===ここから後編です=====
==前編は読みおわりましたか?===
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2025’春だ3回目!ワラガイ祭り~後編~
白石蔵王駅近くのファミリーマートで朝食を済ませたワラガイRC御一行様。
いよいよ前半戦で懸念してる区間に突入となる。
6年前くらいに鎌先温泉に日帰り入浴のロングライドを実施したことあるので途中までは想像できるが、キツネ村の看板から先となる紫陽花ロードがどんなものか?
また風速4m予報も気になってはいたが今の所、気にならないレベルで走行できている。
丸森駅出発前にスズメバチエキスのTOPスピードを飲んでもらってたのが効いてるっぽい。
※これが冗談抜きで私も効くアイテム。疲れ方は変わらないし≪これは効いた~!≫っては成らないけど、
疲れた~ってところから垂れないで走れるのだ。これは凄いと思いますよ。

ここからは小原温泉まで下り区間と登り区間のアップダウンが待っている。
カーボンホイールの人達が多くなってきたので、ビビりな僕の下山速度だとホイールによろしくない気がするのでブラインドカーブに注意喚起をして各自のペースで下山にする。
長~く下ったと思ったら12%近くの長い登り区間を経て、また長~~い、握力が無くなるくらいまで長い坂を下ると小原温泉が見えてきた。皆も待っていてくれてた!
店長「もうすぐ、かつらの湯に到着です。2か月間のハードトレーニングの疲労をとりましょ~」
09時00分
受付のおじちゃんに挨拶をして入場料(大人200円)を支払う。
店長「今日は混んでますか?」
受付のおじちゃん「まだ、そんなんでもないよ」
店長「んじゃ、ノンビリさせてもらいます~。本当なら35分滞在予定ですが1時間近く入浴しても大丈夫です。それじゃ入りましょ~」
岩盤をくりぬかれた中に入ると、先客のお爺ちゃんがホースでお湯を冷ましながら入ってる。
店長「こんにちは~。お邪魔します~。おっ!水入れてたんですね」
お爺ちゃん「はい、こんにちは。水止めるかい?」
店長「いや、そのままで良いです。熱いとゆっくりお湯に浸かれないので」
飯坂温泉の鯖湖湯とか公衆浴場だと水を入れようものなら地元民に怒られるから入りづらいけど、肩までゆっくり浸かった方が気持ちいもんね。まだ3回しか来た事ないけれど、かつらの湯は素晴らしい


30分も入ると汗が止まらない。
受付横の自動販売機でグレープフルーツジュースを飲みつつ外気でクールダウン。
10時20分
次の目的地は山川屋菓子店。スケジュールより、まだまだ時間に余裕があるのでノンビリ走りながらも、あっという間で到着。


店長「ここで松坂峠で食べるオヤツを買います。時間が余ってるので、しっかり目に休憩取りましょう」
まだ汗が噴き出てくるという菅野さんと但野さんはガリガリ君も食べて体の芯からクールダウンしている。
10時45分
有名で名前は何度も聞いたことはあったが実際に来たのは初めて。天然記念物というのだからしっかり見ておかなきゃね。
材木岩を見学したり、氷室に入ったりと、やっぱりサイクリングはこういうのが良いよね。



10時57分
もう腹が減ってしょうがない。
カモ汁蕎麦を注文。

今回のロングライドの最大の目的地がここ「なごみ茶屋」なのだ。
10割蕎麦が食べ放題。
低GI食品の蕎麦を食べ放題って事は、腹いっぱい食べてもギリギリセーフ。
レース前の僕達にとって、これほど適切な食事は無いだろう。知らんけど。
しかも、ここで一番多く食べた人が、一年間≪KING OF SOMA≫の称号を手にし、1000万ワラガイの副賞まで手にするってんだから気合が入らないわけがない。

