サイクルショップ ワラガイ

~福島県の片隅の小さな自転車屋~

カテゴリ: 組上げ作業工程

ご注文いただいてたアシスタワゴンが完成いたしました。
(台風で店が狭かったので作業画像を撮れず・・)

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ブリヂストンの【ワゴンシリーズ】は、大きな荷物を運ぶ為に開発されておりフレームが途中でスイングする事で普通の2輪に近い感覚で走行することができます。

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自転車が乗れない方(安定性を求める方)用に専用金具を取り付けることでスイング機構を固定する事も可能となります。【今回は固定してます】
ただし、スイング機構を固定する事で地面に対して90度の状態を維持して乗れますが、路面が斜めの場合はそのまま斜めの路面から90度となる為、体が斜めのまま走行することになります。
通常の2輪自転車とは異なる挙動をする為、慣れるまでに練習が必要となります。

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また、手元にあるスイッチをブレーキと共に握ることで車輪を固定することができ、坂道で勝手に動くことを防止できます。

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後輪は左右ともにローラーブレーキを装着しており、重い荷物を積んで下り坂を走行しても安心の制動力。泥よけには左右共にソーラーテールライトも標準装備なので夕方や朝方の薄暗い中でも安心です。

さらに、
アシスト機能がついているので重い荷物で登り坂でも軽~く登れます!!

十分に練習は必要となりますが、免許返納後の足にいかがでしょうか。
※通常の2輪自転車に問題なく乗れるのであれば、2輪タイプを選ぶほうが良いと思います。

2018年モデル・アシスタワゴン 19万5800円(税抜)
アシスト弱モード…59km走行可能
アシスト強モード…47km走行可能

丁寧に組上げましたので安心してご使用ください^^

アシスト自転車はモーターの力が加わるので体力のない方、坂道が苦手な方、足腰が弱い方に最適な自転車です。
原付バイクに比べると絶対的なパワーは劣るものの、ガソリンも必要なく維持費も抑えれ、軽微ながらも運動につながるという優れもの。

自分の力以外も加わるのであるから組上げ作業はより慎重にメーカーの想定通りに仕上げなくてはなりません。今回はアシスト自転車を使ってメカトラブル箇所を徹底的にやっつけた完璧なやっつけ作業をご覧ください。

①納入時の状態。配達員の方も「これ何はいってるんですか」というくらいの大きさと重量でやってきます。
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それだけ厳重に梱包され、梱包材だけでも相当な重量。とにかく丁寧に配送されてきます。

②一般自転車に比べると届いた時点でのパーツ点数が多いのが特徴
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③3年前からブリヂストンが力をいれているデュアルドライブのアシスト自転車。
フロントモーターは日本電産という信頼の塊のパーツ。
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④ハンドルステム、ハンドル、ブレーキ、スイッチアッシー、シフター、ベル、グリップを組みつけていく。
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⑤フロントハブは20~25Nmのトルク指定。モーター部分だからこそシッカリとトルクレンチで組上げる。※現在はナットが変更され35~40Nmとなりました。
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⑥スイッチ類を取り付け、モーターチェック、バッテリーチェックを実施。
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⑦完成したフロンティアDX。リアドライブはチェーンではなくカーボンソリッドベルトなのでチェーン伸び、落ちがなくなるので安心して通学に励めますね!
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フロンティアDXでは通常モード(平坦、登り、下り含め)64km走行可能です。


よくアシスト自転車は年取ってから乗るからまだ普通ので我慢するという御客様もいらっしゃいますが、実はそれだと遅いのです。
「スイッチを入れる」、「バッテリーを充電する」、「ペダルを踏むとアシスト力が発生する」という当たり前と思えることも高齢からでは覚えづらく70歳前の若いうちから乗りなれておくことをおススメします。

 

一般自転車の入荷パターンは2種類となります。

・9割がた組上げられて届き、ハンドルの調整して終わりとなるもの。
・箱で届き、店の人間が組上げるもの。

当店では後者の仕入れで組上げており、学生生活を陰でヒッソリと支えるべくネジ一本の確認から組上げ作業をしております。
通学自転車でもメカトラブルとなりうる箇所を徹底的にやっつける完璧なやっつけ作業をご覧ください。

