サイクルショップ ワラガイ

~福島県の片隅の小さな自転車屋~

カテゴリ: ヒルクライムレース

===ここから第二章です=====
==第一章は読みおわりましたか?===




第2章「睡眠と粛清」


牛正宗との撮影もほどほどに受付開始の時間となり夕方からの合流組み、レース当日朝合流組みの分の代理エントリーを終わらせる。
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受付会場を出てみるもまだ ざおうさまは何処にもいない。

ざおうさまに逢いたい店長とざおうさまに逢ったらまたワカメノポーズをさせられると戦々恐々のメンバー達。

店長「ざおうさま いないですね~」

小野さん、洋史さん「いないんだったら早く蔵王の下見にいこ~よ」

ククク、そんなことでワカメの呪縛から逃げれると思うのか。

店長「そこの綺麗スタッフに聞いてきますね。待っててくださいね。ククク」

店長「すいませ~ん。オカマさまってどこにいますか?」

美人スタッフ「あれっ、いませんか?さっきまでそこに居たんだけどな」

カトピリさん「店長、オカマさまって何。普通に会話成立してるし」

にやりとする美人スタッフ。貴様、何かを知ってるな。

などとしてると、

小野さん「店長、後ろ後ろ」

小野さんが「志村 後ろ、後ろ」なみの後ろ後ろをアピールしてくる。
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店長「ざ お う さ ま だ!!」

ざおうさまの登場にざわめきだす観衆。
走り出すワラガイメンバー。

2年ぶりのざおうさま との再会にはワカメノポーズの出番は必要としなかったのだ。
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ざおうさま閣下にたいし、跪き敬意のお辞儀にて挨拶が始まる
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ざわめく民衆からは

おばちゃんA「あれは何してんだべ」
おばちゃんB「あれはざおうさまが王様だから ははぁ~ってやってるんだべ。」
おばちゃんA「あ~、なるほどぉ。だから、ははぁ~ってしてるのか」

口にだして解説されると恥ずかしさが溢れてくる。ははぁ~って言わないで ははぁ~って。


ざおうさまとの再開を喜びつつ、いよいよ明日のコースを下見に移る。

まずは第一の難所である滝見台。
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観光として良い場所なんですが、自転車で登ろうとするにはこの勾配がきつい。
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そして第二チェックポイント近く。


2年前のレースではここに下見に来たときに体が飛ばされそうだったが、この日はほぼ無風。しかも快晴。


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恥ずかしさに慣れてきたのか、滝見台でも第二CPでも「ワカメ」って言った瞬間にポーズが決まるようになってきた。

そういえば、
ここ最近ブログでワカメのポーズ、ワカメのポーズと言っているが実は歴史が深く2年前からのポーズだったりもする。
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こんなに立派なワカメになりました。


さてさて下見を終えたワラガイ御一行様はというと、蔵王町から数十kmと遠く離れキャンプファイヤーのできる荒武さんの別荘に到着していた。

店長「んじゃ今からの予定を伝えます。キャンプファイヤー準備したら夕食、そのあとキャンプファイヤー、風呂、明日のスケジュール確認、就寝です。鈴木さん、半杭さん、木村さんはもうちょっとしたら合流です。以上!」

メンバー「は~い」
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キャンプファイヤーもなんだかんだと4回目にもなると手つきが違ってくる。

食事のタイミングで荒武さん合流。
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荒武さん別荘では セミブッフェタイプである為、お腹いっぱいの食事ができる。

そして待望のキャンプファイヤー。
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前回の反省をいかしマイムマイムは逆回転。菊地さんからの差し入れのハニーハブ酒、蔵王昇り竜で気合をいれてるためマイムマイムで酔いが回り地味に体力を奪ってくる。
今年のマイムマイムは前回の悪天候を踏まえて、逆回転で雨乞いの逆の効果を狙う。
 
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草陰からこっちを覗いてる人影を見つける。後合流組みの半杭さんだ。
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半杭さん「女子大生だらけのキャンプファイヤーという話は・・見る限りオジサンしかいないようで。」

店長「そうなんです。おじさんだけでした。はっはっは」

半杭さん「黒魔術の儀式のような・・・
何かの宗教でしたっけ?