早速到着した蕎麦は20秒で無くなる。
1枚で半人前となる蕎麦券を2枚同時に渡して蕎麦を待つ。
斜め前に座ってる熊川さんは半分程食べたところで蕎麦券を提出。くそっ、待ち時間を考慮してるのか!
今回の顔ぶれを見ると、但野さん、熊川さんあたりがライバルとなるか・・・飯土井さんは最近小食って言ってるから食べないだろうし。
でも、但野さんは天盛り蕎麦を食べてる。天ぷらの油で途中胃もたれするはずだ。
となればライバルは熊川さんただ一人。
流れるように、喉の奥に消えてゆく蕎麦達。
それは七ヶ宿ダムから流れ落ちるダムホールなのか。
今日だけは、この蕎麦だけは負けられない。だって1000万ワラガイの副賞を渡したら御小遣いが無くなっちゃうんだ。
胃が満腹を覚える前に飲み込むんだ。
が、斜め前の漢が、蕎麦に白い結晶を振りかけて食べ始めてるではないか!!!
熊川さん「蕎麦を塩で食べるのもありですね」
なんだというのだ。
蕎麦ツユすら省いて少しでも多くの蕎麦を食べようという姿はまさにフードファイター。
でも2人前のオカワリを食べたあたりで「実は小食なんであまり食べれないんですよね~」と。戦慄が走る。
熊川さんがオカワリするか悩んでる隙に3回目のオカワリに挑む店長。
目が霞んできた。隣では「そんなに食べて大丈夫なの?」と亮子ちゃんも応援している。

そして店長4人前、熊川さん3人前の蕎麦を食べ切り死闘を終える事となった。
4月ロングライドからずっと蕎麦の口になってた僕が負けるはずがない。
KING OF SOMAの称号と、1000万ワラガイは死守することができたのだ。
おしまい。
ではなく、
10分程の食後休憩をしたら次は満蔵稲荷の逆走がはじまる。
店長「じゃ、ここから満蔵稲荷あたりまでずっと登り坂になります。小坂峠の下りが危ないので頂上で待たずに各自降りててください。降り切った所の広場で待っててくださいね~。しゅっぱ~つ」
メンバー「お~~!」
ペダルを踏むたびに胃の中で蕎麦が動く感じがする。
でも亮子ちゃんに合わせたペーシングなのでなんとかなるだろうか。
途中12%の登坂区間で吐きそうになるが耐え忍ぶ。

菅野さん、若松さんに後ろから応援されながら亮子ちゃんも満蔵稲荷をクリア!
下山は全員に先に行ってもらい亮子ちゃんの握力が不安だったので何度か休憩を挟んで降りていくが、
いくら降りても誰もいない。
店長「誰もいないね~。国見の道の駅にでも行ったかな?」
去年のルートを同じようにクレープ屋の近くを通って、国見の道の駅を横切るも自転車スタンドには誰もいない。
店長「う~ん。どうしよ。もうちょっとだけ先にいってみるね」
田んぼ道に行っても見渡す限りの場所には誰もいない。
スマホを確認すると若松さんから着信がある。連絡をとると藤田病院で待機してたとのことで
国見の道の駅で無事に合流。良かった良かった。
が、
合流に時間がかかった為、余裕でみていた希望の森公園駅 13時30分発の阿武隈急行線の時間が迫ってきている。
むむむ、厳しいか。でも4月時点で想定してた時間にそんなに変わらないかも。しかも追い風・・・行けるか!
疲労困憊ぎみの亮子ちゃんにムチ打って時速30kmオーバーの巡行開始。
亮子ちゃん「はぁはぁ無理だよ。梁川までまだまだでしょ」
店長「大丈夫だって。このスピードなら間に合うはず」
13時25分
梁川希望の森公園駅到着。
ほらね! これに乗り遅れたら1時間待ちだもんね。


そして本日の自転車部門のメインイベント。松坂峠PWR3.6倍 維持練習会。

非常に厳しいものがあったが近しいところまで頑張れた。
本当は頂上で山川屋菓子店のお菓子を食べる予定でしたが、ブヨが多いのと熱中症になりそう~っていうので早々に不動尊キャンプ場へ移動することに。
地獄のメリーゴーランドでは寒くて飲まなかった、はちみつレモネードソーダを飲みながら、一口ようかんを食べるんだもんね。



松坂峠を下りだし筆甫の駐在所に差し掛かると、練習会の記憶が蘇り悪寒が走る。
他の人達も同様で早くこの道を終わらせようとスピードを上げて走り出す。
不動尊キャンプ場に到着すると阿武隈急行線で先回りしてた飯土井さんと亮子ちゃんと合流し念願のはちみつレモネードソーダ。

鹿狼山市場で解散式を行い鈴宇峠経由で帰宅となりました。
総走行距離 144.38km
獲得標高 2287m
今回も頑張ったよ~!
阿武隈急行線を使えば比較的楽なサイクリングで素晴らしく良いコースになりました。
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