===ここから後編です=====
==前編は読みおわりましたか?===
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2023’梅雨だ一番!ワラガイ祭り ~後編~
09時30分
かつらの湯の看板を辿りながら進んでいくと、駐車場が見えて来た。
奥の方には 遊歩道の看板も見えてくる。
遊歩道は狭くなっているので自転車を押して歩いて行くと見事な赤いつり橋が見えて来た。
木々が生い茂っており、川が流れている事もあり非常に涼しい。
今日が真夏日になるなんて忘れてしまうくらい過ごしやすい。
赤い橋から10mも進むと受付が見えて来た。
受付のお姉さんは非常に愛想よく対応してくれて、かつらの湯のシステムを教えてくれる。
若松オヤビン「温泉の温度が46度くらいあるって」
店長「えええぇぇ~!鯖湖湯より熱いってやばいですね。無理かな」
受付のお姉さんと話をしていると46度近くの熱いものらしいが、水を入れてぬるくしても良いとのこと。
こういうものは穢れなき眼で、体験するに限る。
入場料200円を支払い、温泉の入り口に行くと岩をくりぬいた穴の前に大きな暖簾で目隠ししてるだけのシンプルな入り口になっている。
暖簾をくぐってみるとすぐに着替え場とお風呂場が一緒になっている。
広い洞窟の中に着替えを置く為の棚を設置しましたよという感じのシンプルなもの。
既に2名の御客さんが風呂に入っているので挨拶をしながら入り口の階段を下りて着替える。
廻りを見渡すと、今降りて来た階段の陰にシャワーが1個備わっていた。その横にはホースが接続されてる蛇口もある。
体の汚れを落とすためにシャワーへ移動するにも地面の岩が既に熱い。
岩崎さん「あつっ、あつっ、床が熱いですよ、ここ」
温泉の熱の凄さを感じる。
体を流したら風呂に入ろうとするも、熱すぎる。
店長「あち~~~。駄目だ。これは駄目だ。うめていいですか?」
先客のおじいさんも数十秒風呂に入っては数分床の上で休むを繰り返してるから熱いのは熱いのだろう。
鯖湖湯の時もそうだったけど、常連の人は「うめるなっ」って言う人が多いから顔色をうかがうも、快く「うめていいよ」と言ってくれた。
岩崎さんとさっきの蛇口に向かいホースを引っ張ってくる。
自分の周りに水をガンガン入れながら入っていると少しづつ温度に慣れて来た。
若松オヤビンも杉目さん、杉岡さんもこれなら大丈夫かもと肩までつかって入浴でした。
いつもなら20分くらい のんびりと入浴するのだがここは無理。
5分くらいで退散となりました。
それでも着替えて外に出ると気持ちいい!
外気が気持ちいい。
サウナじゃないけど、脳ミソが整ってしまう。
受付横の自販機にあるピルクルを飲んだら完了!
店長「よ~し、お待たせしました。ちょっとだけ赤い橋を堪能したら出発しましょう。ちょっと渡ってきてください」
杉目さんが筆頭に5名が渡っていく。
渡った先には何故かバス停があったとのことで、オジサン達が「怖~い」と帰ってきた。
店長「次は今日の昼飯となるキッチン煙で水餃子です。いきましょ~!」
113号線に出て500mも走るとバイク屋さんが見えて来た。
店前には水餃子の幟旗がはためいてる。
店長「お~、ここだ。ここ。止まりま~す」
10時20分
ちょっと早かったけど店の前で待たせてもらおうと、辛かった峠話をしていると
女将さんが顔を出して早いけど注文受けてくれるとの事。
水餃子、スープ餃子、餃子弁当に、新商品の焼き餃子、ルーローハンなど盛り沢山だ。
到着までは、水餃子とスープ餃子を1人前づつと思っていたが、予想以上にお腹が空いてきたので
餃子弁当とスープ餃子(セロリ味)に決定。
杉目さんは水餃子を食べ終えて、メロンアイスも食べ始めている。
そういえば杉目さんがロングライドでアイスを食べない姿は見たことないな~
餃子弁当は水餃子が6個、ルーローハンと弁当だけでお腹いっぱいになったしまったが、
非常に美味しいのだが、10個は多い。でも美味しいから入っていく。
むぅ、これだけ食べてしまって逆に峠を登れるのだろうか・・・・
もう不安でしかない。
ここで久しぶりに参加した、伏見さんとネリオさん、若松オヤビンは大事をとってトンネル区間で短縮ルートにすることにした。
店長「無理すると危険だから良い判断だと思います。ただトンネルは危険なので固まって走らないというのと交通量が多そうなら路肩に登って歩いてくださいね」
ネリオさん「了解です。じゃ、先にあたご茶屋に行って待ってますね」
11時40分
店長「じゃ、お互い無事で会いましょう!峠組もしゅっぱ~つ」
後では杉岡さんが「また登りかよ~」とか、高橋さんがずっと「トンネル組になれば良かったかな。判断謝ったかな」と言っている。
でも、僕も同じ気持ちです。
言い出しっぺじゃなければ、僕もトンネルルートで峠区間を回避したいもん。