荒武さん「ワラガイ教です。ざおうさま召喚してました」

半杭さん「あ~、帰ろうかな」

店長「ほらほら、回りますよ~」

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約5分間 炎の周りをグルグルし続け、息も絶え絶えのおじさん達。

店長「はぁ、はぁ、そ、そろそろ終わりにしましょうか・・・はぁ、はぁ、はぁ」

荒武さん「今日は ワラガイキャッツはやらないの?」

店長「やりましょう!今日は洋史さんやってみてください」

洋史さん「いいですよ。んじゃいきますよ」

洋史さん「ワラガイ~っ、キャッツ」

メンバー「ニャー」

洋史さん「ニャー」

メンバー「ニャー」

洋史さん「ニャー」

メンバー「ニャァァァァ!!」

店長「ちょ、ちょ、ちょっと待って、それ違うからぁ~~~~」

伊藤さん「ニャーニャーニャーニャーうるせ~な~」

ハニーハブ酒の勢いもあり大爆笑の中、再度やりなおし気合が入る一同。


キャンプファイヤーの消火も終わり宿泊場所に戻ろうとすると木村さんも登場し合流完了。前泊組みは全員集合となった。


入浴もおわり就寝前に店長部屋に全員集合し明日のミーティングを始める。
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店長「では明日は移動もあるので3時起床で・・・・以上です。何か質問は?」

・・・

洋史さん「スーッ、スーッ、スッー

店長「あれっ、洋史さん寝てます?んにゃろ、カトピリさん出番です。」

カトピリさん「もう しょうがないなぁ~」

静まりかえるメンバー達、カトピリさんの行動を凝視している。

洋史さんの布団に潜り込み真横まで接近し耳元に息を吹きかける

カトピリさん「フゥー~~~~~

洋史くん「ふぁぁおぅ!ふぉぉぉう!びっくりした~」

カトピリさん「一人寝てるからだよ

ミーティング中の居眠りによって彼は、メンバーの大爆笑とカトピリさんの甘いモーニングコールと翌朝の首の寝違えを得ることになった。


翌朝がレースだというにも関わらず爆笑の中、夜は深く深くふけていくのであった。


つづく。


楽しい時間とともに静かに訪れる緊張という闇。
闇は確実に店長の心と体を蝕んでいた。
次回、最終章「黒き淑女」をお楽しみに

蔵王、それは奥羽山脈の一つの蔵王連峰を指し、宮城県と山形県を隔てる山々である。
ジブリの「おもひでぽろぽろ」にも登場する偉大なる山々なのだ!標高も1841mもあり森林限界を超えたあたりから雪壁も壮大な景色を演出している。

また蔵王町PRキャラクターの「ざおうさま」も非常に愛嬌があり、公式プロフィールでは記載されていないが、
きっと御釜誕生とともに産まれてきたという「ざおうさま」は実はオカマであるという裏設定があるのではと睨んでいる。
ざおうさま
可愛らしい動き、手に持っている「棒に実が二つ」これらが持つ意味というのは正にそれではないであろうか!
私も実際、イベント会場をうろついている「ざおうさま」を目にしたとき、ついつい「オカマさま~」と呼んでしまっても振り返っていたし、近くのスタッフに「オカマさま」どこにいますか?と聞いても「あれ、その辺にいませんでしたか?食事かな?」という回答も獲ているのだ。

おっと、これ以上「ざおうさま」の正体に近づくと狙われる危険があるのでこの辺にしておこうと思う。
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そしてそんなオカマを目指してサイクリストが集まるレースが、
「日本の蔵王 ヒルクライム・エコ2016」
蔵王ロイヤルホテル近くの大鳥居をスタートし交通規制された平均勾配7%の道路を延々18.6kmも登りきるという日本でも屈指のヒルクライムレースなのである。

そんな大それたレースに参加しようとしている我々 相馬ワラガイRCはというと・・・

洋史さん「ワラガイ~っ、キャッツ」

メンバー「ニャー」

洋史さん「ニャー」

メンバー「ニャー」

洋史さん「ニャー」

メンバー「ニャァァァァ!!」

店長ちょ、ちょ、ちょっと待って、それ違うからぁ~~~~



んじゃ、2年ぶり~今年も蔵王ヒルクライムはじまるよ~。


参加者一覧(敬称略)
スギハチ
カトピリ
洋史
館内
村上
木村
荒武
半杭
小野
貴之
北畑
伊藤
飯土井
吉田
青木
明星
山下
秋山
そして店長の18名でのエントリー。