①納入時の箱状態
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②中身を取り出して不足部品が無いことを確認。
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③ここでも嫁様と鬼チェックでフレームの傷の有無を確認。
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④カゴ、イス、ハンドル、ステム以外のパーツ点数。
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⑤素人がよく無くすパーツの座金ワッシャー
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⑥下記の様に、ほぼ100%歪んで届くカゴブラケット。ここを修正しないで組むとカゴが歪みます。
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⑦シフトワイヤーにはケーブルグリスを塗布。
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⑧ブレーキワイヤーにはスペシャルグリスを塗布。
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⑨今回組上げてるアルベルトは小柄なお子さんなので直付けサドルへ無料変更。
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⑩それに併せてステム位置は低く設定。ハンドル自体も1mmズレて取り付けられてるのをここで調整。
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⑪手も小さいのでブレーキレバーの引きしろも浅く。持ち込み修理でブレーキの遊びがほとんどない自転車をみかけますが前ブレーキなんかは多少の遊びがないと危ない!
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⑫ハブダイナモの取り付けは20NM。
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⑬リアハブは40Nm辺りを目安に。
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⑭最近主流のアルミクランクにペダルを取り付ける際はとくにアッセンブリルーブを塗布しておかないと電蝕がおきてくっついてしまう。修理時に外せなくてクランク交換する原因。
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⑮当店が重要視しているスポークのフッ素オイルコーティング作業。フッ素オイルで磨くことよりも実はスポークの張りを確認する作業でもあるのです。どうしても工業製品であり数百台に1台くらいはスポークがユルユルなのが紛れ込んでるので1本1本確認する。
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⑯空気圧を確認して完成。
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乗ってくれる人をイメージしながら1台1台大切に組上げております。
どうか可愛がって永~く使ってください。


■よく聞かれる質問■
ノーパンクタイヤはどうなの?
・・・タイヤが非常に重くなります。片側で1kg近くの増量。重いだけならいいのですが、弾性がなくなりスポークやリムへの負担が大きくスポーク折れのリスクが高い商品です。
また、その場合の修理費用は通常より非常に高額になります。
ガラスや釘、瓦礫が多い場所で仕事で短期で使用する分には最適な選択ですが通学・通勤・買い物での使用には向かないと当店では考えてます。
 

最後に、
安い自転車を買って壊れたら買いなおせばいいという考えの方もいるかと思いますが、壊れるのが自転車だけじゃなくて乗ってる人間も一緒に壊れてしまってからじゃ判断は遅すぎますので気をつけてください。
 



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当店の自転車到着から完成までをご紹介いたします。

メカトラブルとなりうる箇所をとことん潰してやっつける完璧なやっつけ作業というやつをご覧ください^^

①納入時の箱状態
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②メーカーによっては仮組みの状態が違う。ANCHORだともっとバラバラ。
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緩衝材を一通り外したら嫁を呼んで一緒に傷の有無をチェック&ホイール歪み、フレーム歪みチェック。嫁さんの鬼チェックはメーカーさん泣かせ。

③ほぼ100%調整は必須となるリアエンド調整作業。
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上記ではリアエンドが約5mm曲がっている状態

④購入時に計測した股下から係数を掛けてだしたポジションで組上げる。
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⑤ここからは締め付けは全てデジラチェでトルク管理。クロモリだからそこまでシビアに考えなくても良いのだが納車後のお客さんの目安ともなるので指定通りの数値にて組上げる。
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⑥最近は改善されてきたがまだまだ適当に組んで出荷してくるメーカーが多いフロントディレイラー。変速性能が変わってくる部分なのでシビアに確認。
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チェーンリングとの並行具合も確認。SRAM系だと若干斜めが良かったりすることもあるので調整しながら。
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⑦カーボンフレームの場合は指定通りに締め付けても割れちゃう部分。理想はファイバーグリップを塗布して低トルクでも固定されるように調整。初期状態だと2NM無いくらいの弱すぎる状態。
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⑧クランクの締め付けは35NM以上と大きくなるのでデジラチェを大きいサイズに変更して増し締め。
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⑨フロントのメカトラブルといえばチェーン落ち。出来るだけ回避できるよう新車時はサービスでチェーンフォールプロテクターを無料プレゼント。
(フレーム形状によって取り付けられない場合は有償で直付用を取り付けることになります)
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⑩ディレイラーの稼動範囲を決めるストッパー調整。1/8回転づつ少しづつ確認。
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⑪意外と調整されてないままを目にするのがBテンションボルト。
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⑫ブレーキシューはトゥーイン
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⑬各ワイヤーの初期伸びをとって保護フィルムを剥がしたら完成となります。
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新車組上げ時、コンポ乗せ換え作業は上記の様な行程を経て完成となります。
当たり前の作業だろうって!?そう!当たり前を当たり前に!

次回、最高のヤッツケ作業を貴方に。(ロードバイク編)をご覧ください。



ちなみに、取扱い車種の大部分は最新モデルでも10%OFFなのです

■注意事項■
他店購入スポーツ車を持ち込まれる方は工賃が割り増しとなっておりますのでホームページの工賃一覧を確認してください。
・勝手に作業して工賃を請求するような事はしておりません。
・見積もりで納得してから作業に取り掛かかります。
・依頼される修理・カスタマイズ内容によってはお断りしております。




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