気温もどんどん上昇してきた。
朝来たときは木陰も多く、蔵王からの吹きおろしの風も冷たくて気持ちよかったが、太陽が真上に来てるせいか木陰は少なく無風状態で空気が暑くて重く感じる。
高橋さん「店長、先に行っていいんですからね。マイペースで行きますから」
店長「大丈夫です。いっしょに行きましょう。」
こういう場合に最後尾が一人は不味い。
もし何かあった場合に坂を下って見に行くことは嫌だし。
本当に何かあった場合にそんな悠長な時間は無い。
もし倒れたらすぐに日陰に投げ込もう。
幸いに近くに川の音がするから川に投げ落とそう。
先頭組も各峠の頂上の木陰毎に待っててくれてるので安心だ。
出発前に準備したアイスノンの出番かとみんなに使うよう指示をだすも使えたのは僕の分だけ。
それ以外は使用期限が過ぎたのか、暴発してたのか、全く冷たくならない。
杉岡さん「てんちょ~~う、これ冷たくならないよ~」
店長「もっと叩いて。もっと、もっとぶってください」
杉岡さんと高橋さんが一生懸命アイスノンを叩いてるけど、やはり駄目なのようだ。
皆様ごめんなさい。今朝渡したのはただのゴミだったようです。ただの重りを持って走ってもらってたようです。
でもヒルクライム前のトレーニングとしては100点ではないだろうか。
朝通った道だから何回登りと下りを繰り返すかはわかっていたけど、余りの辛さで涙が出てきそうになる。
ワラガイロングライド過去一番の辛さじゃないだろうか。
それでもゆっくりと峠を攻略して、皆が待つあたご茶屋に到着した。
店長「ついた~。おやび~ん、伏見さ~ん、ネリオさ~ん、辛かったよ~本当に辛かったよ~」
話を聞くとトンネル組はほぼ下り坂で、追い越された車も1台きりで快適だったとのこと。
伏見さん「15分くらいで着きましたよ。ははは」
僕達は50分近く苦しんでたのに。
あたご茶屋では、東北一美味しいオハギが待っている。
でも僕のお腹はスープ餃子と熱中症が怖くて飲みまくったスポーツドリンクで溢れかえっている。
杉岡さん「あんこと、アイスコーヒー」
岩崎さん「あんこと、アイスコーヒー、ソフトクリーム」
店長「うう、俺は食えないな。アイスコーヒーだけで」
高橋さん「あんこと、きなこと、ゴマとアイスコーヒーで」
なんてこった。同じだけの餃子を食べたのに、高橋さんは化け物か。
13時00分
店長「おはぎも食べたし、帰りましょう!どんどん暑くなってきてるからコンビニ休憩多めで行きます。とりあえず朝のファミリーマートに立ち寄りです」
ここからは画像を撮る余裕がなくなっていた。
コンビニ休憩ごとに、ロックアイスを購入して手ぬぐいにいれて首にあて、靴下とアームカバーの中にも氷をいれて体を冷却する。
絶対に熱中症で搬送させるような事にはしない。皆を家族の元に帰すんだ。
店長「こうなったらワラガイ最終奥義です。チンチン氷いきますよ。ふぅぅ~」
高橋さん、若松さん、岩崎さん、杉岡さんのジャージを広げてもらい、氷を2つ投入していく。
岩崎さん「ふぅ~、癖になったらどうしよう~」
でも、確実に体が冷えて来たのを感じる。
2リットルの水を買って来た杉岡さんにわけてもらい頭からかけて更に体温を下げる。
店長「よ~し出発しましょう」
走り出すと、ジャージやアームカバーの水が気化し始めて体が冷えてくる。自転車なので風もうけるので水冷と空冷のダブルだから強力だ。
後では岩崎さん達が氷が冷たすぎてチンチン痛いチンチン痛いと言ってるが、熱中症になるよりは良いだろう。
杉目さんと伏見さんは、あまりの暑さでチンチンが見えないくらい小さくなったから氷いらないと拒否していたが、
体温を下げるには最良の方法だと思うので、いつか実践してほしい。
ガンダムF91のフェイスオープンを超えるにはパンツオープンしかないだろうから。
丸森のセブンイレブンでもロックアイスを購入して再度チンチン氷を実施。
丸森まで帰ってくればゴール目前ではあるが、終わりが近くなると集中力も切れがちになるので意識して体を冷やす。
予定よりも30分遅れたが無事にゴールとなりました。
18時30分
いよいよ佐渡ライドの動画試写会と、本日の反省会。
狭い我が家に15名入ったもんだから身動きが取れない。
けども皆が持ち込んでくれた差し入れが凄くて会費1000円が大宴会となりました。
約1時間の佐渡ライド動画を3回繰り返し流しつつ好評の中、22時までの3時間30分の宴となりました。
次のイベントは、吾妻スカイラインHCです。
今回の修行ライドが役に立つはずなので楽しみですね!
今年もとうとう折り返しの季節となりました。走り納めの11月まで毎月イベントとして全力でサイクリングで遊びつくしましょう^^
おしまい
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