(諸事情でDNSとなってしまったのがザワザワさん、伏見さん、橋浦さん、駒形さん、宏幸さん、髙橋さん、石井さん)



第1章「クドイホド ワ・カ・メ」


今年はいつも通り蔵王HC前日に運動会をする小学校と翌週になった小学校と大きくわかれ、店長家では翌週にずれた小学校であった為、後ろめたさを感じずに朝から出発することに。

嫁様「おりゃ、おりゃ、、、」

店長「ん?どうしたの?」

嫁様「玄関の鍵がおかしいの」

店長「どれどれ・・・っ!!なんだ、箇所おかしくなってる!!玄関閉まらない。やっぺーぞ、やっぺーぞ。なんで蔵王出発直前にこんな・・」

カトピリさん「店長おはよー、そろそろ行く?んっ、なにやってんの?」

店長「カトピリさん~、玄関の鍵がおかしくなって。先に行っててください。参加証を渡すのでみんなで受付お願いしていいですか?」

カトピリさん「良いよ~。でも、ここを・・・こうして・・・こうすれば取りえず玄関しまるはず・・・」

店長「おおお~、すごい~。とりえず玄関閉まれば残り2箇所で施錠できるし安心だべ。大工さんに連絡して部品交換お願いしておいて」

嫁様「はいはい。いってらっしゃい。」

店長、カトピリさん「いってきま~す」

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集合場所である鹿狼山市場若干遅れて到着するとすでに全員集合しており受付会場である蔵王町ございんホールを目指す。


2年ぶり会場は懐かしくもあり、昨年中止からの再開というのは並大抵の苦労ではなかっただろと大会スタッフの頑張る姿を目にすると胸の奥に熱く込み上げて来るのがある。
出店も2年前と比べると若干少なくなってはいるが一店舗ごとの情熱とサービスは手厚くなっているのだ。
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お店屋さん「これ試食どうぞ」
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店長「おお~これ美味い!カステラのラスク?」

そして振り返るといつもの光景がはじまる。

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たべる。

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食べる。

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タベルのだ。


店長「受付開始までもうちょっと時間ありますね。受付者が増える前に ざおうさまと写真とりましょう。でも会場にいないですね~」

伊藤さん「てんちょ~、あれ、あれ、何かいるよ」

店長「お、なんだなんだ。初めて見ますね。んと牛正宗・・・みなさ~ん牛正宗と一緒にワカメしますよ~」

村上さん「えぇ~、やるんですか~?また」

店長「またっていうか、この二日間はやりつづけます。覚悟してください。」

スギハチさん「会社の人がこのブログ見てるからワカメはちょっと・・・」

洋史さん「パラグライダーやってる地元だからあんまり変なことはちょっと・・・」

店長「スギハチさん諦めてください。洋史さんこれは変な事じゃないです。美しい事ですよ。さぁさぁ早く早く。」
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伊藤さん「店長まだ?もうやめて良い?」

店長「駄目です。あっ、小野さんが逃げた。はやく捕まえて」

伊藤さん、村上さん、カトピリさん「小野君早くして~、恥ずかしいから~」

洋史さん、飯土井さん「なんでもいいから早く終わらせて~店長~」

店長「はいはい。あわてんぼうさん とりますね~」

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レーパンを履くのが恥ずかしい初心者サイクリストがレース会場で履いてないほうが目立ってしまうように、群生してるワカメのポーズの中でワカメを回避しようとすると逆に目立ってしまうのです。
 
まだ終わらん!
まだまだワカメは終わらんのだ!


つづく。


永遠とも感じられる店長からのワカメの要求にたいし、やらざるをえないメンバー達。
疲労困憊の中で行われた翌日のスケジュール確認中に起きた、ある男の居眠りの代償とは・・・・
次章「睡眠と粛清」をお楽しみに





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いよいよ蔵王ヒルクライム2016の受付開始まで1ヶ月をきりましたね!
去年が中止となった分、今回の楽しみが半端ないですね。

あ~早く、あの地獄のような峠の苦しみを味わいたい。

と、ソワソワと昔の動画や画像の整理してたら2013年蔵王ヒルクライム(一時期公開してたやつ)が出てきました。懐かしいのでまた期間限定でアップします。

ゴール前の貴重な映像だと思うので今年出場する人はゴールをどうカッコヨク走り抜けるか参考にしてくださいね^^

音出るので気をつけてね 


 

