サイクルショップ ワラガイ

~福島県の片隅の小さな自転車屋~

カテゴリ: ヒルクライムレース


===ここから最終章です=====
==第二章は読みおわりましたか?===



















最終章「小野モード反転」

 


さぁ、第2章で懺悔も終わったことだし気持ちはレースに切り替えよう。
 


インターネットで「山の天気」を検索すると気温2℃、風速14m・・・
はぁぁぁ!?なんじゃこりゃ~と、
宿泊施設からチェックアウトするまで服装になやむ。
 

ゼッケンをウィンドブレーカーにつけてみたり、外してジャージにつけたり、
いやいや半袖ウェアか。。。
 

店長「スギハチさん、服どうします?」

スギハチ「どうしましょ~」

店長「村上さん、服どうするんですか?」

村上さん「う~~ん、、、」

店長「酒井さん、服どうしますか?」

酒井さん「半袖、寒いですかね・・・・」

店長「う~~~、、スギハチさ~ん、服どうしましょ」



チェックアウトまでずっと繰り返しの質問がつづく・・・

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選手駐車場で準備をしていると前日300kmブルベを完走してきた青木さんが登場。
半分、解脱してるようである。
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前回は最初から全力疾走で第1CPから足が攣り始めたので
今回のプランはこうだ!
 

・スタート~ビギナークラスゴールまで速度を抑えた時速11kmをキープ。
・ビギナークラスからゴール地点まで時速12kmにする。
 

これで計算上、1時間37分でゴールできるのである!
 

完璧だ。
 

しかも!
ハンドルには梅丹の梅肉エキスを醤油指しに移し変えたものを搭載。
これを第1CPで飲むことで疲労がリセットされるはず。
 

さらに、
ステム裏側には梅丹サイクルチャージカフェインプラスも搭載。
これを第2CPで飲めばカフェイン効果で集中したダンシングで加速できる。
 

のはずだったのだが、
この机上の空論は見事につぶされたのだ。
 

スタートしてビギナークラスまでは予定通り時速11kmで走行し、
梅肉エキスの補給も完了。

が、
その後が時速12kmに上がらない。
想像以上に勾配が緩くないのだ。
 

誰だ!滝見台をすぎると緩やかな勾配にかわると言ったのは!!

※もう3回目の参加なんですけどね


そうこうする内に、
今年もまた後方から笑い声がこだまする。
 

謎の声「ふふふふふ。てんちょ、ふふふふふ」
 

左手の親指を上に向けたグッドラックのポーズをして抜き去るはスギハチさんだ!
 

スギハチさん「ふふふふふ」
 

さらにすれ違い様に、上に向けていた親指を下に向けやがった!!
 

店長「ちっくしょ~、スギハチさ~ん」
 

声にならない叫びをあげつつ、〈食いついてってやる〉
 

と速度を上げるもジワリジワリと引き離されていく。
 


第1CPを過ぎる頃になると、植物の高さも低くなってきてる為か
強風が全身を襲うようになっており、両手の薬指と小指がしびれて感覚がなくなっている。
 

血流が悪くなっているのか?と体を見渡すもそんな場所はなく、
シューズもきつすぎる状態でもない。
 

そうだ。寒すぎるのだ。
 


薬指と小指を手のひらとブラケットの中に折り曲げて走り続ける。
 

本来なら第2CPで飲むはずのサイクルチャージも早々に飲み、
気合を入れなおすも強風で煽られ泣きが入る。
 


そして第2CP手前地点で突風に吹かれてしまい、転びそうに><
ギリギリでクリートを外し足をついて難を逃れることができた。
 

そう、
蔵王ヒルクライムで初めて脚をついてしまったのである。


 

凄まじいショックに襲われ、
横から吹き続ける強風にキレてしまう。
 

店長「もういい!歩いて登ってやる」



強風の中を10mも歩くも、
 

〈無理だ。歩いて頂上を目指す方が大変だ〉



強風を怖がりながらも再走行開始。
 

脚を着いたからなのかもしれないが、
今年のクララ(太もも)は、まだまだ大丈夫みたいだ。
 

残り5kmは全力で登りきってやる!と意気込むも辺り一面真っ白な霧の空間にはいり
気温はさらに下がっている。
 

そして何故か股関節あたりに違和感を覚える。
 

店長「ユ、、ユキちゃん?ユキちゃんなのか!今回はユキちゃん(股関節の筋)が暴れてる」


ここにきて、強風・霧・低気温だけでなくユキちゃんの暴走が控えていたとは!
 


