===ここから2023'冬だ一番ワラガイ祭り後編です=====
==前編は読みおわりましたか?===
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2023’冬だ一番!ワラガイ祭り~後編~
ユキちゃんと別れたワラガイ様御一行はというと、大河原の白石川を並走してる東北本線の上下線の電車を見送りつつトントンの丘を目指していた。
店長「トントンの看板出てきましたね!いよいよっすよ。菊地さん何食べるか決めたんすか?」
菊地さん「カツカレーかなぁ~、カツ丼も捨てがたいんだけどね~。」
店長「俺はもうカツ丼しか見えないっす。揚げたてのカツで口中を火傷しつつ、豚汁と付け合わせの茄子の丸漬けをパクリっ・・・っくぅ~腹減ってきた」
ワクワク、キャッキャしながら進んでいくと、側溝から湯気が出てるのが見える。
温泉が流れてるんだろう。
久しぶりで菊地さんもテンションが上がってるのか足入れてみようぜ!って誘ってくるがさすがに僕でも厳しい。
10時00分
遂に到着!入り口からもうちょい進むと誇らしげに2匹の豚石像が並んでいる。
開店したばかりだというのに駐車場はすでに満杯状態で、第2駐車場にも車が止まり出している。
今回は菊地さんと加藤さんが自転車の見張り番をしてくれるというので、残り全員で一気にお風呂に向かう。コロナ前の時だったら僕達が一番風呂を楽しめていたのだが今日はすでに大勢の御客さんで溢れていた。
食事処の営業は11時からなので、温泉をゆったりと楽しませてもらう。
露天風呂で岩崎さんと今年の冒険譚を振り返りながら体の芯まで暖まる。いい湯のお湯は若干ヌルヌルする感じがするのが普通のお湯じゃない感じがして良い。
約40分程温泉を堪能したら菅野さんとネリオさんに座席に座っててもらい菊地さん、加藤さんに声をかけて先飯にしてもらう。
10時55分
今度は岩崎さん、若松オヤビン、但野さんと私は自転車番をして交換。
外の気温は10℃は超えてるのだろう温泉の効果もあるが暑い!
でも時折拭いてくる風は蔵王からの拭きおろしなのかヒンヤリしてるので湯冷めしない様にウインドブレーカーを羽織っておく。
店長「全員で待ってるのもアレなんで、交換でモチ豚館にいって御土産でも見ませんか?先にどうぞ」
但野さんと岩崎さんが先に買い物に行くというので、若松さん僕とで御留守番。
来年予定の富士ヒルや新潟ライドのルートなどを話しをしていると、幼稚園くらい小さな子供達が豚の石像に跨り楽しそうにしてる。
40歳を過ぎていくと小さな子供たちの楽しそうな声がすごく愛おしく感じる(変態じゃない意味で)。
子供達の眩しさに目を細めながらマッタリシテいると
岩崎さん「戻りました~。次どうぞ」
店長「おっ、袋いっぱいですね。何買って来たんですか?」
岩崎さん「スペアリブを」
店長「おおお!それ美味そう!但野さんも買って来たんですね!俺もそれだな」
若松さんと一緒にモチ豚館でスペアリブを購入。LINE友達追加でコロッケ1枚というのも、やっておかねば!スペアリブは御土産なので、コロッケはもう食べよう。
カツ丼が待ってるけど朝食べたのがアグリットのハニートーストだけだから空腹が限界を超えている。
店長「おおぅ、コロッケ旨い!揚げたてじゃないけどコロッケらしいコロッケですよ」
若松さん「あ~あ、もう食べちゃったんだ~。これから美味しいのが待ってるのに。」
店長「いいんです。コロッケは別腹ですから。うぅ~旨い。コロッケ旨い。うま~~~~~い」
恨めしそうに見てる3人にコロッケ食レポをしていると菊地さんとネリオさんが帰ってきた。
菊地さん「食べて来たんで次いいですよ~。菅野さんが席取ってくれてます。」
店長「は~い。いきましょ~。菊地さん結局何食べんですか?」
菊地さん「カツカレー!」
店長「うひょ~~!んん俺はカツ丼、カツ丼。待ってろよ~カツど~ん」
食事処に向かうと、そこら中が人だらけ。ここはディズニーランドかっ!?ってくらい。
でも僕達は仲間達の後に座るから大丈夫。
店長「菅野さんお待たせしました。おっ、カツ丼ですね!」
菅野さん「あっ、もうちょっと座ってますから食券買ってきてください。」
早速食券を購入して店員さんに渡して座席に座って待っていると、スタッフさんが近づいてきたので
店長「あっ、すいません。この食器は食べ終わってる奴なので下げちゃってください」
ん?難しい顔してるぞ
スタッフさん「あの~、お呼びしてませんよね?」
店長達「???」
スタッフさん「混雑してて名前を書いてお待ち頂いてるんです。お呼びするまでお待ち頂かないと」
店長「えっ?グループで来てて交換しようかと」
スタッフさん「それは出来ないです」
店長「えっえ~~!!」
コロナ前は注意されることもなく平常運転だったが、コロナ後となった今は非常識なのだ!
