===ここから後編です=====
==前編は読みおわりましたか?===
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後編「サルにだって性癖はあるんだね」
天照大御神様に挨拶を済ませたワラガイ御一行様はというと第3回相馬復興サイクリング予定コースの
南相馬市の風穴の湯近くを走行していた。
店長「この前の台風で木が根っこごとに倒されてますね。これは酷い・・・」
カトピリさん「だいぶ片付けられてるけど道路にも土砂が上がったんだね。」
それでも、
店長「先に進みましょう。まだこれなら開催できると思いますが、問題はこの先なんです。皆の命俺に預けてください」
メンバー「おお~っ!!」
ポニー牧場跡地を抜けて上栃窪まで来ると、強風注意報が本当だったということを実感する。
店長「ぐぅぉぉお~、なんだこの向かい風は!!」
カトピリさん「店長、これはキツイ、帰ろう」
店長「いやいや山の中に入れば木々に守られて風は無くなるはずです。そこまで頑張りましょう」
真野ダムに到着すると体が吹き飛びそうになる強風が待っていた。
店長「ここで朝食タイムとします。風が強いからダム管理棟の陰で休みましょう」
管理棟の陰にさえ入れば、お日様からの日差しが暖かくてポカポカする。
後ろでは風が唸りを上げて吹いている。
飯舘村エイドステーションのあった大倉キャンプ場に到着すると、おじいちゃん、おばあちゃん達がグランドゴルフを楽しんでいる。手を振りながら通り抜けトイレ休憩してると道路には猿の大群が!!
店長「おお~、御尻が真っ赤ですね。あそこにも!そこにも」
8名のサイクリストを前に、約20m近くでのんびりと歩いたり、毛づくろいをしたりしている。
スギハチさん「人に慣れてるんですね~」
と、
周りに優しい空気が流れたと思った瞬間、
毛づくろいしてた猿がこっちを見ながら、子作りを始めるではないか!!!
店長「えっ、えっ、このタイミングでか!」
すぅ~っと、近づくスギハチさん。
店長「スギハチさん!人を捨てちゃ駄目だ!ビーストモードを発動されたら僕たちでは手に負えなくなる」
さすがに
人が近づいたまま子作りはしないようで、奥に逃げいていってくれる・・・と思ったら、
スギハチさんから20m近くで止まって、こっちを見ながら子作りを再開。
なんなんだ、この空間は!
メンバー全員でスギハチさんのもとへ行くと、そこには40匹以上の猿達が群がってるではないか!!
猿達からの誘惑が凄かったが、ATフィールドを全開にしてその場を立ち去ることができた。
そして懸念していた飯舘村のつづら折り区間
・・・自転車で登ることはできた。
自転車なら走行可と言いたいところだが、登り区間はスピードは出さなくてもフラフラとしてしまう
参加者もいるだろう。
また、救護者や回収車両は通行は危険すぎる。
どうしたものか・・・ここは一旦持ち帰って要検討が必要。
店長「ここ酷い状況でしたが115号線はきっと大丈夫です。皆の命、俺に預けてください!!」
メンバー「え~~~っ、無理」
カトピリさん「絶対に途中まで下ってからUターンになるよ。地獄だよ」
村上さん「115号線は駄目ですって。まだ通れないって聞いてます」
スギハチさん「微妙ですね」
店長「了解しました。今日は無茶はしない約束ですもんね。草野方面から快適だ道を抜けて戻りましょう」
飯舘村の真野ダム近辺は自販機や売店が一切無いので、喉がカラカラ。
上栃窪まで下りてきて数十Kmぶりに飲み物にありつく。赤コーラが美味い!
真野ダムでの朝食してから4時間近く走りっぱなしだったので腹が減ってしょうがない。
鹿島ICのセデッテ鹿島に立ち寄り昼食をとって解散となりました。
第3回相馬復興サイクリングは予定していたコースでは開催は非常に厳しいものがあった。
代替コース案ができるかどうか。。。
でも、相馬~飯舘村のコースは何度走っても満足いくもの。全国の皆に走ってもらいたいなぁ~と強く強く思うのでござった。
おしまい。
おしまい。