15周年記念サイクリング

街のママチャリ屋さんとして生まれ育った相馬市で15年も仕事を続けることが出来ました。
これも当店を利用してくれてる皆様のお陰です!
この感謝を伝える為にも常日頃からワラガイサイクリングを盛り上げてくれてる仲間達と、日本で3本の指に入るであろう有名な佐渡一周サイクリングをして相馬市でのサイクリング文化にフィードバックできるよう体験しようじゃないかと計画となりました。

さて今回の旅はどうなることやら・・・・


両津港についてからは、コンビニで朝食を準備して出発。

途中、赤泊にてワカメドーナツで小休憩。

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ワカメといいながらも、風味ではなく食感でワカメもちもち感が出てるドーナツ。
これなら何個でも食べれちゃう!
が、この後も小木港でタイ焼きなので、1個だけで再出発。

小木港では十千万(とちまん)でタイ焼き休憩。玄米粉の軽やかな歯ざわりと美味しい餡に疲れた体が癒されていく。但野さんなんて止まらずに3~4個も食べちゃってる。

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そしてたらい船体験。
前後に修学旅行生が予約していたのでギリギリなタイムスケジュールの中、タライに翻弄。
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一日目の宿となる長浜荘についてからは美味しい料理に舌鼓
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二日目は砂金取りとパーラーツルヤに立ち寄りつつ、みなと荘に到着。

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入り口ではすでに2匹の猫が出迎えてくれるというニクイ演出にオジサン達もほんわか気分。

3日目はメインイベントとなるZ坂の登坂と、大野亀、二ツ亀の見学。

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大野亀近くになるとそこら中にカンゾウの花が咲き乱れてて巨大な岩とお花畑の不思議な組み合わせに感動。

こうして15周年を祝うイベントが無事に終了となりました。
節目の年なんて大きなイベントするキッカケなだけで、いつであっても大切な日々ですが、
コロナ渦が収まった事を祝う意味でも開催できて本当に良かったです。
車で行けばたった1日で回れるところを、わざわざ苦労して自転車で走る意味は何なのか!?
一緒に走り出せば理解できると思います。
このブログを見てくれてる貴方もそろそろ人生を楽しんでも良い時期に来てます。
残りの人生の楽しみをワラガイに掛けてみませんか!


おわり



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という夢を見ていた。


バス運転手「そろそろ 阿賀野川サービスエリアですよ~」

はっ、そうだ僕達は今バスに乗って新潟を目指していたんだ。

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早朝2時50分に、スポーツアリーナ相馬を大型バスで出発していたんだ。
少しづつ現実が思い出されてくる。
時折、強い日光が照りだしてくるが佐渡がある方向はどんよりと厚い雲がかかっている。
そういえば今日の佐渡の日本気象協会の天気予報は午後から雨予報になっていたような。
きっと大丈夫!
大丈夫だよね?
大丈夫って言ってよ!

店長「たすけてぃぃ~、ワラえも~~~~~ん」


スケジュール
5月26日(金)
02:30 セブンイレブン相馬松川浦店
02:40 スポーツアリーナ相馬乗車開始
02:50 福島県相馬市スポーツアリーナ相馬出発
06:50 佐渡汽船新潟ターミナル到着
07:25 ジェットフォイル搭乗
07:55 新潟港出発(ジェットフォイル)
09:02 両津港到着(ロードバイク準備)
09:15 出発(ハーティウッズ立ち寄り)
10:10 赤亀風島なぎさ公園(スタートから15km 5分休憩)
11:50 赤泊エーコープ(前休憩より33km地点。赤泊港北埠頭公園で昼食休憩20分)
12:25 北雪酒造で寝酒購入
12:35 出発
13:10 小木港到着(小休憩10分) 土千万でタイ焼き
13:20 出発
13:30 矢島体験交流館(30分)
14:00 出発
14:15 宿根木見学(15分)
14:30 出発
16:30 宿到着
17:00 風呂
18:00 夕食