よく考えれば、そりゃそうだって感じ。
よく考えれば、そりゃそうだって感じ。
通路にいた人混みは待ってた人達だったんだ。
うう、ごめんなさい。
但野さん、岩崎さん、若松さんと大人しく名前を書いて廊下のテーブルで待ってみたが、
店長「どう考えても今から1時間以上かかりますよね・・・あと30分で出発予定なんです。」
岩崎さん「モチ豚館のバーベキューはどう?」
店長「炭火なので火がおきるまで時間かかるんです。外で総菜買いますか・・・それでも良いですか?」
メンバー達「いいですよ」
11時40分
店長「ただいま~」
ちょっぴり恥ずかしさを感じながら見張り番してるメンバー達の元へ駆け寄る。
口々に「あれっ、もう食べたの?どうしたの?」と聞かれるが
店長「ちゃんと並ばないと駄目だよって」
加藤さん「昼飯どうすんの?」
店長「アグリットに戻るか、角田の道の駅か、鹿浪市場で食べますか?」
但野さん「ただちょっと総菜買ってお腹に入れていいですか?このままじゃ力が出ないかも」
店長「どうぞ~。俺は胸いっぱいになったので、さっきコロッケ食べたし」
但野さん、岩崎さん、若松さんが買い物行ってる間に、想定外の状況にスケジュール立て直しを図る。
う~ん、帰る予定のコースでは店は無いか・・・・
などと、考えていると
さっきからカトピリさんと菊地さんが、カツカレーの美味しさとハンバーグ御膳の美味しさを俺に伝えてくる。くそっ、さっき俺がコロッケ自慢してた罰があたったんだ。
戻ってきた3人は、トンカツやメンチ、ウズラ卵フライなど、揚げ物オンリー。
但野さん「ソースなんて付けなくても美味しいっす。豚の甘味を感じます」
若松さんも65歳でも、揚げ物を4種類ちかく購入して食べている。
先飯組のメンバー達は、この状況を嬉しそうに「カツカレー美味しかったよ~」とか「揚げたて食べて来ればいいのに~」とか、ふじこふじこ言いやがってる。
カトピリさん「で、店長。結局どうする事にするの?」
店長「んと、とりあえず皆飯食ったことだし、まっすぐ鹿浪市場へ向かいましょう」
僕といえばコロッケ1個しか食べてない状況であるが、イレギュラーなこの状況で胸も胃も膨満感さ。
後ろ髪をひかれつつも
店長「よ~し、帰りますよ~。気をつけていきましょう。しゅっぱ~~っつ」
メンバー「お~~!」
帰りのルートはいつも通りに、交通量が少ない道を選び出来るだけ河川敷などを通っていく。
冬だから北風となって、帰り道はずっと追い風かと期待していたら太平洋側には巨大な入道雲が湧いてて南風がふいてきている。
日差しは暖かいけど風は冷たくて、12月だけど南風で脳ミソがバグってくる。
角田あたりまで走ってくるとお腹がすいてきた。この辺にはコンビニは無いしサポートカーには角田の道の駅には立ち寄らないと伝えたのでこのまま鹿浪山市場を目指そう。
14時30分
鹿浪山市場につくと、カトピリさんがベンチに座ってミタラシ団子を食べている。
カトピリさん「30分前くらいに到着したから背脂ラーメンも食べちゃったよ」
揚げ物で胃がもたれたという岩崎さん以外は、みたらし団子や味噌オニギリなどで炭水化物補給。
昼時を過ぎて売れ残ってる味噌オニギリは冷え切っていたが、涙が出てくるほど美味しい。
ハクに貰ったオニギリを食べながら泣いた千尋は、きっとこんな気持ちだったのかなと思いながらオニギリを頬張る。
太陽もだいぶ西の方へ傾いて、雲の中に隠れて寒くなって来たので裏北海道ライン経由の優しい旗巻峠経由でゴールとなりました。
約110kmライドでしたが、なんか疲れた。
う~ん来年の200kmライドって、ここから更に90km走るのか・・・無理じゃね!?
そして楽しみな忘年会。
六万石様に村山さん、伊藤さん、千尋さん、伏見さん、飯土井さん、熊川さんと合流
昨年まではコロナ感染対策で御膳方式でしたが、今年はオードブル形式も可能ということだったので
オードブル方式で依頼。
お願いしてた焼きそばがあって、炭水化物を欲してる体には涙が出る程美味しい。
ハクに貰った焼きそばを食べながら泣いた千尋は、きっとこんな気持ちだったのかなと思いながら焼きそばを頬張る。
伏見さんには、中締めの挨拶で「本当のジークジオン」を見せて頂いたりと
あっという間の3時間な忘年会となりました。
今年も皆さんのお陰で、誰一人大きな怪我もなく無事に走り納めを迎える事ができました。
安全走行に御協力いただいて心から感謝いたします。
また各イベントでは私の微妙なスケジュール設定でも上手く調節いただき数々の困難も乗り越える事ができました。
来年はついに富士ヒル&日本横断という大きな目標がやってきます。
冬の時期に少しづつ体力維持トレーニングして来年の春から全力で遊んでいきましょう!
今年は毎週登山トレーニングするからね!