昨年に引き続き富士ヒル1カ月前の地獄のトレーニングがやってきた。
去年のブログを読み直すと【もう練習と名の付くものはやらないから神様、力を貸してくれ】的な甘い考えの言葉を綴っているようだが、そんな甘ちゃんな僕に神様は2合目で脚攣りという試練を与えてきた。
信じられるのは全て自分だ。筋肉だ!筋肉以外に頼るからこうなるんだ。性根を叩き直してやる!!
2025’春だ2回目!ワラガイ祭り~地獄のメリーゴーランド~
2025年5月4日(日)みどりの日
気温は最低12℃で日中は20℃と去年に比べれば朝は気温高いし日中は涼しく練習には最適の予報。昼頃に西風4mが気になるが山影になるので大丈夫だろう。
【修行者】
若松さん、菅野さん、岩崎さん、熊川さん、但野さん、飯土井さん、中井田さん、亮子ちゃん
+店長
【コースのおさらい】
片道14km
獲得標高458m
【目標】
基本的に各個人で自分の目標を目指すのだが、私は去年断念した富士山の標高(3776m)を超える事を目指す。
【作戦】
9往復となると距離も走る必要がある為、駐在所から頂上まで(獲得標高152m:距離3km)のショートコースを勝手に設定して下記で3776mを超える。
・基本コース 7往復(獲得標高3206m:距離196km)
・ショートコース 4往復(獲得標高608m:距離24km)
総獲得標高3814m:距離220km
くくくっ、完璧である!
去年は5時30分からスタートで断念した経緯があったので、今回は30分早く5時スタート。
※下山時は最高時速35km以下としてAV29kmになるよう調整すること
04時45分
不動尊キャンプ場前の駐車場に到着するとすでに若松さん、菅野さん、岩崎さん、熊川さんは準備を始めていた。
先日のマッスルパーティーで余ったサラダチキンをそれぞれに渡して出発準備を始める。
ちょっと遅れて但野さんも到着して準備開始。

04時55分
1本目は全員で一緒に登りましょうと伝えていたが全員の目が本気モード。気合の入り方が通常とは異なるのを肌で感じる。
その姿を見てたら生あくびが出始める。それを岩崎さんに見られて苦笑い。
店長「ははは、このトレーニングが相当嫌みたいで生あくび出ちゃいました。」

店長「おはようございます。では今日は地獄の練習会となります。1本目は一緒に走ろうかと思ってましたけど皆さん気合入ってるので最初から各自のペースにしましょう。ではスタートです!」
メンバー「お~!」
去年の経験から後半になるにつれて疲れて垂れるので最初に全力アタックをしておく。
その勢いのままショートコースを1本追加。
この時点ではまだ23kmくらいなので、まだ心に余裕がある・・・わけが無い。
だって、マスキングテープでチェックが正規コースもショートコースも【 一 】でしかないんだもん。これがまだまだなんだもん。
下山開始すると何故か小粒の雨が落ちてくる。天気予報では曇り・晴れだったはず。山頂付近だから気まぐれな雨だったかな?
でも寒いじゃね~かよ~!

やっと2回目。飯土井さんも頑張ってる!
天気も2回目登る頃には晴れ間が広がって、日差しが暖かい。というより暑くなってきた。



1回下山する毎に、買い込んでいた薄皮あんぱんや、クリームパン、たまごパン、オニギリなどを食べる。
とにかく食べないと力が入らなくなるので意識して詰め込む。
若松さんからの差し入れの、饅頭も旨い!

正規コース4回、ショートコース4回終了。やっとショートコースは完了。

なんかショートコースのチェックが【 正 】の字にならないのが中途半端だなぁ~と思いながら下山する。
後は正規コースを3往復するだけだ。3往復っていっても84kmだよ。
亮子ちゃんも4回目を頑張ってるし泣き言なんて言ってられない!