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===ここから最終章です=====
==第二章は読みおわりましたか?===



















最終章「小野モード反転」

 


さぁ、第2章で懺悔も終わったことだし気持ちはレースに切り替えよう。
 


インターネットで「山の天気」を検索すると気温2℃、風速14m・・・
はぁぁぁ!?なんじゃこりゃ~と、
宿泊施設からチェックアウトするまで服装になやむ。
 

ゼッケンをウィンドブレーカーにつけてみたり、外してジャージにつけたり、
いやいや半袖ウェアか。。。
 

店長「スギハチさん、服どうします?」

スギハチ「どうしましょ~」

店長「村上さん、服どうするんですか?」

村上さん「う~~ん、、、」

店長「酒井さん、服どうしますか?」

酒井さん「半袖、寒いですかね・・・・」

店長「う~~~、、スギハチさ~ん、服どうしましょ」



チェックアウトまでずっと繰り返しの質問がつづく・・・

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選手駐車場で準備をしていると前日300kmブルベを完走してきた青木さんが登場。
半分、解脱してるようである。
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前回は最初から全力疾走で第1CPから足が攣り始めたので
今回のプランはこうだ!
 

・スタート~ビギナークラスゴールまで速度を抑えた時速11kmをキープ。
・ビギナークラスからゴール地点まで時速12kmにする。
 

これで計算上、1時間37分でゴールできるのである!
 

完璧だ。
 

しかも!
ハンドルには梅丹の梅肉エキスを醤油指しに移し変えたものを搭載。
これを第1CPで飲むことで疲労がリセットされるはず。
 

さらに、
ステム裏側には梅丹サイクルチャージカフェインプラスも搭載。
これを第2CPで飲めばカフェイン効果で集中したダンシングで加速できる。
 

のはずだったのだが、
この机上の空論は見事につぶされたのだ。
 

スタートしてビギナークラスまでは予定通り時速11kmで走行し、
梅肉エキスの補給も完了。

が、
その後が時速12kmに上がらない。
想像以上に勾配が緩くないのだ。
 

誰だ!滝見台をすぎると緩やかな勾配にかわると言ったのは!!

※もう3回目の参加なんですけどね


そうこうする内に、
今年もまた後方から笑い声がこだまする。
 

謎の声「ふふふふふ。てんちょ、ふふふふふ」
 

左手の親指を上に向けたグッドラックのポーズをして抜き去るはスギハチさんだ!
 

スギハチさん「ふふふふふ」
 

さらにすれ違い様に、上に向けていた親指を下に向けやがった!!
 

店長「ちっくしょ~、スギハチさ~ん」
 

声にならない叫びをあげつつ、〈食いついてってやる〉
 

と速度を上げるもジワリジワリと引き離されていく。
 


第1CPを過ぎる頃になると、植物の高さも低くなってきてる為か
強風が全身を襲うようになっており、両手の薬指と小指がしびれて感覚がなくなっている。
 

血流が悪くなっているのか?と体を見渡すもそんな場所はなく、
シューズもきつすぎる状態でもない。
 

そうだ。寒すぎるのだ。
 


薬指と小指を手のひらとブラケットの中に折り曲げて走り続ける。
 

本来なら第2CPで飲むはずのサイクルチャージも早々に飲み、
気合を入れなおすも強風で煽られ泣きが入る。
 


そして第2CP手前地点で突風に吹かれてしまい、転びそうに><
ギリギリでクリートを外し足をついて難を逃れることができた。
 

そう、
蔵王ヒルクライムで初めて脚をついてしまったのである。


 

凄まじいショックに襲われ、
横から吹き続ける強風にキレてしまう。
 

店長「もういい!歩いて登ってやる」



強風の中を10mも歩くも、
 

〈無理だ。歩いて頂上を目指す方が大変だ〉



強風を怖がりながらも再走行開始。
 

脚を着いたからなのかもしれないが、
今年のクララ(太もも)は、まだまだ大丈夫みたいだ。
 

残り5kmは全力で登りきってやる!と意気込むも辺り一面真っ白な霧の空間にはいり
気温はさらに下がっている。
 

そして何故か股関節あたりに違和感を覚える。
 

店長「ユ、、ユキちゃん?ユキちゃんなのか!今回はユキちゃん(股関節の筋)が暴れてる」


ここにきて、強風・霧・低気温だけでなくユキちゃんの暴走が控えていたとは!
 