5月27日(土)
06:30 起床
07:00 朝食
07:50 出発準備
08:15 出発
08:40 佐渡西三川ゴールドパーク(砂金取り)
09:30 出発
10:00 尾畑酒造
11:10 ローソン佐渡相川店(翌日用補給食・どりんく)
11:30 パーラーツルヤ(昼食1時間)
12:40 浮遊鉱石場跡(約15分)
12:55 出発
13:15 佐渡金山 宗太夫坑コース(A班、B班 各40分)
A班13:20~14:00見学、14:00~14:40登坂組、見張り番に分担。
B班13:20~14:00大佐渡スカイライン登坂、14:00~14:40見学
店長13:20~14:00自転車見張り番14:00~14:40見学
14:40 出発 
15:00 尖閣湾揚島遊園(30分)
15:30 出発
16:00 龍王大明神(小休憩10分)
16:10 出発
16:30 宿到着


5月28日(日)
04:27 朝日(日の出)
07:00 朝食
08:00 出発準備
08:30 出発
10:00 大野亀ロッジ(ソフトクリーム休憩 30分)
10:30 出発
10:40 二ツ亀到着(20分観光)
11:00 出発
12:20 両津港到着
12:30 食事休憩
13:40 輪行袋準備
14:05 ジェットフォイル搭乗手続き
14:35 両津港出発
15:42 新潟港到着
16:10 バス乗車
16:20 新潟ふるさと村立ち寄り
17:30 新潟ふるさと村出発
・途中PAかSAでトイレ休憩
21:00 スポーツアリーナそうま到着

参加者
店長
荒武
菊地
高橋
神戸
若松
但野
小野
熊川
但野
岩崎
菅野
杉岡
村上
飯土井
の15名


第1章「佐渡だけどマゾ」


私の名はワラガイ。かつては相馬市で自転車業を営む平凡なママチャリ屋であり、退屈な日常と戦い続ける週末だけのサイクリストであった。 だが、あの朝、佐渡汽船のジェットフォイルから目撃したあの衝撃の光景が私の運命を大きく変えてしまった。 
ジェットフォイルで両津港に到着したその瞬間から世界はまるで開き直ったかの如くその装いを変えてしまったのだ。 
初めての町、初めての角店、初めての公園・・・。違和感を覚えるのは当たり前だが何かが違う。 

路上からは佐渡一周してるサイクリストの陰が消え、甲高いラチェット音も途絶え、サイクルボールのチェックインをする人の姿も無い・・・。 
この町に、いや、この世界に白い雲という言葉だけを残し、あの懐かしい青い空は突然その姿を消してしまったのだ。 
数時間を経ずして荒天という名の時が駆け抜けていった。かくも静かな、かくもあっけない終末をいったい誰が予想したであろうか? 
人類が過去数十年にわたり磨き上げた技術で信頼を勝ち得ていた天気予報の信頼など空から落ちてくる雨粒とともに朽ちていった。。 
しかし、残された我々にとって雨粒とは新たな始まりの合図に過ぎない。 
雨の天気を告げたその瞬間から、我々の生き延びるための戦いの日々が始まったのである。 
奇妙なことに落ちてくる雨粒は暖かく持参してきた豊富な防寒着や雨合羽の装着は不要としていた。 
そしてさらに奇妙なことに、空に広がる雨雲は明るい状況を維持し今すぐにも一筋の光を降ろしてくる希望を与え続けてくれている。

あの運命の朝からどれほどの時間が流れたのか、しかし、今、我々が進み続けるこの世界に時計もサイコンも無用だ。 
我々は土砂降りになりそうでならないサバイバルを生き抜き、 
かつていかなるサイクリスト達たちも実現しえなかった地上の楽園を、あの永遠のシャングリラを実現するだろう。 
ああ、選ばれし者の恍惚と不安共に我にあり、 
人類の未来がひとえに我々の双肩にかかってあることを認識するとき、めまいにも似た感動を禁じ得ない。 

ワラガイ著 ロングライド前史第1巻 佐渡に降りたち 序説第3章より抜粋」