか悩むのも良いですが所有欲なんて一瞬。
ワラガイで購入すれば素敵な仲間たちと長~~~く楽しい時間をすごせますよ。
ロードバイク買うならワラガイ。貴方の傍にワラガイを宜しくお願いいたします。
貴方とご縁がありますように