今回は不動尊キャンプ場で販売されてる、はちみつレモネードソーダを飲む予定だったが去年のような灼熱な気温とはならず頂上付近が寒いから下山中に体が冷えて冷たい飲み物が欲しくならない。
3往復を超えたあたりから余りにも疲れすぎて、小休憩後の再出発でヘルメットを忘れて大声で呼び止められたり、途中からは夕食に何を食べようかということしか考えられなくなっていく。もうヒルクライムの練習ではなくなっている綺麗に踏むこともトルクを掛けるという事もできず、苦行修行をしているというだけだ。これが何になるというのだ!?
いったい僕は何をしているのか?
誰かに褒められるわけではないし、自慢できる事でもないし、苦しいし、腰は痛いし、
途中、補給食タイムをしていた若松さんを亮子ちゃんが追い抜いて、1回だけ逃げ切ったとの事。
亮子ちゃん本人談「ええ、確かに若松さんを抜かしました。それからは追い越されない事だけに専念して頑張ったんです」
なんてドラマがあったり、
途中、飯土井さんが帰ってこないけど倒れたか!?と思ったらショートコースを走っていたり、若松さんがいないなぁ~と思ったらまた清流庵で蕎麦を食べていたりと各自自由なトレーニングが繰り広げられている。

正規コース5回目。

5回目スタート前にスズメバチエキスのTOPスピードを飲んだ。直後に何かが変わった感じはしなかったけど、登り終わった1時間後あたりから足腰の痛みが消えた。
店長「岩崎さん、なんかよくわかんないんですけど腰の痛みが消えてるんです。チャンスタイム発動しちゃってます。勿体ないからこのまま行きます」
5回目を下って、大銀杏の木のスタートして駐車場での小休憩を省き、頂上を目指す。
なんだこれは!
本当によくわからないけど、腰の痛みが消えて、ちょっとだけ踏める気がする。

正規コース6回目を登り終わって愕然とする。
7回目を登ったところで獲得標高が100mくらい足りない。
しかも、
16時近くとなって気温も低くなってきた。下山中は0℃対応のジャケットを着てても寒い。
ウダウダ考えててもショウガナイ。とりあえず降りよう。
駐車場に到着すると全員が待っててくれてる。
熊川さんの手にはお風呂セットがあるじゃないか。
熊川さん「おつかれさま~。そろそろお風呂行きましょう~」
くっ、去年の景色がフラッシュバックしてくる。止めたい。止めたい。けど絶対に後悔する。
下山しながら計算してみると、正規コースもう1本登って、ショートコースももう1本追加すれば獲得標高3776mを越えれる。
腰の調子もまだ持ちそうだ。
亮子ちゃんと最後の1本は一緒に走ろうって誘っていたけど、もう薄暗くなってきてるし・・・どうしよ
店長「皆さん、ごめんなさい。もう1本と、ショートコース1本追加してきます。1時間以上待たせるわけには行かないので先に阿武隈荘で風呂いってください。だからとりあえず、ここで解散とします!」
今から登るから17時は過ぎるだろう。
もう集中して下山する元気もない。
店長「亮子ちゃん、車で頂上で待っててもらえますか?」

当初の予定の正規コース7本、ショートコース4本は終わった。
計算通り獲得標高が足りない。もう1本ショートコース追加だ!!

なんか、全てを出し切った。
やり切った。

スタートから約12時間50分。
走行距離 223km
獲得標高 3815m
消費カロリー 6547㎉
体重増減 57.3㎏ → 56.4㎏

ついに富士山の標高を超える事が出来たんだ!
そんな死闘の中、先に阿武隈荘でお風呂にいったメンバーから若松さんの楽しそうな風呂上り牛乳画像が飛んでくる

達成感に溢れてるけど、
もうやらない!2度とやらない!本当にやらない。
この歳になって、肉体的な疲労はもちろん、精神的にも限界を超えるトレーニングをすることは出来たので大満足しました。
どうか、山の神様。僕達頑張ったんで富士ヒルレース当日の僕達が走るタイミングだけでいいので北北東の追い風6mで富士スバルライン2合目まで僕達を楽させて下さい。
翌日、渡部さんからプロテインドリンクの差し入れをいただきました。

筋肉こそ正義!
力こそパアー!
参加してくれた皆様。
今年も大変お疲れ様でした!去年、今年と、強烈に印象強いゴールデンウィークとなりました。
辛くて、辛くて、途中何度も「なんでこんな事」って思いましたけど、とても素敵な思い出が出来上がりました。
残り短い人生ですから楽しくいきましょう!でも、もう2度とやらね~よっ!
おしまい。

