高橋さんと若松オヤビンとの熾烈な争いの影で、密かに動き出していた【若松高橋打倒計画】
今年の不動尊キャンプ場での地獄の特訓にもコソッと参加していたり、朝練部にも在籍していたり、誰も来なかった週末サイクリングに付き合ってくれたり、毎朝のヨガとウォーキングも継続している亮子ちゃんを次のステージに乗せる時期が来た!
初心者サイクリストから中級サイクリストへの登竜門的な100kmライドを目指すのだ。

11月21日(木) 気温は、朝6℃、昼頃16℃で風速は2m。
チューブは2本、タイヤはバースト対策で1本、CO2ボンベを2本。救急セットや財布やウインドブレーカーなど全ての荷物はリックに入れて僕が背負う。
明日の良い夫婦(11月22日)の日を前に、失敗は許されないのである!!
今日はベルベットな道路をエスコートするワラガイ男爵なのだ。僕のミッションは100kmを走り切ることではなく「あ~、面白かった。100kmって、なんとかなるんだね」と言わせることが至上命題なのだ。

06時30分
路面が若干濡れているが、ビチャビチャという訳では無いので問題無いだろう。
WINDYによると4時くらいまで相馬より南側で雨が降ってたようだが北側は晴れている。
今日はクーちゃんが朝練を兼ねて店に立ち寄る日なので、途中まで一緒に誘ってみる。

店長「おはようございます。今日は亮子ちゃんの100kmチャレンジの日なんですけど途中までいきますか?」

熊川さん「おっ、いいですよ。8時くらいで丁度良さそうなところで離脱しますね」

06時40分
いつもの週末サイクリングのような時速26kmを意識すると絶対に途中でバテルので22~23kmを意識して出発。


07時20分
今日は平日なのでダンプとか通勤の車が多い事を想定し、出来るだけ交通量が少ない道を選んで通る。
福田小学校の前を経由して小斉峠に向かおう。だんだん気温が高くなり暑くなってきたのでウインドブレーカーを一枚脱いで準備。
ここでクーちゃんとお別れ。

熊川さん「本当は角田マックまでお付き合いしたいのですが仕事もあるので今日はここで離脱します。頑張ってください」

亮子ちゃん「うん!がんばります!」
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小斉峠まではほとんど車とすれ違う事もなく通過。
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ただ小斉峠に入ると何台かのダンプと数台の車に追い越されていく。
初小斉峠で弱音でるか?とビクビクしたが、大丈夫なようだ。良かった。


08時15分
角田のマクドナルドに到着。
朝出発前にオニギリを1個食べたが30kmの距離と峠越えでお腹が空いてるが、朝マックで注文する品数も重要である。
ここから20kmくらいでトントンに到着なので約1時間ですぐに昼食だ。
トントンまで行ったのに「お腹空いてないからいらな~い」という事は避けたい。
1人1品。
これが最大限譲歩できる品数だろう。
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三角チョコパイとマックグリドルセットを注文。
セットについてくるハッシュポテトは野菜だから食べても太らないしお腹にも溜まるはずがない。だって野菜だもの。

10時02分
時間調整でちょっと寄り道しながらも予定通りに到着!トントンだ!
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まだ10時だけど早速BBQのBセットを2人前注文する。1人前(肉200g、レバー50g、ホルモン100g、野菜、御飯、漬物)だからかなりのボリュームだ。

12時30分
帰り道も過去ワラガイイベントで通ってるルート辿って角田の道の駅へ。
BBQセットを8割がた食べてもう入らないと言ってたのにソフトクリームは別腹
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13:50分
鹿狼山市場に到着。
目の前に広がる鈴宇峠を見るたびに溜息をつくが、最後の峠だ!がんばれ!
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鈴宇峠登りだして3段階の登坂を過ぎ、軽い下りを助走して登りだす。後ろでは「つらい、つらい」言ってる。

店長「だいじょうぶだ。がんばれ。あと5回カーブを曲がると頂上だから。もうちょっとだから!」

亮子ちゃん「うん。がんばる。」

店長「残り4つ。・・・ほら、もう残り3つになった。そしたらすぐ2つだよ。」

・・・ん?あれっ、この計算だと頂上じゃなくて赤い橋だ。やべー

店長「よ~し、あと1つ!。ほらもう赤い橋じゃん。これ過ぎると2つのカーブで終わりだよ」

亮子ちゃん「嘘つき!もう駄目。足つきそう。」

まずい!これじゃワラガイ男爵で行くはずが、ホラガイ男爵だ。
声のトーンも諦める人が発する音域になってきてる。

店長「亮子ちゃんは絶対に足着かないから大丈夫だよ。だって後1歩踏んだらもう1歩踏めるから。そしたらもう1歩踏めばいいんだよ」

亮子ちゃん「ふぅーふぅー、辛い。」

店長「でも、もうそのカーブを曲がると頂上だよ。ここまで登って足着くのは勿体ないよ。」
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そして無事に鈴宇峠登頂成功

15:20分
ワラガイゴール
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ゴール後は、100kmなんとかなったね~。走れちゃったね~。すごいね~。と興奮気味に喜んでくれてました。半年もあれば、まだサイクリングした事のない貴方も絶対に楽しみながら100kmライドは出来ます。
女性だから無理という事もないし、歳とったから無理という事もないです。
「楽しそうだからやってみよう」という気持ちと相棒となる自転車が1台あれば、どこにだって行けちゃうんです。
さぁ、来年から貴方もチャレンジしてみませんか!



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