ペダルを回しながらストレッチをしようと立ち上がろうとすると強風が襲ってくるし、
サドルに腰をおとしているとユキちゃんが暴れる。
 


辛いよ~。もうゴールしたいよ~。とペダルを回しても辺りは真っ白で
どの辺を走ってるのかも理解できない。
ほぼ半泣きのままゴールとなった。
 

ゴール後の駐車場には氷の塊が転がってるし、
選手はほとんどなく横たわった自転車だけがならんでいる。
まさに自転車の墓場のような光景がひろがっていた。





もうどうにでもしてくれ~っと、彷徨っていると。
 


小野さん「てんちょ~、こっちだよ。ほら早く自転車置いてレストハウスにいこう」
 

店長「小野きゅ~ん。辛いよ~、ここ寒いよ~。辛いよ~」
 

小野さん「わかった、わかった。わかったから早くいこう。凍え死ぬよ」
 

店長「小野きゅ~ん、ありがと~。ありがと~。ここは異常だよ~」
 

小野さん「大丈夫だから早くいくよ」
 

こんなにも小野キュンが優しい人間であったとは思いもよらなかった。
小野竜一という人間は困難な時に助けてくれる人間であったのだ!


自転車の墓場を抜け、レストハウスに向かうとすでにゴールした人達でごった返している。

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店長「スギハチさ~ん、伏見さ~ん、寒いよ~。」
 

伏見さん「てんちょ、そこら中に氷の塊が転がってましたね。今日はすごいですね」
 

スギハチさん「ははは、てんちょう、どうでした?」
 

店長「去年より相当遅くなりました。脚もついちゃいました。ショックです」
 


などと、
傷をなめ合っているとワラガイメンバーも続々とゴールしてくる。

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ワラガイ軍団全員無事にゴールを確認し、全員で下山を開始する。
 

料金所までは寒さで握力がなくなってブレーキが怖い怖い。
しかも強風は変わらずという天候。
 

しかし下山ではあっという間に真っ白な霧の空間から抜け出すことができ、
青空が広がった下界が綺麗に見通せる。

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体感気温も5~6度上がったように感じられる。
 

店長「いやぁ~ 暖かいですね。はっはっは~、いい天気だ」
 

10分前には寒さでレストハウスから外に出ることすら躊躇ってたというのが嘘のようである。
 

あとは、
恒例のワラガイ一向が固まってのゆっくり下山タイム。

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握力がなくなるので大目の休憩を挟みつつ、
今回のレースを振り返りつつ下山していくのだ。
 


サイクリングシーズン始まりである5月の大会ながら1年で一番大きなイベントである
蔵王ヒルクライムが終わっていくことに寂しさを感じつつ大鳥居を過ぎる。
 


そしてトン汁タイム。
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冷え切った体にしみわたる美味しさ。
 

ワラガイ御一行様からは鬼軍曹をはじめ、数人が抽選会で景品をゲットとなり無事に帰宅。
そして第2メインイベントの打上げ会。

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運動会順延、吹雪の中のレース等、色々ありましたが最高の二日間となりました。

 

今年もこれにてワラガイレーシングは解散となります。
これより速さの追求は捨て、楽しいのんびりサイクリングに特化したワラガイサイクリングに戻ります。

ワラガイサイクリングのイベントはこれからが本番となります。
家族サービスをしながらも楽しいサイクリング生活を楽しみましょう!

さぁ貴方もワラガイサイクリングで人生を謳歌しましょう。
もう一人の貴方が出番を待ってますよ



おしまい


 
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===ここから第二章です=====
==第一章は読みおわりましたか?===


















第二章「二つの過ち」


 

私達は蔵王ヒルクライム全参加者に謝らなければならないのかもしれない。

当日のあの凍るような天気。数メートル先も見えないような霧。泣きたくなる突風。

その原因となりえる2つの過ちを犯してしまっていたのだが、順を追って話を進める。


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小野さん「てんちょ~、蔵王様いるよ~。一緒に写真撮ろう~」


店長「あの~、蔵王様、一緒に写真いいですか?」


付添い人「ああ、いいですよ~。どうぞ、どうぞ」


店長「写真OKでました~。皆で撮りますよ」


店長「それじゃ、ワラガイハウスへ行きますよ~」


そう、福島県のとある場所に存在するという〈ワラガイハウス〉が宿泊場所である。



村上さん「店長。俺ツルハドラッグに寄って防寒着物色してから向かいます。」


店長「えっ。じゃ、俺もいこうかな」
 

しかし、ツルハドラッグにはフリルとレースの付いた可愛いストッキングしか見当たらず
いくら「旅の恥はかき捨て」とは言え、いい年したオジサンがマジカル少女な感じでヒルクライムするわけにはいかず、断念することとなった。