ペダルを回しながらストレッチをしようと立ち上がろうとすると強風が襲ってくるし、
サドルに腰をおとしているとユキちゃんが暴れる。
 


辛いよ~。もうゴールしたいよ~。とペダルを回しても辺りは真っ白で
どの辺を走ってるのかも理解できない。
ほぼ半泣きのままゴールとなった。
 

ゴール後の駐車場には氷の塊が転がってるし、
選手はほとんどなく横たわった自転車だけがならんでいる。
まさに自転車の墓場のような光景がひろがっていた。





もうどうにでもしてくれ~っと、彷徨っていると。
 


小野さん「てんちょ~、こっちだよ。ほら早く自転車置いてレストハウスにいこう」
 

店長「小野きゅ~ん。辛いよ~、ここ寒いよ~。辛いよ~」
 

小野さん「わかった、わかった。わかったから早くいこう。凍え死ぬよ」
 

店長「小野きゅ~ん、ありがと~。ありがと~。ここは異常だよ~」
 

小野さん「大丈夫だから早くいくよ」
 

こんなにも小野キュンが優しい人間であったとは思いもよらなかった。
小野竜一という人間は困難な時に助けてくれる人間であったのだ!


自転車の墓場を抜け、レストハウスに向かうとすでにゴールした人達でごった返している。

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店長「スギハチさ~ん、伏見さ~ん、寒いよ~。」
 

伏見さん「てんちょ、そこら中に氷の塊が転がってましたね。今日はすごいですね」
 

スギハチさん「ははは、てんちょう、どうでした?」
 

店長「去年より相当遅くなりました。脚もついちゃいました。ショックです」
 


などと、
傷をなめ合っているとワラガイメンバーも続々とゴールしてくる。

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ワラガイ軍団全員無事にゴールを確認し、全員で下山を開始する。
 

料金所までは寒さで握力がなくなってブレーキが怖い怖い。
しかも強風は変わらずという天候。
 

しかし下山ではあっという間に真っ白な霧の空間から抜け出すことができ、
青空が広がった下界が綺麗に見通せる。

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体感気温も5~6度上がったように感じられる。
 

店長「いやぁ~ 暖かいですね。はっはっは~、いい天気だ」
 

10分前には寒さでレストハウスから外に出ることすら躊躇ってたというのが嘘のようである。
 

あとは、
恒例のワラガイ一向が固まってのゆっくり下山タイム。

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握力がなくなるので大目の休憩を挟みつつ、
今回のレースを振り返りつつ下山していくのだ。
 


サイクリングシーズン始まりである5月の大会ながら1年で一番大きなイベントである
蔵王ヒルクライムが終わっていくことに寂しさを感じつつ大鳥居を過ぎる。
 


そしてトン汁タイム。
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冷え切った体にしみわたる美味しさ。
 

ワラガイ御一行様からは鬼軍曹をはじめ、数人が抽選会で景品をゲットとなり無事に帰宅。
そして第2メインイベントの打上げ会。

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運動会順延、吹雪の中のレース等、色々ありましたが最高の二日間となりました。

 

今年もこれにてワラガイレーシングは解散となります。
これより速さの追求は捨て、楽しいのんびりサイクリングに特化したワラガイサイクリングに戻ります。

ワラガイサイクリングのイベントはこれからが本番となります。
家族サービスをしながらも楽しいサイクリング生活を楽しみましょう!