ヒルクライムランキング
去年のブログを読み直すと【もう練習と名の付くものはやらないから神様、力を貸してくれ】的な甘い考えの言葉を綴っているようだが、そんな甘ちゃんな僕に神様は2合目で脚攣りという試練を与えてきた。
信じられるのは全て自分だ。筋肉だ!筋肉以外に頼るからこうなるんだ。性根を叩き直してやる!!
2025’春だ2回目!ワラガイ祭り~地獄のメリーゴーランド~
2025年5月4日(日)みどりの日
気温は最低12℃で日中は20℃と去年に比べれば朝は気温高いし日中は涼しく練習には最適の予報。昼頃に西風4mが気になるが山影になるので大丈夫だろう。
【修行者】
若松さん、菅野さん、岩崎さん、熊川さん、但野さん、飯土井さん、中井田さん、亮子ちゃん
+店長
【コースのおさらい】
片道14km
獲得標高458m
【目標】
基本的に各個人で自分の目標を目指すのだが、私は去年断念した富士山の標高(3776m)を超える事を目指す。
【作戦】
9往復となると距離も走る必要がある為、駐在所から頂上まで(獲得標高152m:距離3km)のショートコースを勝手に設定して下記で3776mを超える。
・基本コース 7往復(獲得標高3206m:距離196km)
・ショートコース 4往復(獲得標高608m:距離24km)
総獲得標高3814m:距離220km
くくくっ、完璧である!
去年は5時30分からスタートで断念した経緯があったので、今回は30分早く5時スタート。
【スケジュール】
04時45分 不動尊キャンプ場駐車場(チェーン脱着駐車スペース) 集合(車で集合)
04時45分 不動尊キャンプ場駐車場(チェーン脱着駐車スペース) 集合(車で集合)
04時55分 スタート位置へ移動
05時00分 スタート
05時00分 スタート
18時00分 終了
18時30分 阿武隈荘で日帰り入浴
※下山時は最高時速35km以下としてAV29kmになるよう調整すること
※最初だけはスタート位置とゴール位置を確認する為に参加者同じペースで走行
※走行ペースは各自
※食事タイミングや食事方法は各自の判断(補給食やパン・御飯は各自いっぱい買っておく事)
※休憩タイミングや何分休むか各自の判断(車で仮眠も可)
※途中合流、途中離脱有り。
※休憩タイミングや何分休むか各自の判断(車で仮眠も可)
※途中合流、途中離脱有り。
※終了後、阿武隈荘で風呂
04時45分
不動尊キャンプ場前の駐車場に到着するとすでに若松さん、菅野さん、岩崎さん、熊川さんは準備を始めていた。
先日のマッスルパーティーで余ったサラダチキンをそれぞれに渡して出発準備を始める。
ちょっと遅れて但野さんも到着して準備開始。

04時55分
1本目は全員で一緒に登りましょうと伝えていたが全員の目が本気モード。気合の入り方が通常とは異なるのを肌で感じる。
その姿を見てたら生あくびが出始める。それを岩崎さんに見られて苦笑い。
店長「ははは、このトレーニングが相当嫌みたいで生あくび出ちゃいました。」

店長「おはようございます。では今日は地獄の練習会となります。1本目は一緒に走ろうかと思ってましたけど皆さん気合入ってるので最初から各自のペースにしましょう。ではスタートです!」
メンバー「お~!」
去年の経験から後半になるにつれて疲れて垂れるので最初に全力アタックをしておく。
その勢いのままショートコースを1本追加。
この時点ではまだ23kmくらいなので、まだ心に余裕がある・・・わけが無い。
だって、マスキングテープでチェックが正規コースもショートコースも【 一 】でしかないんだもん。これがまだまだなんだもん。
下山開始すると何故か小粒の雨が落ちてくる。天気予報では曇り・晴れだったはず。山頂付近だから気まぐれな雨だったかな?
でも寒いじゃね~かよ~!

やっと2回目。飯土井さんも頑張ってる!
天気も2回目登る頃には晴れ間が広がって、日差しが暖かい。というより暑くなってきた。



1回下山する毎に、買い込んでいた薄皮あんぱんや、クリームパン、たまごパン、オニギリなどを食べる。
とにかく食べないと力が入らなくなるので意識して詰め込む。
若松さんからの差し入れの、饅頭も旨い!

正規コース4回、ショートコース4回終了。やっとショートコースは完了。

なんかショートコースのチェックが【 正 】の字にならないのが中途半端だなぁ~と思いながら下山する。
後は正規コースを3往復するだけだ。3往復っていっても84kmだよ。
亮子ちゃんも4回目を頑張ってるし泣き言なんて言ってられない!