ワラガイハウスでの簡単な打合せ後は、夕食もがっつり。

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あれだけ受付会場で食べまくってたのに。ほぼ全員おかわりの二人前をペロリ。

明日レースであっても関係ない。
そこに食事があれば食べるしかないのだ。
 

後悔は喉を通り過ぎてからにすればいい!
 


そしてワラガイサイクリングの儀式である《火の神降臨の儀》を執り行う。
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火の神様①『私達を呼んだのは、またお前達か。よかろう、また火の祝福を与えてやろう』

火の神様①『ここに集う みんな の心の絆を結び、友情を深めれば、明日の活躍を約束しよう』


火の神様②『みんなの活躍に』

火の神様③『明日のビールに』


3人の火の神様にお越しいただき、

明日への意気込みを報告し火の祝福をうけるのである。

そして今年から導入したマイムマイム。
オジサン達が手を繋いで聖なる火の周りをグルグルとまわるのだ。
 

それはとても恐ろしい光景であり、
まさに悪魔を召喚している最中であるかのよう。
 

オジサン一人ひとりが恥ずかしそうステップを踏んでいるだ!!

幼い子供があの光景を目にしたらトラウマになったであろう。
 

 

さらに、
メンバーの結束力を高めるための円陣も初挑戦。


店長「ワラガイサイクリング初めての試みです。」

店長「もしシックリこなかったら今後二度とやりませんのでお付き合いお願いします」

 

店長「いくぞぉりゃぁ~」
メンバー「ばぉあぃ~っす!」
 

店長「わらがぁ~うぃ~~」
店長「きゃっつ」

メンバー「にゃー」
 

店長「きゃっつ」
メンバー「にゃー」
 

店長「きゃっつ」
全員「にゃぁぁぁ~~~~~~~~!!!」



《ついにパクッてやったぜ》



店長「ありがとうございました!なんとなくシックリきました。またその内やります」
 

カトピリさん、伏見さん「えっ!! 店長今のでしっくり来たの!? またやるの?」
 

店長「えっ!? ・・・」

 

《ちくしょぉ~、きっと近々またやってやる~》




などとしてる内に、
夜も深い闇の中に溶けていく。




 

【そして18日早朝】



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店長「朝だ!みんな起きて~」
 

スギハチさん「店長、おはよーございます。」
 

店長「スギハチさん、おはようございます。今日は寝れました?」
 

スギハチさん「今年は熟睡です。」
 

酒井さん、村上さん「おはよ~ございます。」


ワラガイ一同、全員が寝覚めよく起床し昨晩の儀式の後片付けと、
鬼軍曹率いる軍隊式ストレッチがおこなわれる。


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この朝日を浴びてる中で、あの悪夢であったかのようなレースがまってると誰が予想したであろうか。


 


犯してしまった二つの過ちを改めて見つめなおそう。
それは・・・


 

《一つ目の過ち》

蔵王様の所持するタマタマを食べようとするメンバー。
オカマになることを恐れた蔵王様の逆鱗にふれてしまったのである。


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※決して口をつけてはおりません。
 蔵王様に了承を得た上で食べるフリをした画像ですので過剰な反応は御勘弁ください


 

《二つ目の過ち》
キャンプファイヤーにて火の神様を降臨させ祝福を頂いたにもかかわらず、
水が出たことを喜ぶ踊りであるマイムマイムを踊っていたのである。
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蔵王様の逆鱗と、火の神様への侮辱が重なったことで
あの現実とは思えない現象がおきたのである。
 

 

つづく。
 

2014年5月17日夜、その時は訪れようとしていた。。


ワラガイ一同「・・・・・・・」

ワラガイ一同『にゃ~~~~~~~~~~~!!!』

 

今年も蔵王ヒルクライムがはじまるよぉ~


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今回も半フィクションです。画像もCGかもしれませんので真に受けないでください。
 