さぁ貴方もワラガイサイクリングで人生を謳歌しましょう。
もう一人の貴方が出番を待ってますよ



おしまい


 
ヒルクライムランキングへ


===ここから第二章です=====
==第一章は読みおわりましたか?===


















第二章「二つの過ち」


 

私達は蔵王ヒルクライム全参加者に謝らなければならないのかもしれない。

当日のあの凍るような天気。数メートル先も見えないような霧。泣きたくなる突風。

その原因となりえる2つの過ちを犯してしまっていたのだが、順を追って話を進める。


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小野さん「てんちょ~、蔵王様いるよ~。一緒に写真撮ろう~」


店長「あの~、蔵王様、一緒に写真いいですか?」


付添い人「ああ、いいですよ~。どうぞ、どうぞ」


店長「写真OKでました~。皆で撮りますよ」


店長「それじゃ、ワラガイハウスへ行きますよ~」


そう、福島県のとある場所に存在するという〈ワラガイハウス〉が宿泊場所である。



村上さん「店長。俺ツルハドラッグに寄って防寒着物色してから向かいます。」


店長「えっ。じゃ、俺もいこうかな」
 

しかし、ツルハドラッグにはフリルとレースの付いた可愛いストッキングしか見当たらず
いくら「旅の恥はかき捨て」とは言え、いい年したオジサンがマジカル少女な感じでヒルクライムするわけにはいかず、断念することとなった。



ワラガイハウスでの簡単な打合せ後は、夕食もがっつり。

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あれだけ受付会場で食べまくってたのに。ほぼ全員おかわりの二人前をペロリ。

明日レースであっても関係ない。
そこに食事があれば食べるしかないのだ。
 

後悔は喉を通り過ぎてからにすればいい!
 


そしてワラガイサイクリングの儀式である《火の神降臨の儀》を執り行う。
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火の神様①『私達を呼んだのは、またお前達か。よかろう、また火の祝福を与えてやろう』

火の神様①『ここに集う みんな の心の絆を結び、友情を深めれば、明日の活躍を約束しよう』


火の神様②『みんなの活躍に』

火の神様③『明日のビールに』


3人の火の神様にお越しいただき、

明日への意気込みを報告し火の祝福をうけるのである。

そして今年から導入したマイムマイム。
オジサン達が手を繋いで聖なる火の周りをグルグルとまわるのだ。
 

それはとても恐ろしい光景であり、
まさに悪魔を召喚している最中であるかのよう。
 

オジサン一人ひとりが恥ずかしそうステップを踏んでいるだ!!

幼い子供があの光景を目にしたらトラウマになったであろう。
 

 

さらに、
メンバーの結束力を高めるための円陣も初挑戦。


店長「ワラガイサイクリング初めての試みです。」

店長「もしシックリこなかったら今後二度とやりませんのでお付き合いお願いします」

 

店長「いくぞぉりゃぁ~」
メンバー「ばぉあぃ~っす!」
 

店長「わらがぁ~うぃ~~」
店長「きゃっつ」

メンバー「にゃー」
 

店長「きゃっつ」
メンバー「にゃー」
 

店長「きゃっつ」
全員「にゃぁぁぁ~~~~~~~~!!!」



《ついにパクッてやったぜ》



店長「ありがとうございました!なんとなくシックリきました。またその内やります」
 

カトピリさん、伏見さん「えっ!! 店長今のでしっくり来たの!? またやるの?」
 

店長「えっ!? ・・・」

 

《ちくしょぉ~、きっと近々またやってやる~》




などとしてる内に、
夜も深い闇の中に溶けていく。




 

【そして18日早朝】



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店長「朝だ!みんな起きて~」
 

スギハチさん「店長、おはよーございます。」
 

店長「スギハチさん、おはようございます。今日は寝れました?」
 

スギハチさん「今年は熟睡です。」
 

酒井さん、村上さん「おはよ~ございます。」


ワラガイ一同、全員が寝覚めよく起床し昨晩の儀式の後片付けと、
鬼軍曹率いる軍隊式ストレッチがおこなわれる。


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この朝日を浴びてる中で、あの悪夢であったかのようなレースがまってると誰が予想したであろうか。