今回は不動尊キャンプ場で販売されてる、はちみつレモネードソーダを飲む予定だったが去年のような灼熱な気温とはならず頂上付近が寒いから下山中に体が冷えて冷たい飲み物が欲しくならない。
3往復を超えたあたりから余りにも疲れすぎて、小休憩後の再出発でヘルメットを忘れて大声で呼び止められたり、途中からは夕食に何を食べようかということしか考えられなくなっていく。もうヒルクライムの練習ではなくなっている綺麗に踏むこともトルクを掛けるという事もできず、苦行修行をしているというだけだ。これが何になるというのだ!?
いったい僕は何をしているのか?
誰かに褒められるわけではないし、自慢できる事でもないし、苦しいし、腰は痛いし、
途中、補給食タイムをしていた若松さんを亮子ちゃんが追い抜いて、1回だけ逃げ切ったとの事。
亮子ちゃん本人談「ええ、確かに若松さんを抜かしました。それからは追い越されない事だけに専念して頑張ったんです」
なんてドラマがあったり、
途中、飯土井さんが帰ってこないけど倒れたか!?と思ったらショートコースを走っていたり、若松さんがいないなぁ~と思ったらまた清流庵で蕎麦を食べていたりと各自自由なトレーニングが繰り広げられている。

正規コース5回目。

5回目スタート前にスズメバチエキスのTOPスピードを飲んだ。直後に何かが変わった感じはしなかったけど、登り終わった1時間後あたりから足腰の痛みが消えた。
店長「岩崎さん、なんかよくわかんないんですけど腰の痛みが消えてるんです。チャンスタイム発動しちゃってます。勿体ないからこのまま行きます」
5回目を下って、大銀杏の木のスタートして駐車場での小休憩を省き、頂上を目指す。
なんだこれは!
本当によくわからないけど、腰の痛みが消えて、ちょっとだけ踏める気がする。

正規コース6回目を登り終わって愕然とする。
7回目を登ったところで獲得標高が100mくらい足りない。
しかも、
16時近くとなって気温も低くなってきた。下山中は0℃対応のジャケットを着てても寒い。
ウダウダ考えててもショウガナイ。とりあえず降りよう。
駐車場に到着すると全員が待っててくれてる。
熊川さんの手にはお風呂セットがあるじゃないか。
熊川さん「おつかれさま~。そろそろお風呂行きましょう~」
くっ、去年の景色がフラッシュバックしてくる。止めたい。止めたい。けど絶対に後悔する。
下山しながら計算してみると、正規コースもう1本登って、ショートコースももう1本追加すれば獲得標高3776mを越えれる。
腰の調子もまだ持ちそうだ。
亮子ちゃんと最後の1本は一緒に走ろうって誘っていたけど、もう薄暗くなってきてるし・・・どうしよ
店長「皆さん、ごめんなさい。もう1本と、ショートコース1本追加してきます。1時間以上待たせるわけには行かないので先に阿武隈荘で風呂いってください。だからとりあえず、ここで解散とします!」
今から登るから17時は過ぎるだろう。
もう集中して下山する元気もない。
店長「亮子ちゃん、車で頂上で待っててもらえますか?」

当初の予定の正規コース7本、ショートコース4本は終わった。
計算通り獲得標高が足りない。もう1本ショートコース追加だ!!

なんか、全てを出し切った。
やり切った。

スタートから約12時間50分。
走行距離 223km
獲得標高 3815m
消費カロリー 6547㎉
体重増減 57.3㎏ → 56.4㎏

ついに富士山の標高を超える事が出来たんだ!
そんな死闘の中、先に阿武隈荘でお風呂にいったメンバーから若松さんの楽しそうな風呂上り牛乳画像が飛んでくる

達成感に溢れてるけど、
もうやらない!2度とやらない!本当にやらない。
この歳になって、肉体的な疲労はもちろん、精神的にも限界を超えるトレーニングをすることは出来たので大満足しました。
どうか、山の神様。僕達頑張ったんで富士ヒルレース当日の僕達が走るタイミングだけでいいので北北東の追い風6mで富士スバルライン2合目まで僕達を楽させて下さい。
翌日、渡部さんからプロテインドリンクの差し入れをいただきました。

筋肉こそ正義!
力こそパアー!
参加してくれた皆様。
今年も大変お疲れ様でした!去年、今年と、強烈に印象強いゴールデンウィークとなりました。
辛くて、辛くて、途中何度も「なんでこんな事」って思いましたけど、とても素敵な思い出が出来上がりました。
残り短い人生ですから楽しくいきましょう!でも、もう2度とやらね~よっ!
おしまい。
ヒルクライムランキング