メンバー一覧------------------------------------

・スギハチさん  ・・・坂と言えばスギハチさん、スギハチさんといえば坂。
・カトピリさん   ・・・ワラガイRCの風紀委員。永遠のアイドル。
・柿平さん     ・・・初蔵王HC。毎朝トレーニング中。
・鈴木洋さん    ・・・自転車だけではなく空も愛する鳥人間。
・秋山さん     ・・・コンパクトクランクでケイデンスは常に150キープ。
・鬼軍曹さん    ・・・腐れ小僧共、いつまで俺の後ろを走ってるつもりだ!!
・小野さん     ・・・店長の宿敵。とても優しい小さいおっさん。
・伊藤さん     ・・・君が遅いわけじゃない、今年の俺が早いだけさ。
・橋浦さん     ・・・自転車始めて30kg減という超人。
・酒井さん     ・・・初蔵王HC。サイクリングは南相馬から自走参加の偉人。
・石井さん      ・・・日立木で愛を届けるポストマン。
・明星マスク    ・・・困った時は迷わず呼ぼう「めいせいま~すぅく」。
・青木さん     ・・・300kmブルベ後に初蔵王HC。頂上で即身仏か!?
・村上さん      ・・・初蔵王HC。週末のパパはちょっと違うぜ。
・伏見さん        ・・・日立木の赤い彗星。基本3倍速なんです。
そして店長の総勢15名。

 

残念ながら館内さん、ザワザワさん、髙橋さん、荒武さん、サポート部隊は運動会順延の為、棄権となりました。



第1章「炊き込み御飯」
 

 

今年の蔵王ヒルクライム一週間前は穏やかであった。
一昨年、去年と違って週間天気は晴れ。

ヒルクライム当日の前後2日間は晴れが続いており某国が気象兵器を使用しない限り「晴れ」は変わらないだろうとノンビリと構えていた。

 

そして蔵王ヒルクライム二日前となる5月16日(金)。
校庭で万国旗など運動会の準備をしてるとが強い風がふいている。

 

明日のお弁当はちょっぴり砂交じりですかねぇ~とPTAの方達と笑っていたら、

《強風の為、運動会は順延となります》


・・・えぇぇぇ!
 


こんなに晴れてるのに!?
雨ふってないのに?

 

・・・でも強風だ。きっと順延と判断した人も身を切る思いの判断だったに違いない。
 

でも翌日の運動会用の炊き込みご飯を準備してる炊飯器をバックに
スイッチを押してる指がプルプル震えてる嫁様の後ろ姿を見た時の あの凍てついた時間は、1分が1時間にも思えた。。きっとこの後景を生涯わすれないだろう。

 

そして。
 


店長「娘達、聞いてくれ。蔵王ヒルクライムへはお父ちゃんだけでいくことにする。」
 

運動会に父親が来れない事より、
蔵王ヒルクライム前泊と応援に参加できないことに泣き出す娘達。
それくらい我が家にとっても蔵王ヒルクライムの存在が大きいのである。

 

ん?運動会にお父ちゃんが来なくても気にならないってのも、ちょっとアレだよ。娘達。

 

それはそうと、気持ちを切り替えて嫁・娘達も引き連れてヒルクライム前日を楽しむことに決定。3年目にして初めて先発部隊と行動を共にする。
 

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我らの憩いの場、鹿狼市場に集合して出発。

 

受け付け時間前に到着し、貪る様に食べる食べる。

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それでも受付開始まで若干の時間があったので、車で下見をすることに。

難所である滝見台。
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そして第2チェックポイント。
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わ~い。雲の中だ~って思って車から出ると、そこは極寒地獄。


店長「なんじゃこりゃ~~!」

スギハチさん「ぷぷぷっ、これは酷いですね(笑)」

カトピリさん「さぁ~明日は棄権棄権」

橋浦さん「事務局が中止とか判断しちゃうんじゃないですか~」

店長「それもありえますよね~。それよりも防寒対策を強く言ってた私がこの気温に対応できる装備もってきてないんです」

嫁様「一旦、家に戻る?」

店長「ん~~、まぁ、登ってるときは心拍が高いから暖いよ。大丈夫。」


一抹の不安を抱えながらも、
受付会場にもどると、伊藤チャンプ、伏見さん、石井さんと合流することができ、受付開始。


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ここまではなんとなく予想内の出来事であったんだ。

ただ、この後の行動が翌日の災いの原因だとしたら・・・

僕達はパンドラの箱を開いてしまったのかもしれない・・・


つづく。

 

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