 


犯してしまった二つの過ちを改めて見つめなおそう。
それは・・・


 

《一つ目の過ち》

蔵王様の所持するタマタマを食べようとするメンバー。
オカマになることを恐れた蔵王様の逆鱗にふれてしまったのである。


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※決して口をつけてはおりません。
 蔵王様に了承を得た上で食べるフリをした画像ですので過剰な反応は御勘弁ください


 

《二つ目の過ち》
キャンプファイヤーにて火の神様を降臨させ祝福を頂いたにもかかわらず、
水が出たことを喜ぶ踊りであるマイムマイムを踊っていたのである。
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蔵王様の逆鱗と、火の神様への侮辱が重なったことで
あの現実とは思えない現象がおきたのである。
 

 

つづく。
 

2014年5月17日夜、その時は訪れようとしていた。。


ワラガイ一同「・・・・・・・」

ワラガイ一同『にゃ~~~~~~~~~~~!!!』

 

今年も蔵王ヒルクライムがはじまるよぉ~


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今回も半フィクションです。画像もCGかもしれませんので真に受けないでください。
 

メンバー一覧------------------------------------

・スギハチさん  ・・・坂と言えばスギハチさん、スギハチさんといえば坂。
・カトピリさん   ・・・ワラガイRCの風紀委員。永遠のアイドル。
・柿平さん     ・・・初蔵王HC。毎朝トレーニング中。
・鈴木洋さん    ・・・自転車だけではなく空も愛する鳥人間。
・秋山さん     ・・・コンパクトクランクでケイデンスは常に150キープ。
・鬼軍曹さん    ・・・腐れ小僧共、いつまで俺の後ろを走ってるつもりだ!!
・小野さん     ・・・店長の宿敵。とても優しい小さいおっさん。
・伊藤さん     ・・・君が遅いわけじゃない、今年の俺が早いだけさ。
・橋浦さん     ・・・自転車始めて30kg減という超人。
・酒井さん     ・・・初蔵王HC。サイクリングは南相馬から自走参加の偉人。
・石井さん      ・・・日立木で愛を届けるポストマン。
・明星マスク    ・・・困った時は迷わず呼ぼう「めいせいま~すぅく」。
・青木さん     ・・・300kmブルベ後に初蔵王HC。頂上で即身仏か!?
・村上さん      ・・・初蔵王HC。週末のパパはちょっと違うぜ。
・伏見さん        ・・・日立木の赤い彗星。基本3倍速なんです。
そして店長の総勢15名。

 

残念ながら館内さん、ザワザワさん、髙橋さん、荒武さん、サポート部隊は運動会順延の為、棄権となりました。



第1章「炊き込み御飯」
 

 

今年の蔵王ヒルクライム一週間前は穏やかであった。
一昨年、去年と違って週間天気は晴れ。

ヒルクライム当日の前後2日間は晴れが続いており某国が気象兵器を使用しない限り「晴れ」は変わらないだろうとノンビリと構えていた。

 

そして蔵王ヒルクライム二日前となる5月16日(金)。
校庭で万国旗など運動会の準備をしてるとが強い風がふいている。

 

明日のお弁当はちょっぴり砂交じりですかねぇ~とPTAの方達と笑っていたら、

《強風の為、運動会は順延となります》


・・・えぇぇぇ!
 


こんなに晴れてるのに!?
雨ふってないのに?

 

・・・でも強風だ。きっと順延と判断した人も身を切る思いの判断だったに違いない。
 

でも翌日の運動会用の炊き込みご飯を準備してる炊飯器をバックに
スイッチを押してる指がプルプル震えてる嫁様の後ろ姿を見た時の あの凍てついた時間は、1分が1時間にも思えた。。きっとこの後景を生涯わすれないだろう。

 

そして。
 


店長「娘達、聞いてくれ。蔵王ヒルクライムへはお父ちゃんだけでいくことにする。」
 

運動会に父親が来れない事より、
蔵王ヒルクライム前泊と応援に参加できないことに泣き出す娘達。
それくらい我が家にとっても蔵王ヒルクライムの存在が大きいのである。

 

ん?運動会にお父ちゃんが来なくても気にならないってのも、ちょっとアレだよ。娘達。

 

それはそうと、気持ちを切り替えて嫁・娘達も引き連れてヒルクライム前日を楽しむことに決定。3年目にして初めて先発部隊と行動を共にする。
 

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我らの憩いの場、鹿狼市場に集合して出発。

 

受け付け時間前に到着し、貪る様に食べる食べる。

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それでも受付開始まで若干の時間があったので、車で下見をすることに。

難所である滝見台。
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そして第2チェックポイント。
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わ~い。雲の中だ~って思って車から出ると、そこは極寒地獄。


店長「なんじゃこりゃ~~!」

スギハチさん「ぷぷぷっ、これは酷いですね(笑)」

カトピリさん「さぁ~明日は棄権棄権」

橋浦さん「事務局が中止とか判断しちゃうんじゃないですか~」

店長「それもありえますよね~。それよりも防寒対策を強く言ってた私がこの気温に対応できる装備もってきてないんです」

嫁様「一旦、家に戻る?」

店長「ん~~、まぁ、登ってるときは心拍が高いから暖いよ。大丈夫。」


一抹の不安を抱えながらも、
受付会場にもどると、伊藤チャンプ、伏見さん、石井さんと合流することができ、受付開始。


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ここまではなんとなく予想内の出来事であったんだ。

ただ、この後の行動が翌日の災いの原因だとしたら・・・

僕達はパンドラの箱を開いてしまったのかもしれない・・・


つづく。

 

===ここから最終章です=====
==第三章は読みおわりましたか?===


















最終章『クララ、蔵王に立つ』




お笑い芸人の出川哲郎さんが、
鼻水の事を《ダイヤモンド》と表現している。
 

私はお笑い芸人ではないが、
ヒルクライムが開始された今、同じ気持ちでいっぱいである。
 

そう、
今はレース中なのである!!
 


鼻はすでにダイヤモンド鉱山、
顔中からは砂金(塩)が吹き出ており、
口からはオリハルコン(涎)まで精製されている状況。
 

我はいふ、蔵王の錬金術師なり!

出走前に脚にたっぷり塗った液体サロンパスと足首に巻いたチップが擦れてチリチリとする。
ちらっと足元を見ると赤黒くなってる気がする。
 

これは壊死なのか!!!
俺の脚が壊死を始めているのか!!
 

次の平坦な場所になったらチップの巻きつけを緩めよう。

 

-----そして平坦------

よし今だ! う~~っ、、よいっしょ、あれっ、
平坦が2秒で終わる。
 

・・・よし次の平坦まで我慢しよう。
次の平坦までは壊死しきらないだろう・・・
 


----次の平坦----

よし今度こそ!! よいっと、あららら、、
平坦が3秒で終わる。

 

もう平坦まで待つ時間はない。
勾配が緩くなった時がチャンスだ。

と、
チップに手を伸ばすと
あれ!?
そんなにキツク締め付けてないや。
 

んじゃ、このチリチリ感はなんだ・・・・
日焼けだ!
脚が赤黒く見えたのも日焼けだったんだ。
 

日焼けとサロンパスがケミストリー、
ヒルクライム中にケミストリー、
俺の脚がケミストリー、
スネ毛を剃った為にケミストリー。
 

などと、
ちょっとした音楽が生まれる。

 

そう、
この混沌こそがヒルクライムなのである。
 

ある人はレース中は晩飯を考えるというが私は全く違ったようである。


そして残り5kmの看板が見えてきた。
残り時間を計算すると、
〈このままいけば 1時間30分台でゴールできる!!!〉
 

よしっ!行こう、ピリオドの向こう側へ!


と、
立ち漕ぎ(もはやダンシングとは呼べない)を始めるも、
立った瞬間 太ももの筋肉がブルンブルンと嫌がる。
〈やばい。。鶴~ 脚が蔓~。攣ってしまいます〉
 

攣ったら最後、脚を地面につけてしまうではないか。
すぐにシッティングに戻し、
自己暗示を始める。

店長『いたくなぁ~い。いたくなぁ~い。つらな~い。たいちょ~ぶ。ぜんぜん、たいちょーぶ』

若干のスピードを落としながらもハイライン前までたどり着いた。

よし!
スギハチさん、ザワザワさん以外には追抜かれてない。
伏見さんに勝てる!!!
 

と思った瞬間、
すぅーっと伏見さんが追抜いていく。
 

ちくしょーーーー!
と立ち上がろうとするも、太ももがブルンブルンする。
 

頼む、立て!
立ってくれ。
俺はまだ30代なんだ。立つはずだ!!!!
 


そして残り1kmの看板を目にしたその時。
 

立った!
俺のクララ(太もも)が立った。
クララが立ったよ~~!!
 

ハイジーーーーーー!
 

の喜びも5秒で過ぎ去り、
俺のクララがブルンブルンし始める。
 

もう本当に限界がきたようだ。
子供達の目の前で脚を攣って無様な姿を見せるのだけはやめよう。
 

とにかくゴールするんだ。

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最後は特別スプリントなどで見せ場を作る暇も無くゴールを迎える。


結果:1時間43分

宣言通り去年より20分の短縮を果たすことができました。
クララさえ言うことを聞いてくれれば1時間30分台も・・・・と、
言いたいのですが

これが現実。
これが現時点での私の体力の限界。
 

来年はクララを鍛えぬいて挑もうと思います。

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気温以上に熱い2日間。
18名の戦友とさらなる友情を深めることができ、
心から楽しい蔵王ヒルクライムとなりました。

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来年の挑戦を胸に、
裏メインイベントの打上げパーティが明星鉄工場にて夜遅くまで続いたのでした。


このブログをもって、
相馬ワラガイレーシング2013は解散いたします。

これより相馬ワラガイサイクリングとして、1秒を捨て、軽量化を捨て、
如何に楽しく面白く自転車で遊ぼうか!を追求していきます。

では来年、
相馬ワラガイレーシング2014が復活するその時まで さよーならー

※最後までブログを読んでいただきありがとうございました
 


おしまい。

===ここから第三章です=====
==第二章は読みおわりましたか?===


















第三章『ザ・ワールド』


むぅ~。。寝れない。

大人のキャンプファイヤーなどと夜に火遊びしちゃった為か、
温泉の効果が発揮しちゃったのか、
なぜか眠れない。
 

上方に位置するは飯土井さん、
右隣に位置するは伏見さん、
寝息は聞こえるもののイビキではないし、
寝言もない。

万全の睡眠体制は整ってるのに目が冴えまくっている
 

明日のレースを考えると更に悪循環になるので、
無我の境地を試してみる店長
 

まずは、
足の力が抜けるイメージ、、、
そして手の力も抜けるイメージ、、、
体が中に浮き始め、、、

無だ、、

今、俺は無の中にいるのだ、、
 

無だ、、

 

無駄、

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!

 

などと思考のループをしてるうちに、ようやく眠りにつく。(たぶん0時過ぎ)


そして3時30分。

外から小鳥のさえずりで目を覚ます。
おっ、ちょっとは寝れたっぽい!

時計をみると起床時間より20分早いが2度寝はまずい。
起きよう!
 

店長『!!』
右隣の伏見さんは布団の上で正座している。
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店長『おっ、おはようございます』
伏見さん『あっ、おはようございます~』
 

それきっかけとして、
スギハチさん、飯土井さんも起き出してきた。

乳神様はまだ布団に包まっているようだが、もう容赦はない。

店長『おきましょう!スギハチさん電気つけてくださ~い』


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予定通り全員4時に起床し、
昨晩のキャンプファイヤーの灰の掃除に向かい、
そのまま鬼軍曹の号令のもとラジオ体操を始める。
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朝の4時からオジサン17人で非日常なことをしてるのがまた新鮮でたまらない(笑)
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掃除から帰ると当日合流組みの鈴木貴さんが到着しておりゼッケン等を渡す。



着替えやゼッケンの取り付け等、
一通りの準備をおえ後はチェックアウトするだけの状態。
 

もう皆の顔つきが変わっている!
※店長はもうイッパイイッパイの状態。。


去年よりも早く選手駐車場に到着し、思い思いの準備を始める。

去年より20分短縮を宣言してる店長は可能なかぎりの軽量化とボトルゲージや修理キット、携帯電話を外す。
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ウォーミングアップを近くの坂を2往復して完了。
 

手荷物をバスに預け、
男子Bフルクラスの選手集合場所でソワソワし始める。
 

荒武さん『おぉぉ~、学生の時以来の感覚だ~。超楽しいぃ~』
小野さん『僕、ペットボトル持ってきちゃた』

店長『勝つ、勝つ、勝つ、勝つ』


会話にならない会話が続き、


そして、


大会員『5秒前・・・・スタート! 《ドン》 』


店長『んじゃ、頂上で会いましょう!』

 

1年間待ちに待った蔵王ヒルクライムの火蓋が切られたのであった。





つづく。

 

 


 

===ここから第二章です=====
==第一章は読みおわりましたか?===



















第二章『火の神降臨』


 

先発部隊と合流した店長。
今年の宿泊先は、とある事情が重なり福島県のとある御宿。
 

宿の主人から簡単に説明を受け、
翌朝早いという理由で全員分の会計を済ませる店長。
 

などとしてる内に運動会組みの伏見さんが到着し夕食時間となるが、
残り運動会組みの高橋さん、ザワサワさん、荒家がまだ到着していない!!!

むむむ、
(出来立ての美味しい御飯がまってるよ~ 間に合ってくれ)
 

と思いつつも、
料理長の機転なのか願掛けでは定番のトンカツ定食をほおばる一同。

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出来立て熱々で両脇に鎮座する脂身部分から食べ終え、
ヒタヒタにソースに漬け込んだ真ん中部分のトンカツに箸を近づけたその時ザワサワさん、高橋さん登場!


あとは荒家のみ。

出来るだけゆっくり食事するよう全員に伝え、
娘から貰ったトンカツを並べトンカツ定食をリセット掛ける店長。
 

小野さん『まだ食べるの?』
店長『・・・食うさ、まだまだ食うさ!小野さんそんなんだから俺みたいに2パックにわれた極上の腹筋ができないんだよ!』
 

再度復活したトンカツの両脇を食べてると荒家も登場!
よかった~。これで全員集合だ!

よし!御飯おかわりしよう。

小野さん『・・・・(ちらっとこっちみてる)』
店長『・・・・(うなづく店長)』
 

食事もおわり、部屋割りを決めるため大部屋に集合する。

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イビキをかく人、洋室がいい人、大部屋(和室)がいい人と慎重に組み合わせを考える。
(去年はこれが適当にしたもんだから寝れなくて失敗したんだもんね)
 

日も沈み始め、いよいよメインイベントである大人のキャンプファイヤーが始まる。
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火の神様と火の精霊様による儀式がおこなわれる。
30代、40代には辛い〔愛、友情、勝利〕というセリフが飛び交う。
 

火の神様(伊藤さん) 『ここに集う みんな の心と心の絆を結び、友情を深めれば、明日の活躍を約束しよう』
火の精霊1(小野さん)『みんなの友情に』
火の精霊2(加藤さん)『明日の勝利に』

 

聞いてるこっちが恥ずかしい。
   

そして17名一人づつ前にでて明日への意気込みを発表し、
真っ暗な森の中、真っ赤に燃え上がる炎を囲んで笑い声が響く中、
レース前日の夜は静かに更けていくのであった。

 


つづく。
 

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